2011/08/16

Folksfest お祭り

このネタも毎年のネタです。
この街に、夏だからといってそれほど催し物があるわけではない。が、少ないお祭り騒ぎのひとつ。Folksfest。

街の大きめの教会の庭を使ってお祭りがある。
6時開場、7時開演。

ここ3年ほど顔を出しているけれど、毎年人が増えていくような気がする。
大き目の教会とはいっても、この街自体がそれほど大きいわけではないので、庭の大きさも限られている。
その庭にぎっしりと人が集まる。
日本で言ったら夏祭りの縁日のような状態。
Folksという名の通り、それらしい音楽は流れているけれど、私もWolleもそれほど音楽に詳しいわけでもなく、音楽をBGMにうろうろしながら友だちと話す、というのが目的。
まともに話のできるわけでもない私が出かけるには、なんとも乏しい理由のお祭りのような気もするが、それはそれでよし。
お祭りなんてそんなものでしょう。

私が手にしているのはガーリックブレッドにソースとピクルスが乗っているもの。
パンにソースだけでも十分おいしいんだけど、好きなだけ乗せていいピクルスやサラダがあると、やたらと乗せてしまう口の卑しい私・・・。
でもこのピクルス類がものすごくおいしいんだなぁ。

今回、目新しいわけでもないのにおいしかった、このワイン。
いうなれば自家製果実酒。
ブルーベリー、ブラックベリーなどなど。夏に採れるベリーの類がほとんどお酒になってる。

私が飲んでいるピンクのお酒はバラの花から造ったもの。Wolleが飲んでいるのは麻の葉から作ったお酒。
このバラのお酒。
このグラス一杯は、時間をかけて飲むのにはいいけれど、少し多い。
小さなワイングラスにちょっぴりだけ飲むんだったら、ものすごくおいしいんじゃないかと思う。
甘くて、飲み込んだ後に花にバラの香りが残る。

そこで私たち。
「これ、日本に持って帰れる??」
と聞いてみた。

これらの果実酒の中には醸造期間が短いものと長いものがあるらしい。
長いものは大丈夫だけど、短いものは無理。だそうだ。
持ち歩いているうちにどうしても空気と混ざってしまって、果実酒が酸化してしまうとのこと。
ちなみにバラの果実酒は醸造が短いものなので無理。
ということで、Schlehen(シュレーエン)という、ブルーベリーとプルーンの間のような果物からできている果実酒を選んだ。

大きなボトルから、チューブで小さなボトルに入れ替えるという、恐ろしく単純な方法でボトルの出来上がり。
この日、この街で初めて花火を見た。
とはいっても、日本の夏の花火とは違い、数分で終わり。
でも、ちょっぴり夏の気分を楽しんだ。
さて、ワイン。
まだ味見はしてないけど、楽しみ。

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