2009/06/27

風の丘 ~二人旅 Norway Lofoten Islands~

6月11日
朝から風は冷たいものの、陽射しが気持ちいい。
目の前に広がる海がキラキラしてる。

朝食はいつも似てる。スモークサーモン、オニオンスープ、ポテトサラダ、シュリンプカクテル。
この写真は売ってるままのスモークサーモン。トラウトサーモンそのままの形の切り身になってる。ちゃんと裏側には皮もついてる。

朝は釣りへ。午後はちょっと裏手の湖まで散歩に出かける。
はじめにWolleが「散歩」って言ったから、気軽についていったら結構な山を登ることに・・・。
でも景色は格段にいい。
Wolleはもうひとつ向こうの山までいくって言うから、私はそこで帰ることにする。
岩と低く茂った草と木の生えてるところを歩いている。どこでも簡単に踏めてしまうので、逆に特別にみんなが歩いた跡があるわけではない。上っていくときにはWolleについていけばよかった。でも今度、一人で下りていく時、一体どこを歩いてきたのかさっぱりわからず、遠くの何か覚えているものを目標に下りていくしかない。
なんとな~く迷いながら下りる。
おそらくしばらくは帰ってこないであろうWolleを待つ気にもなれず、町へ出てみる。ご飯の買い物も兼ねて。

ノルウェイの国全体なのか、それとも地域によって違うのかはわかんないけど、ボートのハルの形が異様にかわいい。どうしてこんなに丸っこくしてあるんだろう。
これがこの村でたった1軒のスーパーマーケット。外から見ると、とてもスーパーマーケットとは言えないけど、中に入ると驚き。
ありとあらゆるものがコンパクトにまとめておいてある。食品から生活雑貨、ちょっとしたお土産まで。これはまさに「Super」ですね。
村に1軒のパブ。レストランやバンガローも兼ねていて、釣り好きの旅行者が沢山泊まっているみたい。バンガローのつくりは私たちのとよく似ているけど、この看板がかわいくて思わず写真に撮ってしまった。こういうところならでは・・・かなぁ。
オールでこぐような小さなボートが保管してある。その下に・・・。
アンコウの干物・・・??!!
いやいや、これは食べるものじゃないと思うけど。写真では見にくいけど、頭から出てるアンテナみたいなのもちゃんとカリカリになってる。
小さな漁港の隅で、今日釣ってきた魚をさばいている。これは地元の人じゃなくて、旅行者が釣りに行って自分で裁いているところに出くわした。
mmmm・・・・。この寒くて冷たい風の吹く海に出るだけでもご苦労様なのに、それを自分でさばくのかぁ。しかも外で・・・。見てるだけでも手がかじかみそう。
私たちが通りかかったときに帰ってきたボートから降ろした収穫。
このコッドは18.5kg。まん丸のおなかをしてるけど、卵でも持ってるんだろうか。
自分で釣り上げたんじゃないので、写真の私はちょっと引け腰・・・。 魚の頭のほうが私の頭より大きいぞ。たぶん位置的には私のほうがちょっとカメラに近いはずなのに。
これがハリブート。ひらめのお化けみたい。人気があるだけあって、確かに他の魚よりもおいしい。味はカレイ・ヒラメとほぼ同じ。切り身が肉厚なだけに、食べ応えがある。
みんな釣りにはこんなボートで出かけてる。私が普段乗りなれてるボートと比べるとかなり小さい。
こんな小さなボートに大きなドイツ人のおじさんが4人とキャプテンが乗ってた。座ったまま動けなさそうだ。
岸の形が入り組んでいるので、橋も多い。 Wolleも途中から散歩に参加。
干物。
途方もなく沢山の魚が干してある。何日くらい干すとこんなに乾くんだろう。これなら一冬は優に持ちそう。

どこに行っても、これくらい乾燥したものばっかり目にしたけど、まだ干し始めのときに、カモメからどうやって魚を守るんだろう。カモメは、カモメの卵を売っているのを見たくらいうじゃうじゃいて、時々けたたましい声をあげてうるさいほど。
遠目に見て、「ぅわ~ぉ。干しカキなんてあるんだ~。」なんてちょっとほくほくしていた。
近づいてみたら魚の頭。なぁ~んだ。
でも、魚の頭なんてどうするんだろう。だし・・・?

近寄ってみると、干からびて引きつってるだけに、結構怖い顔をしてる。



どこを歩いてもタンポポ。
冬には雪が沢山降るんだろうなぁ、なんて想像をさせるドアの高さ。きっとそこまでは雪が積もるのが当たり前なんだろうなぁ。
私たちの泊まるキャンピングサイトには、キャラバンで来てる人たちも沢山いる。
風が強いときには、バンガローごと飛ばされそうなこともあるという。
耐風対策??
ワイヤーでバンガローが4箇所固定されてる。
確かに寝ようとしてるときなんかに聞こえるのは、風でバンガローがきしむ音。
私たちのいる間、天気もよく、風もなく上々だった、と最後の日に聞いた。私にとっては、常に風の吹いている状態だったけど・・。でもこれで「風がない」のね、ここに長くいる人たちにとっては。

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