2009/06/27

Norway発 Bremen着 Stade泊 ~二人旅 Norway Lofoten Islands~

Osloから飛行機でノルウェイを出る。空港まではまたラツィが来るまで送ってってくれる。
何から何までお世話になります・・・。
行き先はBremen。ブレーメンの音楽隊のブレーメン。
そこでは違う友達が待っててくれる。そこから車で走ってStadeという町へ。
今週末は畑の中にある彼らのうちに泊まらせてもらう予定。
その夜はご近所さんも出たり入ったりしながらパーティでした。
私はまたしても早々におやすみ~だったけど・・・。 近くは農家ばっかりみたい。
お隣がホリデーに行ってる間、動物たちの面倒を見てるというので覗きに行く。
野良猫の家族、ウサギ、ニワトリ、もちろん犬・・・。そして牛もね。
今日はStadeのオールドタウンでフェスティバルをしてるというので出かける。
Stadeはそれほど大きい町じゃないけど、Wolleは昔ちょっとの間住んでたことがあるみたいでちょっと楽しそう。
オールドタウンと呼ばれる一角は昔からの道路や建物がそのまま残って、散歩するのにちょうどいい大きさ。。しかも今日はフェスティバルだということで出店も沢山出てる。
お菓子屋さん。
このアーケードの中に入るだけで、目がきらきらしてしまいそうにおいしそうなお菓子がズラリ。
金魚すくいならぬダックすくい・・・?日本のお祭りの屋台と似てる。
オールドタウンの中まで運河が伸びてる。
昔はこの塔についてる古いクレーンで船から荷降しをしてたとか・・・。
これはここで一番古い建物。
ちょっと前に日本人が買おうとした。でも理由が、建物を全部ばらして移動させるという理由だったため、政府に断られえた、とか・・・。 狭い運河は今は使われていない。
運河の周りにはカフェが並び、今日のように天気のいい日には昼間から・・・もちろん昼間から・・・ビールのグラスを頻繁に見る。
もちろん私たちだって例外じゃないよ。だってホリデーだも~ん。


もともとはビーチで使われていたバスケット形のベンチ。風のある日にはうれしい。



な~んて長い寄り道をしながらうちに戻りました。
ドイツに着いたばっかりですぐにノルウェイに出かけたのでなんだかずっとバタバタしっぱなしだった気がする。

Oslo観光 ~二人旅 Norway Lofoten Islands~

6月15日
今日は1日Osloで過ごす。
ふたりともガイドブックも何も持ってないので、昨日パーティのときにどこに行くといいかみんなに聞いてみた。
いくつかいい場所はあるけど、Bygdøyがいいんじゃないか、ということになる。
Bygdøyは海沿いに小さな島になっているところで、博物館が沢山集まっているところ。買い物やただの観光よりも面白いんじゃないか、ということになった。Wolleも私もそれほど博物館好きというわけじゃないんだけど、Kon-Tiki博物館というのがあるって言うんで、ちょっと興味を持ったから。

この日のOsloは気持ちよく晴れて、外を歩くのもうれしくなるくらい。

こんな大きなフェリーが頻繁に出入りする。ノルウェイのクルーズ船旅行はおそらく日本でも人気があるんじゃないかと思う。一度行ったら必ずもう一度行きたくなるものらしい。もう少し年をとったら私たちもクルーズ船で旅行をするようになるかもしれない・・・。
あ、お金があれば・・・の話しなのかな?クルーズの値段だってきっといろいろあるよね・・・?






Kon-Tiki博物館内。
博物館の中で写真が撮れるっていうのも、私の感覚ではありがたい話なんだけど・・・。いやいや、そんなことにびっくりするんじゃなくて、彼らがしたこと。

これはRaaⅡ号。
これには日本人の男性も一人乗ってたらしい。スズキトオルさん・・・?カメラマンとして乗っているのであんまり写真には出てこない。
でも、久しぶりにかっこいい日本人に会ったような・・・会ってないか・・・気分になった。

この写真はKon-tiki号。まさにポリネシアに行った船らしい。いや~、船というより筏・・・かな。

これは極地探検の博物館。
日本の南極探検よりも前の話なんだろうなぁ。年表に昭和基地とか日本とか出てきてなかった。
ノルウェイは比較的極地に近いところにあるから、こういう探検も他の国と比べると早かったのかな。


今夜は、泊まらせてくれてありがとうパーティで、私が食事を作ることになった。
「日本食がいい」なんて言われても、材料なんて限られてるし、調味料もおしょうゆしか持ってきてないから無理。
でもお酒の変わりに白ワインを使って、肉じゃがと角煮はできる。他に鶏肉のトマトソースがけ、野菜のソテー、 鮭のフライにタルタルソース。そしてWolleがタンドリチキンを作った。


普段男3人で住んでいて、ろくに料理をしないみたいで、みんなすごい勢いで食べてた。しかも仕事仲間も来たので想像以上に大きなパーティになった。
もちろん・・・と言うべきか・・・またしても夜遅くまで・・・。そしてまたしても私は先におやすみなさい。

Osloへ ~二人旅 Norway Lofoten Islands~

あんまりに静かなバンガローだったせいか、あるいは狂った体内時計のせいか、目を覚ますとお昼近く。
それほど離れていない山に行こうかと相談してたんだけど、山頂で行きと風がひどそうなので中止。こういうとき、天気ってやっぱり大事よね。
で、そのままOsloに向かう。残りは250Kmくらい。

これまた天気のせいか、あるいは緯度のせいか。窓から入ってくる風がどんどんあったかくなってくるのがわかる。冷たい風から、気持ちのいい風へ。

当然だけどOsloは都会で、15:00~16:00のラッシュにもかかり渋滞。この15:00~16:00っていうのが日本のラッシュ時間とずいぶん違うなぁ、と思う。日本ってラッシュもっと遅いよね。

17:30。ラツィのフラットへ到着。
これ、ロフォーテンで買ってきた干物。頭がなくてこの大きさなんだから、元の魚はずいぶん大きいはず。
駐車場にElkの像があった。あんまり意味はないけど記念撮影。だって、あの3頭のElk。写真も撮れなかったんだもん。

ラツィとフラットメイトの帰りを待つ。
残ってたビールとポルトワインを飲んじゃいました。Wolleは、もう運転はないので、今日は好きなだけ飲めるのがちょっとうれしそう。

この日はお帰りパーティで遅くまで飲みました。私は勝手にお先にベッドへ。みんな明日仕事があるのに2:30まで飲んでたそうだ・・・。ドイツ人・・・。

久しぶりに夜暗くなって、ちょっぴり妙な気分。もともとは当たり前なのにね。

古いバンガロー ~二人旅 Norway Lofoten Islands~

6月14日
早朝5:30。
私が車の中で寝たままずっと走っていたらしい。私が目を覚ますとWolleはまだ運転してる。すでにTrondheimの町に入ってる。
ガソリンとコーヒーを求めてガソリンスタンドへ。もう12時間以上走り続けてる。Wolleは運転疲れないんだろうか・・・?

行きとは少しルートを変えて、ルートE6からルート3に入ることにする。きも~ち遠回りになるけど、山の中を走る道。E6から見ると山の反対側を走ることになる。

雰囲気のいいキャンピングサイトを探して、そこで1日ゆっくりすることにする。
また天気が悪くなってきたけど、こればっかりは仕方がない。

9:30。
いくつかのキャンピングサイトが地図にも載っているAlvdalへ入る。
二つ目に見たキャンピングサイトがよさそうなのでそこに決める。でも、前日から泊まってる団体が11:00にならないとチェックアウトしない。
それまで町に出てみることにする。だけど、日曜日のせいで町中の店が閉まってる。

結局12:00ごろバンガローに入ることができた。

さすがに長時間の運転で眠くなったみたいでWolleはすぐにベッドへ。
車の中でしっかり寝た私は外を歩き回ってみる。
バンガローのすぐ脇に大きな川が流れてる。ここでもフライフィッシングで釣りをするらしい。何が釣れるんだろう。サーモンかなぁ。



この私たちが泊まったバンガローは1800年に馬小屋として建てられたものらしい。キャンプサイトを経営してる家族が200年前から住んでいる場所を、今の形に変えた。
って、え~っ、200年前?そんなに昔に、ここに住んでた人、何して暮らしてたんだろう。
しかも元馬小屋のバンガローなんて・・・。古さを考えれば気持ちいいような、馬を想像すると心地悪いような・・・。
ゲストブックもこのバンガローのものだけで3冊目。
バンガローの中は至極心地がいい。
キッチンもお鍋や食器もそろっていて・・・。ただ、水道がない。このバンガローは一番小さいタイプのバンガローだから、そこまで水をひくのは無駄なのかなぁ。キッチンで使う水は、共同で使う流しまで行かなくちゃいけない。ま、それほど遠くないからいいんだけどね。

これこれ。
何これ?共同の流しにもついてる。普通の流しの脇についてる。何か特別なものを洗うところかな。どうも私の想像力もノルウェイに関する知識も乏しくて、結局わからずじまい。
バンガローをケアしてるおばあちゃんはノルウェイ語とドイツ語と英語の混ざったようなものをしゃべっていて、最低限以上の会話が今ひとつなので聞くこともできない。

全部で8軒のバンガローがある。どれも違う形と大きさをしていて、もともとは家族が使っていたものを改装したもの。
大きなバンガローになると10人用なんていうのもある。こんなところで10人の友達と泊まったら楽しいだろうなぁ。
お隣にはまたしても牛。一日中もぐもぐ食べてる。
小雨が降ったりやんだりで天気がよくない。しかも風が冷たくて、外にあるベンチに座っていられない。
冷たい風を写真に撮ろうと思ったんだけど、うまく取れませんね~、風って。

今日の夕食はステーキ。魚ばっかりだったので、お肉大好き男のWolleはちょっとお肉が恋しくなったみたい。スーパーで、「お肉でいい?お肉でいい?」って5枚入りのポークステーキをかごに入れてた。今晩はそれ。
オニオンスープとタラモサラダとサーモンとセロリ。そしてステーキ。キッチンにあった食器を使ったらいつもとそれほど変わらない食事が格段に豪華になった。
21:00。日が陰ったと思ったら、気温が10℃から3℃に一気に下がる。
ヒゲを沿ってないせいでくまさんみたいになってきたぞ、Wolle。
眠らずに夜走る、というアイディアは、走ってるときは平気なんだけどその後にやっぱりドッと疲れが出るみたいだ。昼間、1日中眠かったみたい。

Lofoten出発 ~二人旅 Norway Lofoten Islands~

6月13日
朝から風が強い。
裏の山の辺りに、平たいけれど、濃いグレーの雲がかかってる。
キャンプサイトのおじさん曰く、この雲がかかるとしばらくの間天気が崩れ、風が強くなる。この3日間天気がとてもよくて、それほど風を感じることもなかった。でも、この雲が出ると間違うとバンガローを吹き飛ばしかねない風が吹くらしい。そんな日はこの丘を歩き回ることさえ危ないとか。そんなときのためにバンガローが太いワイヤーで固定してある。・・・トイレはどうするんだろう・・・?

暗い時間がないので、体内時計が狂う。
自分自身で時間を決めてベッドに入らないと、毎日就寝時間がちょっとずつ遅くなっていく。・・・な~んてことに気づいたときには、すでに私たちの体内時計はぐるぐるに狂っていて、どうしても朝起きるのが遅くなる。

今日はロフォーテンを出発する。
ここにいる間3日間天気がよくてよかった。
バンガローを片付け、さよならを言う。 何人かに聞いてみて、どうもドライフィッシュ博物館に干物が売っているらしいと判明。同じ村の中で歩いても数分のところに博物館がある。
店として売ってるわけじゃないのでちょっと高めだよ、っていいながらおじさんが2匹100kroneで売ってくれる。
4,5年前に日本人の女の子がここに住んでたらしい。日本人はそれ以来だとか・・・。



ÅからBodø行きのフェリーが出てるMoskenesへ向かう。
昨日予約したフェリーの時間は14:00。45分前までに予約レーンに入る。
ちょうどフェリーが入ってきたところ。
フェリーに乗り込むときはフェリーのおしりから入るものだと勝手に想像していたら、頭の部分が開いてびっくり。もちろん下りるときにはおしりが開く。
ノルウェイも国旗をよく見かける国。私の中に、日の丸を頻繁に掲げる、という感覚がないため、自分の国の国旗をよく使う習慣っていいなぁ、とちょっぴり思う。
日の丸の是非の話なんかなければいいのに・・・なんて思ったりして。
今まで乗った3つのフェリーのどれよりも揺れが大きい気がする。
天候のせいか。それともここの辺りで有名な流れのせいか・・・。
途中ミンククジラの群れを見る。 17:00過ぎ。Bodø着。
フェリーから出ると雨。しかも風もある。
少し遠回りをして、流れのものすごく強い海を見に行こうかと思っていたけど、先へすすむことにする。

またしても買い物。今回ノルウェイで初めてビールを買う。
どれがおいしいのか全くわからないので、一番一般的そうなのを・・・。500ml缶6本で120krone強。びっくりするほど高いわけじゃない。
途中水の音に惹かれて車を止める。激しい流れがまるで滝が横になってるよう。
水は山から溶けた雪が流れてきているのか、ピリッとするほど冷たい。


Bodø-Fauske間はルート80。FauskeからE6に戻って南下。

山間から、開けた低い山の真ん中に出る。また雨。低い山の山頂部分に雪が降っているのが見える。数日前に見た景色を反対側から見ているせいだろうか。雪が多く感じる。

20:30。2度目のArctic Circle。気温6℃。
お土産でも買おうかと思ったらお店は20:00まででした。

0:00。
行きにも通った町Trondheimまで300Km。大きな湖の近くで休憩。


体内時計の狂ってしまっているWolleはさっぱり眠くならない様子で、このまま夜中走り続けたいみたい。
土日である上に、明るいとは言え一応夜中なので他の車が少なく、昼間より走りやすいらしい。
私は時間も時間だし、車に揺られてるし、だんだん眠くなってくる。

2:30。
すっかり寝入っている私をWolleが呼ぶ。
Yasko。Elkだ。

スピードを緩めた車の前方に3頭。大中小。角はない。
なんと大きい。
何をしてるんだろう。
1頭がゆっくりとこっちを向く。

ビデオ撮って、ビデオ。
私があわてて後ろの座席からビデオを取り出す。電源を入れている間に、Elkはゆっくりと、でもリズミカルな足取りでたったったと林の中に入っていった。
大きな足が、聞こえない足音を私の耳に響かせる。

ほんの一瞬の出来事。でもElkだ。帰り道でやっと見られた。

ノルウェイにいる間、想像していたよりも動物に出くわすことが少なかった。自然が多いところに行くから動物が見られる、と勝手に思い込んでいたみたい。
オルカ、ミンククジラ、Elk、あとは白黒のウサギ。私が寝てる間にキツネがいたらしい。それくらいだ。冷たい海の近くだから、アザラシとかラッコとか勝手に想像していた。飼われてる牛と馬は沢山いたけど・・・。
でも、Elkが見られたんだから文句は言いません。
出てきてくれてありがと~。