2010/05/31

Salzbraten ~おいしい話~

いや、早速というか、なんというか。
私の来ないうちに、お肉をオーブンで料理する方法を沢山調べていたらしく、今年初のドイツの週末に私はキッチンでWolleの横で座って見ていることになった。

なんとまぁ、前日からお肉に好物のポルト・ワインを注射して仕込んで。

ちなみに注射器は看護婦さんのお義姉さんに頼んで手に入れた。
どれくらい入れていいのか、はてはどれくらい入れられるものなのかさっぱりわからず、結局は注射器2本分のポルト・ワインを注入。
ハーブと塩の混じったマリネ用の塩をお肉の上部にかけておく。
そして一晩冷蔵庫で寝かせた・・・。

翌日メインの食事のお昼に合わせて、朝から冷蔵庫のお肉を取り出す。
オーブンのお皿の上にまずは塩を振る。「塩を振る」っていうよりも塩を「盛る」っていったほうが正しそうな量。お肉の周りに塩で土手を造る。そして、お肉の乗る部分にも少々・・・じゃなくて塩を敷く。
このソースは、マスタードと蜂蜜を混ぜたもの。つぶしたにんにくも香り付けに入ってる。
このソースはバーベキューでお肉をマリネにするときにもよく使われてるのを見かける。マスタードも蜂蜜も、日本の家庭料理ではそれほど調理に使うものじゃないから、ちょっぴり想像しにくい。でも、お肉とよく合うんだ、これが。
これを、お肉の上部に塗る・・・というか乗せる。
お肉全体をこのソースでマリネートするんだと思ってたら違った。オーブンだからでしょうか?
これがオーブンに入れる直前の状態。出来上がりのお肉は少し小さくなります。この写真だとすごくボリュームがあるけどね。

ちなみにお肉は豚の肩ロース辺りだと思う。「豚の首」って言ってたから。
上に塗ってある蜂蜜が焦げてしまわないように、アルミニウム・ホイルでカバーしてあげる。
オープンに入れておくのは約2時間。200℃で1時間、そして150度で1時間。
最後にオーブンの温度を再度上げて、アルミの覆いを取り、少しだけ表面がかりっとするようにする。

じゃじゃ~ん。
できました~。
一回り小さくなった代わりに、お肉はすごくおいしそうになった。
見てみて。
こんなにおいしそう~。
ナイフを入れるそばから肉汁がぁ~、たれるぅ~。
こういうお肉はポテトがすごく合う。特に味を強くつけてないポテトが最高。


Wolleさん、ごちそうさまでした。

2010/05/29

意外な取り合わせ ~おいしい話~

おとといの夜、Wolleの友達がうちに飲みに来た。
毎週木曜日に集まるメンバーで、平日にもかかわらず日付が変わってもまだ飲んでる。

この日、私はまだ前日にドイツに着いたばっかりで、私が好きな食べ物や細かいものを買い揃える前。
彼らはおつまみなんていらなくて、普段はただ延々飲み続ける。でも、私にとっては何か飲むにはなんかしらおつまみを用意したいところ。
そこで、日本を出る直前に空港なんかで用意したあられや小さなものをテーブルに並べた。
その中にあったのが、たくあん。

彼らがいつも木曜日に決まって飲むのがポルト・ワイン。
数年前にポルトガルに行って、3人ともが気に入ってそれから毎週のイベントになったみたい。

そのポルト・ワイン。私は少しでも飲みすぎると翌日頭が痛くなる。でも、飲んでるときはすごくおいしい。普通のワインよりも濃くて、少し甘い。その濃厚な味は普通のワインとは全く違う飲み心地。

で、その夜気がついたこと。
そのポルト・ワインとたくあんがすごく合う。

そんなことを思っていたのは私だけかと思ってたら、Wolleも隣で同じようにたくあんとポルト・ワインを口にしてる。
「これ、合うね。」
って、いいながら。

これは今まで想像もしなかったいい組み合わせ。まぁ、そんなものが同じテーブルに並んでること自体がまれだと思うけど。
たくあんはドイツで見つけるのはそんなに簡単じゃないと思うから、たまにしか口にできない組み合わせだと思うけど。

2010/05/27

ドイツに到着

いやいや、随分書くのをおさぼりしました。
昨夜、ドイツに到着。
コペンハーゲンまでの11時間フライトは、長かった・・・。機内は乾燥してるし、なんだかすごく眠いし寒い・・・なんて思ってたらコペンハーゲンの空港で咳が出始め・・・。
今ちょっと風邪を引きかけてる気がする。久しぶりに風邪なんか引いちゃったので今日はゆっくり寝ようかな。
なんて言ってると時差ぼけがなかなか治らないので、あったかくして起きました。

とりあえず持ってきた荷物・・・ほとんどが食料なんだけど・・・を開いて整理しま~す。

2010/05/09

母の日

母の日に花屋さんへカーネーションを買いに行った。
せっかく母の日だから、カーネーションだけの花束にしよう、なんて最初から思って、赤いカーネーションとカスミソウだけの豪華とも豪華でないともつかない花束を注文。

さすが母の日だけあって店内は混み合ってる。
で、そこへ小学校低学年かと思われる女の子がきょろきょろしながら入ってきた。しばらくもじもじしていると、手の空いた店員さんが声をかける。
ふたりは何事か言葉を交わし、店員さんはにっこりとして女の子から離れる。そのときに慌てたように女の子が店員さんに何か手渡すのが見えた。手作りのカードだ。
女の子は慣れない場所にいるせいか、とても恥ずかしそうに柱の陰に隠れるようにして花束が出来上がるのを待っていた。

私が注文した花束はちょっと大きめで、造るのに時間がかかっている。

しばらくすると女の子が注文した花束が出来上がった。
カーネーション2本のとても簡素な花束。そこに先ほどのカードが見え隠れしている。
女の子は小さなピンクのかばんから、これまた小さなピンクのお財布を出して小銭を数えてお金を払う。そして、さっきよりももっと恥ずかしそうに小さな声で「ありがとうございます」と店員さんにいい、早足で、でもうれしそうに店を出て行った。

彼女の作ってもらった花束は、私が今作ってもらっている大きな花束よりもずっとずっと価値があるような気がして、私は自分で頼んだ花束が少し恥ずかしくなった。
歳を取って、お金を払うことによって手に入れられる高価なものよりも、もっとずっと大切なものがあることを見せてもらったような気がする。


店では複雑な思いをした私の花束を、母はとても喜び、今まで孫の写真だった母の携帯の待ち受け画面はカーネーションの花束に代わった。
「赤い花ってすてきね」だって。
って、ことは私の花束もそれほど捨てたもんじゃなかったのかな・・・。
ありがとうお母さん。

2010/05/02

同窓会・・・?

昨夜、高校の頃の同窓会に行ってきた。
いや・・同窓会って言うんだろうか。毎年5月に仲のいい何人かで集まってたらしいんだけど、いつの間にかばらばらと部活、あるいはその友達・・・なんていう風に広がっていったみたい。
私は去年初めて顔を出して、そして今年も呼んでもらった。
元々が理系の仲間で集まりだしたせいか、男の子ばっかりなんだけど、その中には私が浪人まで一緒にした仲間もいてすごく楽しかった。

卒業して15年も経つから、みんなそこそこいいおじさんになっていて、それはそれで面白い。まぁ、みんなから見れば私は「いいおばさん」になっているであろうことは、想像がつくけどね。

日本に帰ってきてからそれほど出かけてないことも手伝って、なんだかすご~く楽しかったぞ!!しかも今回は文系の同じクラスだった子も来てた・・・子、じゃないか、もう・・・。

来年もいけるといいなぁ。

みんな~、これ読んだらコメント入れてね~。