2013/10/07

ドイツから日本への長~い旅

今回ドイツから日本に帰ってくる飛行機の旅程は、とんでもなく長いものだった。

まずドイツの私の住む町から前日の夜フランクフルトへ4時間半の鉄道。フランクフルトで前夜宿泊・・・これ、最近知ったんですが、前泊というらしい。
そしてフライトは朝9時半。
チェコ共和国のプラハへ。

ドイツのうちからは、直線距離で行ったらフランクフルトよりもプラハのほうがずっと近い。多分半分くらいしかないと思うんだけど、とにかくフライトはこんな予定。

そしてプラハで8時間。この8時間ラッキーなことに日中だから、町に出ることにした。

観光に興味のないWolleですら、プラハは素敵な街だよ、なんて言うから。






確かにすごく素敵です。
しかもおいしい。
私の大好きなグラシュとパンのプディングのようなもの。絶妙の組み合わせ。
そして、もちろんチェコのビール。


プラハから今度は韓国のソウルへ。飛行時間は9時間半。結構早い飛行時間に少々驚きながらほぼ20年ぶりになるソウルへ。
そして、ここでも8時間。

空港へは去年ピピで一緒に働いていた友達が迎えに来てくれる。

一緒にご飯を食べに街まで出る。


おしゃべりに夢中になり、満腹になるまで食べていたら、近場の観光できるところは閉まっていた。
しまった~、だけど、まぁ、ゆっくりおしゃべりできたから、いいかな。



そして、今度はソウルから羽田へ。
飛行時間はたいしたことはない。
それでも、23時過ぎにうとうとしながら飛行機が着陸したときには、自分が一体どこに着陸したのかわからない位、ぼんやりして、つかれきっていた。

その後、羽田から弟宅へ。そこへ1泊し、翌日埼玉のおじの家に。
なんとそこで毎度の風邪を引き、2泊。
実家にたどり着いたのは5日でした。
なんと、ドイツの家から日本の実家まで6日かかった。

これは今までで最長です。

プラハもソウルも楽しかったけれど、この疲れを考えると、1回に1箇所でいいかなぁ。

2013/10/06

ドイツ語一人喜劇

夏の間ドイツにいるようになって数年が経つ。
ということは、私がドイツ語を習い始めてからも、それに近い年数が経っていることになる。

が、しかし・・・私のドイツ語・・・。いつになったら口からするすると出てくるようになるのか・・・。一向にその兆しは見えない。

夏の3ヶ月間しかドイツ語に接していないのだから、当たり前といえば当たり前なのかもしれないが、この遅々とした成長ぶりに、我ながらあきれる思いでもある。


自分自身が呆れているくらいだから、常に隣で私の言っていることを聞いているWolleはなおさらだろう。
時に呆れて首をふりふり。時には大爆笑される。こちらが真剣な分余計におかしいのかもしれないけれど。


ドイツの夏にしては暑かったある日。
夜になってビールを飲みに出かけるとき、ホットパンツに、派手なピンクの長袖のTシャツ、そして白いハイカットのスニーカーをはいてみた。
日が落ちた途端、玉ねぎのように重ね着を始める普段の私の格好とはずいぶん違う。
Wolleが「かっこつけてるじゃん」なんて言うから、ちょっとポーズを作って、「かっこいい?」って、ドイツ語で聞いてみた。
それを聞いたWolle。一呼吸置いてから崩れるように大笑い。

- Nein, nein!!  (英語でいうNoという意味)

・・・・。
なぜ笑う。
しかもなぜ否定するの!

憤然とする私に向かって今度は英語で言う。
「君は羊じゃないでしょ」

・・・・。
なんだか・・・会話がかみ合ってなく、ないですか。
続けてWolleはドイツ語で言う。
- Du bist scharf, aber keine Schaf」 (君はかっこいいけど羊じゃないよ)


この一文の前のほうにあるscharfという単語。
このアルファベットの中にある、ちいさなちいさな「r」が見えるだろうか。
この「r」が発音されなかったがために、私は「私カッコいい?」って聞いたつもりが「私ってヒツジ?」とわけのわからないことを言ったことになった。しかもポーズまでつけて。


ついおとといは、Wolleが友人と、私の好きな種類のソーセージの話しをしているんだと思って一生懸命聞いていたら、ポーランドの観光の話だった。


新しい単語を覚えたので使ってみた。
あれこれいらぬことを言って、ちょっかいをかけてくるWolleに
- Schnauze! (だまって!)
と、言うつもりが、なぜか
- Schwanz!  (これは恥ずかしくて訳せません・・・・強いて言えば、しっぽ・・・)
これにはWolleも降参状態だった。


なんて、こんな話を書いていったら、きっとこのブログにシリーズができてしまう。
あぁ、ドイツ語。
もう少しするりと私の頭に入ってきて、するりと口から出てくれるようにはなってもらえないだろうか。

そうなるまで、私のこの一人喜劇は続くんだろうな。
私、あんまり人を笑わせるタイプではないはずなんだが・・・。