2014/10/28

1泊1kg増??

数ヶ月ぶりの日本帰国。
さらに2年ぶりに、今年96歳になる祖母を連れて、母とおばと4人で温泉に出かけた。


急遽予定が入ったことと、紅葉のシーズンも重なって、やっと見つかったのが1泊分だけ。
1泊だけじゃ、かえって疲れちゃうだけかなぁ。せわしないかなぁ。なんて、迷ったりもしたけれど、まぁ、それでもせっかくだから、ということで出かけることに。

祖母の住む埼玉の町から一番近いところ、という条件で、水上温泉へ。
ここなら車で2時間前後、あるいは、電車でも1度の乗換えで済む。


2年前には、同じ水上へ車で送っていってもらったのだけれど、今回は「泊まりもしないのに、おじに送迎を頼むのは酷だ」ということで、とりあえず行きは電車で・・・。
さらに2年前の宿は、何もかも言うことはないのに、食事だけがちょっぴり納得のいかない味だったので、宿を探す時点から父に「ご飯のおいしいところね」という条件で探してもらった。


だって・・・ご飯さえおいしければすべてよし、というスタイルの私にとって、ご飯以外はすべて申し分ない、と言われても魅力は半減・・・いや半分以下になる。
まぁ、インターネットで探しているのに、ご飯がおいしくなくちゃいやだ、という条件は父だって困ったと思うけれど・・・。


が、結果的には大満足。


山の幸だけかと思いきや、おつくりもおいしく、デザートまで甘すぎずに、最後までおいしくいただけた。


さて。
温泉街の宿に来ているのだから、日に2度も3度もお湯につかる。うれしいことに部屋にまで露天風呂が付いていたので、心置きなくお湯につかる。
のびのび、と。
だらだら、と。
お湯につかっているとき以外には、何をするでもなく、ごろごろと部屋で本を読んだり・・・。足元がおぼつかない祖母がめんどくさがるので、庭を散歩さえしない・・・。親子3代で暇だから口げんかすら始まる・・・。
なんという、ぐうたら旅行。


二日目の朝。
朝から共同の露天風呂に入って、脱衣所にあったマッサージ機かなんかで、さらに心身ともにだらけきる。
何にもしてないし、な~んにも考えていないもんだから、宿やお風呂にある設備なんかも気になって、ちょっといじってみたりもする。

あ、体重計。しかも、なんか昔、保健室にあったのみたいにはかりの目盛りが目の前にある形。
なつかしいじゃ~ん、なんて、乗っかってみる・・・。


あれ?ちょっと、ちょっと。
この体重計・・・私の体重よりも多く表示してない?
昨日家で測ったときよりも1kg以上多いよ。


いや、もちろん、私の乗っている体重計が私の体重以上の数字を表示するわけもなく、それはやっぱり私の体重。
後ろから、母が足でも乗っけてるんじゃないかと、振り返ってみたけれど・・・違う。母は足の届きそうなところにはいない。


ええ~、おいしいものを食べて、ちょっと・・・いや、本当にちょっぴりだけ、だらだらしただけで、1kg増ですか?
なんか理不尽・・・な、気が・・・。


1泊1kg??

うちにいたって、特に何かエクセサイズをしているわけでもないし、ジムなんかに通ってるわけでもない。ドイツで始めたジョギングだって、3日坊主ではなかったけど、とっくの昔に日常の習慣からは消え去ってる。
要はうちにいて、家事はしているけれどそれ以上の運動はしていないということ。
で、1泊旅行に来て、1日、いや、半日家事をしなかっただけで1kgも増えちゃうの??


特に自分の体重を意識して暮らしているわけじゃない。半年間太り、半年間やせるというサイクルになっているので、働いていないときには、常に徐々に増え続けていくのが私の体重の自然な状態。
だけど。
だけど、1日で1kgはっきりと増えているっていうのは、やっぱり気になる。
どういうこと。家事って、そんなにエネルギーを消費してるの、実は??


まぁ、家事の運動量が多いかどうかは別として、温泉旅行というのは1泊に付き1kg増くらいに考えておいたほうがいいんだろうか。
まさか、5日で5kgということはないだろうけれど、おいしいものをたらふく食べて、何もしないでごろごろしているとこういうことになるのだ、きっと。


実際に増えた体重よりも、1日で1kg増やすことができるのだ、というところにショックを受けた今回の発見。
毎日している家事だって、馬鹿にならない運動量なんだろうな、と再発見でした。