2009/06/27

Lofoten出発 ~二人旅 Norway Lofoten Islands~

6月13日
朝から風が強い。
裏の山の辺りに、平たいけれど、濃いグレーの雲がかかってる。
キャンプサイトのおじさん曰く、この雲がかかるとしばらくの間天気が崩れ、風が強くなる。この3日間天気がとてもよくて、それほど風を感じることもなかった。でも、この雲が出ると間違うとバンガローを吹き飛ばしかねない風が吹くらしい。そんな日はこの丘を歩き回ることさえ危ないとか。そんなときのためにバンガローが太いワイヤーで固定してある。・・・トイレはどうするんだろう・・・?

暗い時間がないので、体内時計が狂う。
自分自身で時間を決めてベッドに入らないと、毎日就寝時間がちょっとずつ遅くなっていく。・・・な~んてことに気づいたときには、すでに私たちの体内時計はぐるぐるに狂っていて、どうしても朝起きるのが遅くなる。

今日はロフォーテンを出発する。
ここにいる間3日間天気がよくてよかった。
バンガローを片付け、さよならを言う。 何人かに聞いてみて、どうもドライフィッシュ博物館に干物が売っているらしいと判明。同じ村の中で歩いても数分のところに博物館がある。
店として売ってるわけじゃないのでちょっと高めだよ、っていいながらおじさんが2匹100kroneで売ってくれる。
4,5年前に日本人の女の子がここに住んでたらしい。日本人はそれ以来だとか・・・。



ÅからBodø行きのフェリーが出てるMoskenesへ向かう。
昨日予約したフェリーの時間は14:00。45分前までに予約レーンに入る。
ちょうどフェリーが入ってきたところ。
フェリーに乗り込むときはフェリーのおしりから入るものだと勝手に想像していたら、頭の部分が開いてびっくり。もちろん下りるときにはおしりが開く。
ノルウェイも国旗をよく見かける国。私の中に、日の丸を頻繁に掲げる、という感覚がないため、自分の国の国旗をよく使う習慣っていいなぁ、とちょっぴり思う。
日の丸の是非の話なんかなければいいのに・・・なんて思ったりして。
今まで乗った3つのフェリーのどれよりも揺れが大きい気がする。
天候のせいか。それともここの辺りで有名な流れのせいか・・・。
途中ミンククジラの群れを見る。 17:00過ぎ。Bodø着。
フェリーから出ると雨。しかも風もある。
少し遠回りをして、流れのものすごく強い海を見に行こうかと思っていたけど、先へすすむことにする。

またしても買い物。今回ノルウェイで初めてビールを買う。
どれがおいしいのか全くわからないので、一番一般的そうなのを・・・。500ml缶6本で120krone強。びっくりするほど高いわけじゃない。
途中水の音に惹かれて車を止める。激しい流れがまるで滝が横になってるよう。
水は山から溶けた雪が流れてきているのか、ピリッとするほど冷たい。


Bodø-Fauske間はルート80。FauskeからE6に戻って南下。

山間から、開けた低い山の真ん中に出る。また雨。低い山の山頂部分に雪が降っているのが見える。数日前に見た景色を反対側から見ているせいだろうか。雪が多く感じる。

20:30。2度目のArctic Circle。気温6℃。
お土産でも買おうかと思ったらお店は20:00まででした。

0:00。
行きにも通った町Trondheimまで300Km。大きな湖の近くで休憩。


体内時計の狂ってしまっているWolleはさっぱり眠くならない様子で、このまま夜中走り続けたいみたい。
土日である上に、明るいとは言え一応夜中なので他の車が少なく、昼間より走りやすいらしい。
私は時間も時間だし、車に揺られてるし、だんだん眠くなってくる。

2:30。
すっかり寝入っている私をWolleが呼ぶ。
Yasko。Elkだ。

スピードを緩めた車の前方に3頭。大中小。角はない。
なんと大きい。
何をしてるんだろう。
1頭がゆっくりとこっちを向く。

ビデオ撮って、ビデオ。
私があわてて後ろの座席からビデオを取り出す。電源を入れている間に、Elkはゆっくりと、でもリズミカルな足取りでたったったと林の中に入っていった。
大きな足が、聞こえない足音を私の耳に響かせる。

ほんの一瞬の出来事。でもElkだ。帰り道でやっと見られた。

ノルウェイにいる間、想像していたよりも動物に出くわすことが少なかった。自然が多いところに行くから動物が見られる、と勝手に思い込んでいたみたい。
オルカ、ミンククジラ、Elk、あとは白黒のウサギ。私が寝てる間にキツネがいたらしい。それくらいだ。冷たい海の近くだから、アザラシとかラッコとか勝手に想像していた。飼われてる牛と馬は沢山いたけど・・・。
でも、Elkが見られたんだから文句は言いません。
出てきてくれてありがと~。

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