2008/10/27

コンピューター

島でコンピューターに問題が起きると大変だ。
コンピューターに詳しい友達を持っていればまだいい。
しかも私のコンピューターは日本語版の、Wolleのコンピューターにはドイツ語版のWindowsが入っている。私たちはコンピューターにまったく詳しくないので、手を貸してくれる友達にそれを訳すのすら一苦労だ。

今の私の問題は、ビデオの編集用ソフトウェア。
ある日突然エンコードできなくなった。18分のムービーが3.5Gほど必要に、、、、。
そこで他のビデオグラファーに聞いて歩いたところ、皆、私とは違うソフトウェアを使っている。あれこれはなしをした末、私もその同じソフトウェアを使ってみることにした。
そしてもともとのソフトウェアは特別なとき用に、、、。いずれにしてもエンコード用のソフトウェアが必要なんだけど、それもまたソフトウェアに詳しい友達に頼んだ。

今日、ワイヤレスのつながりのいいバーに行った。
そこでまた問題が、、、。
Wolleのコンピューターがつながるのを嫌がっている。
どうしてなのかはわからないけれど、Gatewayの数字が違っていて、、それを修正してもだめ。オーナーも来て、一緒にみたけれどだめ。

コンピューターってすごく便利で今では生活に欠かせないもののひとつ。
だけど、何かが問題になったときに、私にとってこれほど頭の痛いものはない。
特に最近コンピューターをVistaに変えた私としては、強力なアスピリンだって効かないほどの頭痛の種をもたらしてくれる。

Music in my computer

最近時間を見つけてビデオに使えそうな音楽をリストの中から探している。
私のコンピューターに入っているのは、Marioがくれた音楽と、Yuta、Luisのくれたもの、そして自分自身のコレクション。

Marioは特に、ビデオ用に集めている音楽が多いから、まずそれからチェックしている。

イントロの部分から、最後まで、通してリアルタイムで聞いていたら、何日あってもきりがないほどたくさんの曲が入っている。

ひとつづつ聞いていて思う。

音楽って想像以上にさまざまだ。
今まで私が聴いていた音楽なんて、ビーチの砂の一握りに位にしかならないんじゃないかと思う。
イントロから、中盤に差し掛かるまでにすでに曲調が変わるもの。
最初のペースのまま5分も続くもの。
歌詞が印象的なもの。
何を言っているのか内容がさっぱりわからないけど印象的なもの。

思わず目を閉じてしまうような壮大なものから、耳に打撃を与えそうなものまで。

いままでこんなに集中的にいくつもの音楽を聴いたことはなかったと思う。気に入った音楽だけを自分の周りに配置して、それを飽きるほど聞くことで満足していた。
それが、他人のコレクションを見て、これほど音楽のバリエーションが多いのかと、正直言って驚愕してている。

でもきっと誰でも同じで、個々の趣味があり、似たイメージの曲が集めてある。

私のコレクションを聞いた人はどんな風に感じるんだろう。きっと、「あ、この人それほど音楽に傾倒していないな。」って、すぐにばれると思う。
だって私の持っている音楽、どれも似たり寄ったりだもん。

でも、どんな曲もそれなりに美しさや、エンターテイメント性があって、人間の感性が創り出すものの限界の、どれほど広いことかを感じる。
「あんな曲はだめだ。」とか、「あの曲はつまらない。」なんて私には決して言えない。

だってそんな曲でも私には作り出すことなんてできないから。

今日、Marioのコレクションの中から、私のとってまれに感じる曲を見つけた。
ブルガリアの伝統的な曲調の音楽。
聴いたら鳥肌が立つような澄み切った声が重なっていて、ひとつの音を創っている。それがボリュームも変えないのに、波のように耳のどこかを行ったり来たりする。
目を閉じていたらめまいすら感じそうなその曲に、私はひどく動揺し、人間の持つ創造力とそしてそれを感じ取る感性に衝撃を受けた。

こんな風に1曲1曲聴いていたら、きっとどれだけ時間があってもチェックするのに時間が足りなさそうなので、できるだけイントロを聞いた時点で判断するようにしている。
でもそれもとても難しくて。曲の最初と最後がまったく違う印象のものもたくさんある。

ゆっくりリストを増やしていくことにしようと思う。
少なくとも私の音楽に関する感性は、ほかの人と比べていいとは思えないから。
今いいと思う曲だけを今集めて、ほかをさらうのは後日でも遅くない。映像を編集するときに必要なだけの音楽を今回は集めることにする。

2008/10/26

大雨

おとといの夕方から雨が降り出した。
その日は昼ごろも降ってたんだけど、一旦やんで再度。

雨が小降りになったときを見計らってバンガローからダウンタウンに出た。
それが途中、まだ丘を降りたばっかり位から、雨脚が強くなって、次の角に着くころには全身びしょぬれ。
仕方がないから、服部さんのお店で雨宿りをすることに。
まあまあと、ビールなんか飲みながら雨がやむのを待つ。

普段シャワーのような雨は長くても数十分で止む。
ところがその日はまったく止まず、雨脚はきもーち弱くなったかと思ったら、またすぐ強くなる。

Wolleが10時にお客さんと会うっていう約束のバーまで行くつもりでいたのが、気づくともう10時近く。
もう、ダウンタウンまで出るのはあきらめて、とにかく雨の弱くなるのを待った。

とにかくバンガローまで戻りたい。
結局Wolleが先に戻ってきて、一緒に雨宿り。また、少しビールの本数を増やしながら時間が過ぎた。

もう、これ以上待てないというところまで待って、仕方がないから二人でバンガローへ帰る。

すると、バンガローの中にも水溜りが、、、。
何で部屋の中に??
って、雨漏りに決まってるんだけど、それがコンピューターにすごく近くて飛び上がった。
ラッキーなことに、今日たまたまいつもと少しだけずれた位置にコンピューターがあったからよかったけど、これが普段どおりの場所だったら、ピンポイントだった。

この雨が一晩中続き、雨漏りはどんどんひどくなり、部屋の中のバケツやボウルの数は増えていき、そして翌朝、私たちは朝一でシャワーの中をダウンタウンに降りていき、フィッシングトリップをキャンセルした。
残念だけど、この雨と風の中1日ボートは出せないと判断したのだ。

その日は1日バンガローのバルコニーで過ごした。
ちなみに昼過ぎ、雨が少しだけ止んだときに、リゾートのスタッフが屋根を修理に来てくれた。
タイにいるにしては驚くほど迅速な処置だ。いつも何か頼むと、「Later」って言われて放置されるのに。

彼らによると、バンガローのすぐ後ろにあるパームツリーから落ちるココナツが屋根の番えてある部分をへこませて、そこの隙間から雨が入ったんだとか言うけど、本当かしら、、、。
スタッフはいくつかココナツを落としていってくれて、ひとつおすそ分けをもらった。
おいしかったので許す。

私は普段ローシーズンに島にいないので、あまり雨を経験しない。
久しぶりの大雨にびっくりした。

これからコンピューターは部屋の隅っこか、プラスチックボックスの中に入れておくことにする。

2008/10/23

Electric Blue

Bog Game Fishingのボート、Elecric Blueがドライドッグから出た。
ハイシーズンの初めに毎年ドライドックに入り、修理と塗りなおしをする。

今年はほぼ2週間かかった。
でも、その期間中ひどい天気の日が少なかったから、予定通り。





久しぶりに海で見るボートは、気持ちよさそう。

すでに、デイとリップの予約が入っている。
今年も忙しくなりそう、、、。

2008/10/17

ドミのおじさん

ドミトリーに、すでに1週間以上、そして全部で22泊するというおじさんがいる。
アメリカ人。名前は知らない。
はじめに私が到着したときに、電気のスイッチを一緒に探してくれたおじさんだ。

私が早い夕食を済ませてドミに戻ると、おじさんがドミのド真ん中でヘッドフォンをして大の字になっていた。
Helloって言ってみたけど、聞こえないよね。ヘッドフォンしてるんだから。

私は、今古本屋でゴリオシで借りてきた本を読み始める。明日中に返すって約束したから。

少しするとおじさんがバルコニーに出てきた。
「Do you speak good English??」
は??なんじゃい、その質問は。
あなたにとってGoodかどうかわかんないけど、普通に話すよ。っていうと、とたんにすごい勢いで話し始めた。
どうやら話し相手がほしかったらしい。

どうも少しにおうなーと思っていたんだけど、やっぱりそうだった。
このおじさんベジタリアンで、インド、ヨガ系かぶれというか、そういう人だ。
こんな風にくくってしまうと語弊があると思うんだけど、欧米人で長くバックパッカーをしていると、そういうものにはまってしまう人が結構いるみたい。

前回ペナンに来たときにも、この同じドミでオーストラリア人のそういうおじさんに捕まった。
そんなに悪い人たちではない。
若い子達みたいに飲んで騒いでうるさくもしないし、下心があるわけではないし。
ただ。
本当にただ、ただ話がしたいのだ。
それはよくわかる。
でもたいてい、その話が長ーーいんだよね、これが。
そして自分の追いかけているものがどれほどすばらしいかを延々話してくれる。

私はそんなに暇そうに見えるんだろうか。
それとも私が時々質問なんかをはさむからだろうか。
私、それほど聞き上手じゃないと思うんだけどなぁ。


おじさんは今Ammaという女性にはまっている。私は知らなかったのだが、世界的に有名な人らしい。

世界にはSpecial Masterといわれる人たちが64人いるらしい。彼らは何でもわかっているという。どうもなんか輪廻転生とかそういう話っぽい。何か宗教かなんかのレベルがとても高い人たちで、何度も生まれ変わったりしないと、その地位までいけないとか何とか、、、。
Amma女史もその一人だ。

他には誰がそういう人なの?
おじさんは数え始める。
先年亡くなったポープ、、、日本語でなんていうんだっけか。故レーガン大統領。Amma。
そしてマレーシアにAya・・・とか何とかいう人。(名前忘れました。ごめんなさい)
ひとりはシリアのどこか。もうひとり、インドのヒマラヤ地域に。
そして、マイケル・ジャクソン。

マイケル・ジャクソン?????

思わず噴出しそうになるのをこらえる。
だっておじさん、大マジメな顔してるから。

でも、マイケル・ジャクソンって、、、。
ひとりとんでもない名前が出てきただけで、おじさんが本気なのかそうじゃないのかわからなくなる。

おじさんはタイの王様もそのひとりではないかと疑っているらしい。
サイババは直接尋ねにいって、違ったそうだ。

Amma女史の話をたくさんしてくれる。来月彼女がLAに行くので、おじさんも地元のLAに帰らなければいけない。


こういう話は確かに私にとって珍しい話で、興味深い部分もある。
でもたいていは最後、イミフメイになって終わる。
だって、彼らの見ている世界は、私の見ている世界とあまりに違うから。


以前、ボーイフレンドに火星人がいた。
「僕は火星から、地球を救いに来たんだ。」
って言うから、
「私はヴィーナスから地球にホリデーに来たの。」
って言ったら、あんまりにも悲しそうな目をするので信じてあげることにした。
でも彼は当時まだ、地球を救う方法がみつからず悩んでいた。

彼も陰陽とかメディテーションとかに詳しく、たいていは私にとってチンプンカンプンだった。
私が理解しない(できない)ことをことのほか憂い、私ががんばってようやく小さな話に「なるほど」とうなずくと輝くような笑顔を見せる。

私が赤色を陽だと覚えたのに、ジャガイモが陰か陽かどっちかわからなくなることが、彼にとっては理解しがたかったようだ。
私だって、
「じゃあ、カメラはどっちなんだー!!」
って聞き返したかったけど、議論をしても何の役にも立たないとこは何度も経験済みだったので無駄なことはしないでいた。


彼らは私と同じ世界にいながら、まったく違う世界を見、生きている気がする。
話を聞いてくれる人がいると懸命に彼らの世界で見えるものの話をしてくれる。
ただ、あんまりにも唐突にそういう話を始めるので、たいていの人は敬遠するだろう。

最初にこう言ってくれればいいのだ。
「僕は君と同じだけど、違う世界を生きてる。その話をしよう。」
って。
そうしたら少なくとも少しは耳を傾ける人も増えるんじゃないだろうか。


今回と前回とこのドミで出会ったおじさんたちと、私のボーイフレンドだった火星人にも共通して言えることがある。
それは自然が減っていくこと、地球が汚染されていくことをとてもとても悲しんでいる。そして自分も含めて、愛する人がそれによって傷つくことをとても恐れている。

そして不思議と、自分の世界についてたくさん話をしてくれるけど、決してそれを、例えばベジタリアンになることを強要しない。

私は個人的に、
「私、ベジタリアンなの。だからとてもヘルシーよ。」
みたいな事を言いながら、インスタントラーメンを食べ、
「あなたもベジタリアンになるべきよ。肉なんて汚らわしい。」
と、私がバーガーをプクつく前で言うような人があまり好きではない。

もしかしたら、だからこういうキミョーなおじさんたちが嫌いじゃないのかもしれない。

ペナンの街角

さてさてビザを申請して、ピピに戻るまで中2日。
その2日をどうするか毎回悩むところ。
大体ペナンにはビザのためにしか来たことないから何があるのかよく知らない。私にとってのペナンはインド料理とラーメンがおいしいところ。
一般的にはっショッピングっていうけど、私はプーケットで用は足りてる。

でも1日ドミでゴロゴロするよりも町に出てみよう。
早々、そういえば、壊れたサングラスのねじがプーケットではみつからなかった。このサングラスは去年ペナンで買ったものだから同じ店に行けばきっとあるでしょう。
よし、今日はショッピングセンターへ。
昨夜エージェンシーでもらった地図を広げてみる。

宿はリトルインディア。で、ショッピングセンターは?
あれ?どこだっけ?

開いた地図には、歴史的観光場所とか書いてあって、ショッピングセンターなんて載ってない。しかも私はそのショッピングセンターの名前を知らない。
ただいつも、なんとなくどうにかしてそこに行ってるだけ。
記憶をたどると、、、なんとなくリトルインディアの北西側だったような気がする。

宿を出て、大体の見当で曲がって、しばらく歩いて、不安になりかけるころに見えてくる。そんな感じだった記憶がある。

てくてく行くうちに大通りへ。
と、目に入ったのは、「手相・顔相占い」の店。そういえばこのおばちゃんのことどっかで読んだことがあるぞ。
どうせ時間をもてあましているんだからちょっとのぞいてみた。
「何見てくれるの?」てきくと、「手と顔。現在と未来。」
おぉ。なんてシンプルな答え。
顔なんて見てもらったことないから面白いかも。
結局見てもらうことにする。

まず手。
女性は右手が現在で、左手が未来なんだって。

右手。
長生きする。やさしい。頭脳がいい。どれもたいていは誰にでも言いそうなことをいくつか言ってくれる。
と、急に結婚の話になる。
なになに??
「結婚したことあるか?」  
ない。  
「それはよかった。あなたの若いときの結婚はうまくいかないはず。少なくとも28歳以上でないと。」   
はぁ。でも私28はとっくに過ぎてるんだけどなぁ。
「今ボーイフレンドはいるか?」
いるいる。
「その人とは長い間一緒にいることになるはず。」
え?なに? 
「それって結婚ってこと?」
って、思わず聞くと、「いい時期だよ」って。

うひぇー。
そんなに簡単に言うなー。

しかも「それに関して、決定するのはあなただ。」だって。

なにそれ。それって私がプロポーズしなくちゃいけないってこと?
普通ポロポーズって男性がするもんでしょ?
なんだよ、それー。

「しかも、子供を、4人か5人産むでしょう。」って。
この時代に4人も5人も生むかなぁ。
でもそれはおばちゃんにとってとてもよいことらしく、とてもうれしそうににっこり。
今から4人も5人も産んでたら、末っ子が大きくなるころ、私めちゃくちゃおばあちゃんじゃん。
授業参観に「おばあちゃんが来たの?」っていう、あのありきたりのジョークも本物だったら面白くない。

そして、次は私の仕事に関して。
「あまりうまくいっているとはいえませんね。」だってー。
「今あまりお金もってないでしょう?」 おぉ!!ビンゴ!!
どうして人の財布の中まででわかるんだ!もしかして、はじめに値段を聞いたから??


さてさて、左手の未来。
「40歳~42歳くらいで少し大変な時期がありますね。長生きするけど、途中で病気があるでしょう。」
あぁ。病気するくらいなら長生きしなくてもいいんだけどなぁ。
毎日注射なんてやだもん。

最後になぜか指の長さを比べている。
右手の人差し指が薬指よりも短い。そんなこと初めて気づいたぞ。
「人間関係を友人と自分とイコールにするために、人差し指のつめを伸ばしたほうがいいね。」
要するに二つの指の長さを同じにしたほうがいいらしい。でもつめ伸ばすくらいで変わるものなの?
でもだから中国人のおじさんとか1本だけつめが長かったりするのかな。


そして今度は顔。
「うぅーん。とってもいいおでこをしてる。」
おでこかー。そんなところをほめられたのは初めてかも。
「そしてあなたは本当に心が優しいね。」

さっきも言われるし、こういう占いとかでよく言われるけど、私はそれほど優しくない。
こういう人たちは、人に「あなたは優しい」って言って暗示にかけて、少しづつ世界平和を目指しているんじゃないだろうか。
占い師の人たちこそヒッピー、ミス・ユニバースに次いで、実は隠れてLove & Peaceをモットーにしているとか・・・・。

細かいところは、おばさんの英語力のせいでうまく言えないらしく、よいことは「よい」だけですんでしまうので、何がどうよいのかよく分からないけど、まぁ、悪くなければいい。

もしかしたらこういうのは、一人じゃなくて誰かと一緒に行くと比較できて面白いのかも。


その後は迷い迷い、でもちゃんとショッピングセンターへたどり着いた。
方角はリトルインディアの南西あたりでした。

ペナン行き

ビザランをするのに、島が比較的暇になるフルムーン近くを選んだ。
聞くところによると、ビザの取得は去年よりもゆるくなっているらしい。去年ペナンに行ったから、今年は違うところに出たほうがいいかな、と思ってコタバルあたりを考えていたんだけど、それを聞いてやっぱり楽なペナンにすることにした。

初日モーニングフェリーでクラビへ。
クラビからミニバスに乗り換え。

ミニバスというと、いつも憂鬱になるのが席。
バスはいわゆる大型バンなんだけど、普通に考えるとどう見ても運転席+10人乗り。でもたいていお客は11人。そしてたいてい、一番からだの小さい私は、運転席と助手席の間に入れられる。
でもそこって、二つの席の間のクッションで、席としてのくぼみがあるわけじゃない。もちろんヘッドリストも無い。
これって席じゃないじゃん!!!
って、いつも思うんだけど、グループを見回して、私以外にそこに入りそうな人はたいていいない。

1~2時間ならいい。あるいは仲良しが隣に座っていてくれればいい。
一人でそこで、何かにつかまりながら6~8時間っていうのはヒジョーにつらい。

ところが今回はなぜか後部へ回され、ラクチンにいられた。
もしかしたら、安くバスに乗っているタイ人が多かったからかなぁ。

ハジャイでミニバスを乗り換え、マレーシアボーダーへ。
午後8時、マレー時間9時、問題なくペナン、ジョージタウンへ。

チュリアストリートで下ろしてもらうと、まずはビザを頼みにトラベルエージェンシーへ。
ビザが取れないとなると本当に困ってしまうので、私はいつも、値段は気持ち高めだけど、より安全な中華系のエージェンシーに頼む。
安い方だって大丈夫っていう人はもちろんいるけど、万が一タイに戻れなくなったら一大事だから。

手続きをすませて宿へ。


おっと。その前に。
エージェンシーと宿の間に、夜だけ中華系の屋台が並ぶところがある。
ここの辺のラーメンがすばらしくおいしい。
それがタイで限られた食生活をしているせいなのか、本当においしいのかは正直言ってさっぱりわからない、
でもおいしいければいいのだ。


しっかり縮れた、腰のある細麺が、何のだしか分からないスープに浸かっている。その上に、ちょっとお肉と、揚げワンタン、そして唐辛子かしし唐かなんかの、むしろメキシコでよく食べたようなピリッとしたピクルスがのっている。
メニューは2種類。スープの入っているのと、入っていないの。
入っていないといっても味はしっかりついている。しかも私にとって嬉しいことにスモールサイズもある。


そして、待っている間には、飲み物専門のほかの屋台のおじさんが「何か飲む?」なんて聞きにきてくれる。
一人できている人もたくさんいるので、そんな人が快く「ここあいてるよ」なんて、言ってくれたりして、もう、言う事なし。
お代は全部で3,5Rm(100円ちょっと位)。

おなかも気分もご機嫌で宿へ向かう。

ペナンにはじめて来たときから毎回泊まっているゴールデンプラザ。
リトルインディアのすみっこにある。
とっても素敵な宿とは逆立ちしたって言えないけれど、勝手を知っているというだけで十分快適。

フロントのおばさんの笑顔を私は一度も見たことがないけど、それでも嫌な思いをしたことは一度もない。
いつものようにドミトリーを頼んで、シーツと枕カバーをもらう。
ドミトリーに上がっていくと、あれ、真っ暗だ。
バルコニーでごそごそしてる影がある。
「こんばんは。電気つけていいですか?」って聞くと、ちょっとびっくりした様子。
「僕はここに1週間いるけど、電気ついてるの見たことないから、どこでつけるんだろうね」だって。
そして一緒にスイッチを探してくれながら、「日本人だね。でも英語をしゃべる。」と、一人でぶつぶつ。

早速出た!ドミによくいる、独り言のように話しかけてくれるヘンなおやじ。でも失礼じゃないだけまし。

適当にベッドを決めてバルコニーに出ると、早速おじさんは話し出す。
話によると、今日でおじさんはここに1週間いる。全部で22泊する。1週間いて、今日、もう一人のイギリス人の男の子と私が初めて同室。おじさんは疲れているので寝るといってすぐにベッドに引っ込んでしまった。

で、ということは私がここにいる3泊、このおじさんはいるって事よね。
仲良くしましょう。

私は、半日バスの中で寝ていたにもかかわらずすぐに寝た。
翌日、明け方ごろイギリス人の男の子が部屋を出て行くかすかな音が聞こえた。

2008/10/12

パーティータイム



久しぶりになんだか楽しいパーティーがありましたー。
パーティーの趣旨が特にあったわけじゃないんだけど、店が終わったあと、突然始まった。

私はOiとその前からゆっくり飲みながら、積もる話などしていて、パーティー開始時にはすでにご機嫌。
終わるころには、歩きながら寝そうな勢いだった。

Walteeが私と私のコンピューターをバンガローまで持っていってくれて、翌日はBrave&Gentleman Walteeと評されました。

ブラックティップデー

久しぶりにブラックティップシャークに会ってきました。

パロンベイにとまってランチを取って、さあ、2本目パロンの北か南か、どっちに行く?って話になって、じゃあ、今日はみんなで南に行こう。ということになった。
もちろんサメ狙い。
だけど、実はそれほど期待してたわけじゃない。
サメだっているときもあるし、いないときもある。

今日一緒に潜っているのは体験ダイバーのユースケさんとカズミさん、そしてイスラエル人のマイケルとDMTのヨハナ。
潜降したところから、浅目を泳いで5分もたたないうちに、おおおっ!!

一匹目のブラックティップシャークは私たちに気づいてか気づかずか、私たちの2メートルくらい先を左から右へすいーっと泳いでいった。
随分大きい。しかもおなかには赤ちゃんがいる様子。コバンザメもくっついている。

普段ブラックティップがそれほど近くまで泳いでくることはないんだけど、随分近くを泳いでくれたもんだ。

私の後ろを泳いでいたダイバーたちは、気づいたかな。
と、振り返るとてんでばらばらな方向を向いていた、、、、。
そうよね。
私、今のサメに一人で喜んで、後ろにサイン出してないもん。

でも、すると、今度は右から、そしてまた左からも、さっきのほど大きくはないけど2匹3匹。
私は叫びに叫んでサメのサインを出す。
私はBCDにアクセサリーをくっつけるのが好きじゃなくて、ラトルとかバンガーとか持っていないので、レギュレーターくわえたまま叫ぶ。
これが結構聞こえるみたいでたいていはみんなすぐ振り向く。

今度のサメはみんな見えたみたーい。

ところが今日はこれで終わらずに、あっちからもこっちからもうようよ出てくる。
ゆっくり進みながら、全部で何匹くらいみたんだろう。
ちびすけから大きいのまで、びっくりするほどの数のサメをみた。

途中ではっと気がついて、今日は体験ダイバーだからもしかしたら怖がってるんじゃないかと思って、気をつけて3人の顔を見ると、みんな目がきらきら。
そうだよね。そうだよね。

結局全部で何匹みたのかわからないけど、先シーズンのベストは優に越えている。

次回も待っててね、ブラックティップシャーク ;)

ただ今日残念なのは、カメラ持ってなかったこと、、、、。

2008/10/09

ジンベエエエエ


ビダナイでジンベエが出ましたー。
といっても、私はボートに乗ってなかったんだけど。
Champが撮ったビデオをアップロードしようとしたんだけどうまくいかなかったので、ダニエルの取った写真だけ。

今年はジンベエ当たり年なのか、数週間に一回は誰かしらが見てる。
私の順番はいつまわってくるかなー。

2008/10/08

フィッシング プーケット 2

フィッシングに出かける当日。
Ulliの用意してくれた大きなランチボックスを抱えてシャロン・ピアに行く。

ピーターとハリーはもう来ていて、後はもうひとりエディを待つ。

今日乗るボートはピーターがトーナメントにも使うボート。
Electric Blueよりもちょっとだけ大き目。でも形はほとんど同じで、私にとっては動きやすい。

私が、そしてWolleがとても興味があるのは、他のフィッシャーマンたちの釣りの仕方。
ボートがピアを出て、みんなが仕掛けの準備を始めるなり、私はうろちょろと3人のまわりで仕掛けを観察していた。
これは、これとどう違うの?
どうしてこんな形をしているの?
これは何に使うの?

Electric Blueでは見たことのないものもある。

見たことのない仕掛けの部品に
「なにこれ?」って聞くと、とうとうハリーに、
「トップシークレットだ。使うまでのお楽しみ。」
「写真はだめだよ;)」
といわれてしまった。

Wolleにたくさん写真を撮ってくるように指令されていた私は、ggggggggg。
それなら頭に入れるしかない。

とにかく今日みたいに3人も経験のたくさんあるフィッシャーマンの乗るボートに便乗できるのは、めったにないチャンスなんだから、全部覚えておきたい。

3人は3人とも自分の竿の仕掛けに夢中で、私が「何か手伝うことない??」って言っても、ほとんど相手にしてくれない。
仕掛けを選ぶことはできないけど、他はそれなりにできるんだけどなぁ、、、と思いながら、ベイト(えさにする魚)の仕掛けの作り方をじっくり見させてもらう。

3人ともちょっとづつ違う作り方。BlueやWolle の方法とも違う。
2人は目玉を抜くし、ひとりはくくる針金をすごく細いのを使う。
これが魚にどう違うんだろう、と思う。

ようは、水中で、ベイトが新鮮に見えて、長持ちすればいいんだけど、魚にとってはいったいどれが一番おいしそうに見えるんだろう。


とにかく今日は、特にハリーにとっては今シーズン初のフィッシングだし、みんな新しい仕掛けを試しているみたい。

私は普段プーケットからフィッシングには出かけないので、どのあたりに行くのかも興味がある。
向かっているのはラチャ方面。

魚がかかるのを待ちながら、水面を見ているのは本当に気持ちがいい。
わくわくもしているし、ルアーやラインを目で追っているのも楽しい。

3人はいくつもルアーを変えていたけれど、結局午前中はまったくだめ。

午後からラチャの先端からまたシャロンに戻る。
途中、ラチャ・ヤイとノイの間で、鳥がたくさん水面近くを飛んでいる。
そのあたりで、セイルフィッシュが跳んだ。
ボートはそのあたりをめがけて進み、そして、旋回を繰り返した。

すると、ボートから、私から5メートルくらいのところで、セイルフィッシュが大きくジャンプした。

青みを帯びた銀色の細長いからだが、水面からくねりながら跳び上がる。
2回。
3回。
そして、水面から体を出したまま、体をよじりながら数メートル進んだ。

ボートに歓声が上がる。
といっても、おじさんたちの歓声なので、キャーとかではないけど。


結局セイルフィッシュは釣れず、なんという名か知らないけど、私たちが”にせボニート”と読んでいるツナが4匹、マヒマヒが1匹。



魚は夜ピーターのお店で料理してもらって食べた。
ガーリックペッパーで味付けして炒めただけだけど、釣りたての魚は本当においしい。


Ulliのうちに帰ってから、私は忘れてしまう前に、Wolleに今日見たことを全部話した。明日になってしまったら何か忘れそうだったから。

フィッシング プーケット

遅い時間になってから、ピーターというおじさんの経営するフィッシャーマンズ・バーに出かけた。
シャロンのそのあたりは釣りの好きなおじさんたちが集まるバーがいくつもあって、ピーターのところは先シーズンから新しく開いた。

2年前くらいから、ブルーに連れられてその辺にはチョコチョコ行ってたんだけど、ピーターのところは初めて。

Wolleはよく顔を出していて、年齢がほかのおじさんと比べると、若いこともあってかわいがられてる。

カウンターで飲んでいるときに、どうやら翌日のつりのはなしになったみたい。私には、ドイツ語の会話が概要しかわからないので細かい話はわからないけれど。
どうやら「明日一緒にボートにのるか??」っていう話になったらしい。
Wolleは今、Electric Blueのドライドックのためにプーケットにいるんだから、当然乗れない。
で、これがまた、Wolle特有のずれと言うか、誰も予期してないことを言い出すというか。
「おおーー。いいチャンスだよ。君はラッキーだね、やすこ。明日つりに連れて行ってくれるってさ。」

急な話に私もびっくりだけど、Wolleのことを誘ったピーターもびっくりしてた。しかもよくわかってない私がうれしそうな顔をしてしまったもんだから。
私だって、Wolleが行かないことまで考えなかったから、「釣りに行く」って言うだけでうれしそうな顔になってしまった。

ピーターとしてはもはや、だめだとは言えない。
明日8時にシャロンのピアの入り口でね、っていう待ち合わせをして帰った。

ついでに、Ulliが「じゃあ、僕がみんなのランチボックスを用意するよ」って。

翌日の話は次回。

2008/10/06

バンガロー


ピピ島到着の翌日。
昨日とは違って青い空。

昨日はWolleのバンガローに荷物を運び込み、一緒に住むFloと早速飲み始めてしまった。
日本から持ってきた日本酒も1本あれれという間に空っぽ。
飲むときには、ピピ島に住むもうひとりの日本人インストラクター、服部さんも一緒に、って思っていたのに。手遅れ。

今日は私の住むところを探さなくちゃ。
島到着時はこれが一番の仕事なんだよね。値段と場所と条件を比べながら、歩いて探す。
でも今年はちょっとめどが立っている。ビューポイントリゾートの古いバンガローが長期で貸されている。そこ。
リゾートの中でも上のほうにあるから、毎日歩くのが少し大変かもしれないけど。

マネージャーに聞いてみると、後数日間修復中なので、その後から。

下見に行った私のバンガローは確かに古い。でも修理しているんだから問題ない。
階段はあがらなくちゃいけないし、古いけど、その代わりここからの眺めは他のバンガローには絶対に負けないと思う。
ロ・ダラムベイを一望できる。もちろんトンサイ側も少し。
目下に広がる風景に、階段の多さも忘れるほど。好め四季が毎日見られるなら、毎日あの会談を上りましょう。ということで、決定。

さて、バンガローに必要なものをプーケットでそろえなくちゃ。

ピピ島に戻ってきました!!

ピピに戻ってきた!!!

毎回驚くことだけど、たった6ヶ月の間に島中のあちこちが様変わりする。

今回はピアに入るときからすでに違う。
先シーズンピアを新しくし始めていたのだけど、いつになったら終わるのかな、なんて思っていたらなんと、思っていたよりも早く出来上がりそうな雰囲気。
ぱっと見た感じクラビのピアに似ている気もする。

とおりの位置はそれほど変わらないけど、チャオコのそばのとおりが店を全部壊して新設中。


さてさて、モスキートダイビングは、、、。



数ヶ月前から名、実ともにマネージャーになったKimがビッグショップ、スモールショップともに大改造。
津波前にあったリテールショップに劣らないほど量店舗に新しい機材が並んでいる。


私とWolleがフェリーを降りてとおりに入るとすでに、店の前でKimが両手を振って待っていた。
私たちの乗ったフェリーが一番到着が遅く、(チケットを買った時点で気がついたんだけど)今か今かと待っていたみたい。
こんな風に出迎えてもらうと帰ってきたなぁとおもう。

私たちが一服するまもなく、Kimは何をどう変えたのか説明。


先シーズン私が散々言っていたラッシュガードも入っているし、メンテナンスルームも新設してある。
よしよし。


スタッフは私が戻って、先シーズンとほぼ同じ。



Kim、Waltee、Champ、Ian、そしてトヨさん。トヨさんは今IDCに出かけている。
そして、Kimが他の店から引き抜いたDaniel。今フランスに戻っているFransiscoももうすぐ戻ってくる。
今年はこんなメンバーかな。

さてさてどんなシーズンになるでしょう・・・。

そうそう、今Dinoがピピに来ています。ちょっぴりだけ大きくなって、それほど人見知りがなくなったみたい。