2011/08/23

Hamburg行き

週末にWolleの友だちの住むハンブルグに遊びに行ってきた。

ドイツでベルリンに次いで大きな都市ハンブルグ。
ヨーロッパの海への窓口でもある。
アウトバーンで街に近づくと、徐々にハンブルグ独特の風景が見えてくる。

ハンブルグに入るトンネル。
このトンネルはエルベ川の下を通っている。


翌日街へ。
ハンブルグの街を見るには、本当はフィッシュ・マーケットに出かけるのが一番。
でも、前日遅くまでおしゃべりをしていたせいもあって、とてもじゃないけど朝の6時にマーケットへ行くことは不可能でした。
次回、次回・・・起きられたら・・・。

ということで、最初に向かったのはエルベ川の観光用フェリー。

これは博物館です。
クルーズするフェリーはこれ。

これは水上バス。街の真ん中にど~んと大きく川があるので、交通手段にボートも必要になってくるみたい。
さて、フェリー。
ちょっと飲み物なんか飲みながら、1時間ほどのクルーズ。




貿易港として栄えるハンブルグには古くからの倉庫街もある。
その倉庫の間は運河。
直接船から荷物を倉庫に入れるようだ。

コンテナが大型船から降ろされている。船便の荷物ってこうやって運ばれてるんだなぁ、などとのんきな感想を持つ。


遠くから見ているとレゴかなんかのおもちゃにも見えるようなクレーン。でも近くを通ると畏怖に近いほどの感触がある重機。


この日ハンブルグでは街中で自転車のレースが行われており、通りが時々遮断されていた。
たまたまこのときはレースのグループが目の前を通る。

フェリーから降りた後は、中心街へ向けて散歩。

日曜日なのでどこの店も休み。・・・ショッピングはなしでした。

一般にミヒェルと呼ばれる聖ミヒァエル教会。
この塔の上から街を見渡すことに・・・。



階段で上って、帰りはリフトで降りてきました。
ハンブルグの街全体を見渡すことができて気持ちがいい。


街はほとんど第2次世界大戦で焼かれ、今残っているのは戦後のもの。



ドイツでどこの街に行っても「友達に会う」のが目的で、なかなかゆっくり観光できない。でもまぁ、逆に友だちもいることだし、いつでも来れるのかな、と。
次回は平日に来て、ショッピングをしたいなぁ。


2011/08/16

Folksfest お祭り

このネタも毎年のネタです。
この街に、夏だからといってそれほど催し物があるわけではない。が、少ないお祭り騒ぎのひとつ。Folksfest。

街の大きめの教会の庭を使ってお祭りがある。
6時開場、7時開演。

ここ3年ほど顔を出しているけれど、毎年人が増えていくような気がする。
大き目の教会とはいっても、この街自体がそれほど大きいわけではないので、庭の大きさも限られている。
その庭にぎっしりと人が集まる。
日本で言ったら夏祭りの縁日のような状態。
Folksという名の通り、それらしい音楽は流れているけれど、私もWolleもそれほど音楽に詳しいわけでもなく、音楽をBGMにうろうろしながら友だちと話す、というのが目的。
まともに話のできるわけでもない私が出かけるには、なんとも乏しい理由のお祭りのような気もするが、それはそれでよし。
お祭りなんてそんなものでしょう。

私が手にしているのはガーリックブレッドにソースとピクルスが乗っているもの。
パンにソースだけでも十分おいしいんだけど、好きなだけ乗せていいピクルスやサラダがあると、やたらと乗せてしまう口の卑しい私・・・。
でもこのピクルス類がものすごくおいしいんだなぁ。

今回、目新しいわけでもないのにおいしかった、このワイン。
いうなれば自家製果実酒。
ブルーベリー、ブラックベリーなどなど。夏に採れるベリーの類がほとんどお酒になってる。

私が飲んでいるピンクのお酒はバラの花から造ったもの。Wolleが飲んでいるのは麻の葉から作ったお酒。
このバラのお酒。
このグラス一杯は、時間をかけて飲むのにはいいけれど、少し多い。
小さなワイングラスにちょっぴりだけ飲むんだったら、ものすごくおいしいんじゃないかと思う。
甘くて、飲み込んだ後に花にバラの香りが残る。

そこで私たち。
「これ、日本に持って帰れる??」
と聞いてみた。

これらの果実酒の中には醸造期間が短いものと長いものがあるらしい。
長いものは大丈夫だけど、短いものは無理。だそうだ。
持ち歩いているうちにどうしても空気と混ざってしまって、果実酒が酸化してしまうとのこと。
ちなみにバラの果実酒は醸造が短いものなので無理。
ということで、Schlehen(シュレーエン)という、ブルーベリーとプルーンの間のような果物からできている果実酒を選んだ。

大きなボトルから、チューブで小さなボトルに入れ替えるという、恐ろしく単純な方法でボトルの出来上がり。
この日、この街で初めて花火を見た。
とはいっても、日本の夏の花火とは違い、数分で終わり。
でも、ちょっぴり夏の気分を楽しんだ。
さて、ワイン。
まだ味見はしてないけど、楽しみ。

2011/08/15

IHクッキングヒーター

キッチンの調理器具で、レンジの代わりにIHというのがある。
ガスや火を使わないので安全性が高い、と言うのが売りなんじゃないだろうか。

ドイツの私のキッチンもIH。
特に私が選んだわけではなく、私がこのキッチンを使うようになったときにはもうIHだった。
特にこの町ではガスを使った火力のレンジは禁止されている。町によって条例で決まっているようだけれど、要するにキッチンで「火を使う」ということがないようにしてあるようだ。
だからどの家庭のキッチンもIHか、あるいは少し古いタイプになると電気コイルのレンジ。

さて、このIH。
確かに「火」を直接使わないことによって火事が起こる可能性は極端に低いんだろう。
ただ、普段日本のガスキッチンに慣れていた私にとって、最初はとても使いにくかった。

まず、中華鍋やフライパンのようなものを振りながら調理することはできない。せいぜいかき混ぜながらゆする程度である。
ほぼ毎回、何かしらいためる料理を作ることが多い私には困る。なんとなく全体に熱がいきわたらないような気がして、いつまでもかき混ぜていて、ついつい炒めすぎ、ということがしばしばある。

さらに、スイッチを切っても、直後に加熱が止まらないので、これまた過熱しすぎにつながる。煮物くらいならまだしも、フライパンを使っての料理にはとても不便。

吹きこぼれ等が起こるとさらにやっかい。
水だけが吹きこぼれるなら、じゅじゅ~~、なんて音を立てるだけで蒸発してしまうからよい。でもそれが何かしら混ざったものだと、その部分がこげる。じゅじゅ~、と同時にバチバチとイヤな音を立てて、しかも匂う。
この吹きこぼれの跡をすぐにふき取らないと、レンジの表面に跡が残る。これを放置したまま使っていると次第に汚れは定着し、半日掃除をしても取れないような跡になる。
こうも次々にIHの困ったところばかりあげるな、と言われそうだ。
じゃぁ、いいところ。
もちろんガス漏れなんかの心配はない。だから、火事になりにくいのと同時に、ガスだけつきっぱなし、と言う心配も排除される。
あぁ、そういえば。このキッチンで私は火傷をしたことがない。言ってしまえば、短時間で炒め物ができるほどに火力が強くないということなのだろうが、フライパンの端で「あちっ!」っていうことが一度もない。
これは長所なのかなぁ。でも、キッチンの火傷はうれしいものではないから、長所ということにしておこう。

これからキッチンを変えましょう、と思っている人たちにとって、従来のガスレンジにするか、IHにするか、迷うこともあるだろう。

家全体を立て替えるにあたって、ガスを通すか通さないかで考えているならばIHも結構。あるいは今までにキッチンから火を出したことのある人も、再度同じことを繰り返しそうな性格ならIHのほうがいいだろう。
でも、料理だけのことを考えると、火力のほうがいいんじゃないかなぁ・・・と言うのが私の思うところ。
でもまぁ、私みたいに料理さえ作っていられれば比較的幸せ、というんじゃなければ、どっちでもいい話なのかもしれないけど・・・。

2011/08/04

Moldova ~テレビ出演~

部屋に泊まらせてもらっているBorisとパブで飲んでいたとき。
彼の友だちがたまたま同じパブに来て、同じテーブルに座った。
Sashaとも共通の友だちで、彼はテレビの番組をひとつ持っている。
「どこから来たの?」「どうしてSashaと友だちなの?」等々私たち二人は質問攻め。
そして突然「今週末の番組で、ダイビングを取り上げよう。生放送だけど、出てくれるかな?」

これはびっくりだ。
いくら番組を持っているからって、普段政治系の話ばかりしている番組でどうやってダイビングの話をするの?
彼曰く、彼が興味のあるものだったら何を取り上げてもいいそうで、何も問題ない、と。
勝手を知らない私たちとしては、あぁ、そうなんですか、としか言いようがない。

このパブ。
時々、ワインパーティが開かれるそうで、この日はSashaのワインの日だったらしい。

さすがルーマニア、ラテン系なだけあって、パーティとなるとみんな大騒ぎだ。とてもじゃないけどついていけない。




と、言うことで、なんとなく話がまとまり、テレビに出ることに・・・。

私には通訳が入ると言う話。Sashaと私、もう一人ダイバーの3人。

出演の3日前、一応ミーティングという形で、出演の最終確認。
そして、プロデューサー兼司会者の彼がダイビングについて質問。ざっと、ダイビングってどんなものなのか話をすること小一時間。
じゃぁ、って帰ろうとする彼に「で、当日ってどんなこと話すんですか」って聞いてみた。そうしたら「まぁ、今話したようなことだよ。」だって。
えぇ~。そんなに簡単な返事??

私テレビ生放送なんて初めてだし、気をつけなくちゃいけないこととか知らないよ~。


とにかく驚くばかりに軽々と話は進み、テレビへ。
通訳はBoris。ただ、彼はイヤフォン越しに通訳をし、私の隣にいるわけではない。最初の数分、Borisの声は聞こえず、周りはルーマニア語でちょっと戸惑った。
後からBorisに聞くと「あの音声係り、絶対酔っ払ってた!」だって。

確かに内容はミーティングで話したようなもので、ごく簡単なダイビングの説明。水中の話。環境の話。
司会者のなせる業か、内容がダイビングのせいか、私は随分とリラックスしていたと思う。

ただひとつ。通訳つきで話をすると言うのはとても大変だと言うこと。時間も限られているし。ダイビングのことをわかっている人が通訳しているわけでもなし。
「一体その質問の意図はなんだ」などと思っても、ごちゃごちゃと聞き返すこともできないし。
私以外の人が話している内容はBorisの簡略化された訳に頼っているから、番組全体をちゃんと理解できる人が聞いたら、私の答えは少々的外れだったかもしれない。
とは思っても、いかんせんルーマニア語なんて挨拶すら知らないんだから、知る由もなし。

オンラインでその番組を見ることができるので、URL書いておきます。
http://www.publika.md/emisiuni/republika_511.html


7月31日(31 julie 2011)というところの後半から。
聞いてもわからないから、私の妙に気取った顔を笑うためにでも・・・。

番組終了後はテラスでビールを一杯。
ひょんなことから、ホリデー中に初めての体験。ホリデーの最後に面白いことをしてみた気分。