2011/02/26

異例年

今年は・・・というより、今シーズンはここ数年の間の仕事と大幅に変わった。
まず、ここ数年はデイトリップで水中の映像を撮って、午後に編集、夜のお客さんと一緒に上映会。それを売る、というのが仕事だった。

ところが今年は突発的に予定していた日本人スタッフがいなくなり・・・いなくなるというと御幣があるね・・・帰国せねばならず、日本人スタッフは私ひとり・・・。
ということは、日本人のお客さんが来ると自動的に私に仕事が回ってくる。

しかもここ数年がんばってマーケットを広げようとしているせいなのか、それとはまったく別の理由なのか、結構頻繁に日本人ダイバーが店にやってくる。
1月終わりから、ミキちゃんという女の子がダイブマスターのコースを取っている。最初はスタッフっぽくなかったミキちゃんもだんだんスタッフらしくなってきて、準備なんかもスムーズに行くようになった。その分私が少しラクをしちゃってるんだけどね。

ビデオの仕事から少し離れて、ファンダイバーと一緒に潜ったり、コースを持ったりしてると、久しぶりにダイバーとの会話が多くなってすごく楽しい。
ただ、休憩にバンガローに帰ってきても、シャワーを浴びてるときでも容赦なくマネージャーのKimから頻繁に電話がかかってくる。「あぁ~、Yas?(私は日本以外では、たいていYASと呼ばれています・・・)日本人の人が店に来たんだけど、電話替わるね。」
もちろんその後は店にダッシュだ。

そんなこんなでバタバタしているけれど、生徒を持つのって実はすごく楽しい。彼らがどんどん上手になっていくのが手に取るようにわかるし、ビデオを持って走り回っているのと比べると、ボート上でも水中でも格段にのんびりしてる。
たまにはこういう年があってもいいよね。

2011/02/23

アイランド・タイム

今日はダイビングなし。
昼近くまで寝て、のんびりバンガローから店へ降りていきました。 写真は道々撮ったもの。
ここのところ、ブーゲンビリアが満開。この花は水が少なくても大丈夫なんだろうな。こんな時期に満開なんて。そのせいで花もカサカサしてるんだろうか。
バンガローのあるView Point Resortから下へ降りる階段にて。バンガローからはもう少し広く見えるけど、階段を降りるに連れて海の景色は小さくなってくる。
ハイビスカスは最近色があせ気味。これは雨が多いほうがいいみたい。
とおりがにぎやかになる手前にパパイヤの木がたくさん生えてるところがある。
実がもう少し大きくなったらソムタムというサラダになるグリーンパパイヤ。パパイヤの木は生長がすごく早くて、1年でこれくらいの大きな木になってしまう。
そこかしこが工事中っていうのも、ここ数年のピピ島の風景のひとつかな。どんどん新しい建物が建つ。ここには何が建つんだろう。
だんだん人通りの増えていくとおり。各所で振り売りのおばさんたちを見かける。売っているのは小分けされたタイのスウィーツやおやつが多い。
とにかく何でも売ってるリムカオ。特に何か修理するときには必要なものをここに買いに来る。フリスビーからトイレットペーパー、文具、テレビのケーブル、と何でもある。
先シーズンくらいからにぎやかになり始めたビーチへ向かうとおり。特に夜中は歩くのが大変なほど混みあう。
最近オープンしたチャーリーモール。まだ全店舗が埋まってないので閑散としてるけど、きっと時間の問題でにぎやかになる。
通りの端に並ぶお土産やさん。でも、この手のお土産はタイからインドネシアまでほぼ同じものが売ってる。一体どこで作ってるんだろう。
ちなみに私のビーチサンダルはいつもこの辺で買う。最初に言われる値段はいつも300バーツ。そして最終的に払うのはいつも200バーツ。同じサンダルがクラビでは80バーツ。いいんだか悪いんだかわかんないけど、島って概してものが高いから仕方ないよね。
一見なんなのかわからないけど、よく見ると各国の国旗。バックパックに自分のいったことのある国の国旗を縫い付けるのはバックパッカーの風習?でも、バックパックを買い換えたらまた全部付け直すんだろうか、彼らは・・・?
店の裏手のマーケット。昔からのマーケットなんだけど、最近は旅行者用に料理の味と料金を変えてる店が多くて、私にはいまひとつ信用ならない。
同じようなものが店先に並んでるけど、店によって全然味が違う。

と、まぁ、こんな感じで通勤です。

今日は天気がよくて暑い暑い。

2011/02/16

水中写真

ずいぶんとブログを書くのをサボっていた気がする。
ということで、久しぶりに水中写真。
まず最初は泳ぐタコ。
これはここ4年くらい見るようになったウミウシ。これは細いコーラルに絡んでいるウミウシを裏側から撮ったもの。

ミナミハコフグの幼魚。これは特に小さいけれど、もう少し大きくなったらちゃんとした四角い箱のような形になる。でも成魚になると、こんなにかわいい柄じゃなくなっちゃうんだよね。この子達はいつもおちょぼ口をしていて、一生懸命に隠れようとするところがすごくかわいいのだ。
ご存知映画「Finding Nimo」の主人公カクレクマノミ。名前の通りすぐにイソギンチャクの中に隠れてしまってなかなかうまく写真に写ってくれない。
これは体長2cmくらいのソリハシコモンエビ。いつも同じところに数匹から数十匹一緒にいて、そこに来る魚たちの体表をクリーニングする。私たちが手をそっと差し出して、じーっと待っていると、つめの甘皮を掃除しに来てくれる。チリチリくすぐったいけど。
今年は出てくるのが大幅に遅かったニシキフウライウオ。これを見るのとタツノオトシゴを見るのだったらこれを選ぶ人はかなりの本数を潜っている人。珍しい魚なんだ、これが。ちなみにこの子は女の子です。
このウミウシ。プーケットとピピの間にある沈船で以前は頻繁に見たけど、ピピ周辺ではそれほど頻繁には見ない。写真だと見づらいけど、体表が白から黄色にかけてグラデーションになっていてすごくやさしい色をしている。
ミノカサゴの赤ちゃん。写真では大きさがわからないけど、体長3cmくらい。同じような色のソフトコーラルに隠れてたところを発見。成魚になると背びれに毒をもつ刺ができるんだけど、これくらいの赤ちゃんならまだヒレもふにゃふにゃ。
じゃ~ん。タツノオトシゴ。去年同じコーラルにタツノオトシゴがついていたけど、今年は違うこのように見える。去年の子はもっと黄色かった。
小型のコブシメ。すぐ近くにもう1匹いたのできっとメイティングでもはじめようかと思ってたのかもしれないところを激写。体表は普段は砂地に擬態しているような色をしているけど、興奮したり威嚇したりするときには色がころころかわる。それを見るのも楽しみのひとつ。邪魔してごめんね、コブシメちゃん。
砂地でころリンと座っているキリンミノを発見。普段はカメラを向けるとあっちのほうを向いてしまって、顔の写真が撮りにくいんだけど、なぜかこの子はあんまり反応しなかった。調子が悪かったのかな。
サビウツボ。時々同じ穴から数匹同時に頭を出している。この種類の子達は明らかにカメラのレンズが嫌い。自分の姿が移るんでしょうか。レンズに向かって威嚇してくることが多い。でもこのときは隣でもうひとりのダイバーがカメラを向けたのでそっちに気を取られている瞬間。
そろそろ私のエビ好きがばれそうな1枚。そうなんです。エビ類が好きなんだよね~、水中で。お客さんにもすぐばれるくらいエビばっかり見せる習慣が私にはあるらしい。
このエビはスザクサラサエビ。さっきの写真のソリハシコモンエビと同じようなところに隠れてる。そして1匹いたら絶対に周辺に20匹はいる。
じゃじゃ~ん。最後の写真は私の写真。この前新婚旅行で来てくれていたダイバーのひとりの潜降を手伝っているところ。左が私です。
そしてこれはスキルの練習をしているところ。これは右が私です。彼女は1年以上ぶりのダイビングだったのでリフレッシュコースを取っているところです。この写真「自分の写真ってあんまりないものでしょ」ってお客さんが送ってくれた。そうなのよ。魚もほかの人の写真もいっぱいあるのに自分がダイビングしてる写真てあんまりないんだよね。はは。