最近時間を見つけてビデオに使えそうな音楽をリストの中から探している。
私のコンピューターに入っているのは、Marioがくれた音楽と、Yuta、Luisのくれたもの、そして自分自身のコレクション。
Marioは特に、ビデオ用に集めている音楽が多いから、まずそれからチェックしている。
イントロの部分から、最後まで、通してリアルタイムで聞いていたら、何日あってもきりがないほどたくさんの曲が入っている。
ひとつづつ聞いていて思う。
音楽って想像以上にさまざまだ。
今まで私が聴いていた音楽なんて、ビーチの砂の一握りに位にしかならないんじゃないかと思う。
イントロから、中盤に差し掛かるまでにすでに曲調が変わるもの。
最初のペースのまま5分も続くもの。
歌詞が印象的なもの。
何を言っているのか内容がさっぱりわからないけど印象的なもの。
思わず目を閉じてしまうような壮大なものから、耳に打撃を与えそうなものまで。
いままでこんなに集中的にいくつもの音楽を聴いたことはなかったと思う。気に入った音楽だけを自分の周りに配置して、それを飽きるほど聞くことで満足していた。
それが、他人のコレクションを見て、これほど音楽のバリエーションが多いのかと、正直言って驚愕してている。
でもきっと誰でも同じで、個々の趣味があり、似たイメージの曲が集めてある。
私のコレクションを聞いた人はどんな風に感じるんだろう。きっと、「あ、この人それほど音楽に傾倒していないな。」って、すぐにばれると思う。
だって私の持っている音楽、どれも似たり寄ったりだもん。
でも、どんな曲もそれなりに美しさや、エンターテイメント性があって、人間の感性が創り出すものの限界の、どれほど広いことかを感じる。
「あんな曲はだめだ。」とか、「あの曲はつまらない。」なんて私には決して言えない。
だってそんな曲でも私には作り出すことなんてできないから。
今日、Marioのコレクションの中から、私のとってまれに感じる曲を見つけた。
ブルガリアの伝統的な曲調の音楽。
聴いたら鳥肌が立つような澄み切った声が重なっていて、ひとつの音を創っている。それがボリュームも変えないのに、波のように耳のどこかを行ったり来たりする。
目を閉じていたらめまいすら感じそうなその曲に、私はひどく動揺し、人間の持つ創造力とそしてそれを感じ取る感性に衝撃を受けた。
こんな風に1曲1曲聴いていたら、きっとどれだけ時間があってもチェックするのに時間が足りなさそうなので、できるだけイントロを聞いた時点で判断するようにしている。
でもそれもとても難しくて。曲の最初と最後がまったく違う印象のものもたくさんある。
ゆっくりリストを増やしていくことにしようと思う。
少なくとも私の音楽に関する感性は、ほかの人と比べていいとは思えないから。
今いいと思う曲だけを今集めて、ほかをさらうのは後日でも遅くない。映像を編集するときに必要なだけの音楽を今回は集めることにする。
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