さてさてビザを申請して、ピピに戻るまで中2日。
その2日をどうするか毎回悩むところ。
大体ペナンにはビザのためにしか来たことないから何があるのかよく知らない。私にとってのペナンはインド料理とラーメンがおいしいところ。
一般的にはっショッピングっていうけど、私はプーケットで用は足りてる。
でも1日ドミでゴロゴロするよりも町に出てみよう。
早々、そういえば、壊れたサングラスのねじがプーケットではみつからなかった。このサングラスは去年ペナンで買ったものだから同じ店に行けばきっとあるでしょう。
よし、今日はショッピングセンターへ。
昨夜エージェンシーでもらった地図を広げてみる。
宿はリトルインディア。で、ショッピングセンターは?
あれ?どこだっけ?
開いた地図には、歴史的観光場所とか書いてあって、ショッピングセンターなんて載ってない。しかも私はそのショッピングセンターの名前を知らない。
ただいつも、なんとなくどうにかしてそこに行ってるだけ。
記憶をたどると、、、なんとなくリトルインディアの北西側だったような気がする。
宿を出て、大体の見当で曲がって、しばらく歩いて、不安になりかけるころに見えてくる。そんな感じだった記憶がある。
てくてく行くうちに大通りへ。
と、目に入ったのは、「手相・顔相占い」の店。そういえばこのおばちゃんのことどっかで読んだことがあるぞ。
どうせ時間をもてあましているんだからちょっとのぞいてみた。
「何見てくれるの?」てきくと、「手と顔。現在と未来。」
おぉ。なんてシンプルな答え。
顔なんて見てもらったことないから面白いかも。
結局見てもらうことにする。
まず手。
女性は右手が現在で、左手が未来なんだって。
右手。
長生きする。やさしい。頭脳がいい。どれもたいていは誰にでも言いそうなことをいくつか言ってくれる。
と、急に結婚の話になる。
なになに??
「結婚したことあるか?」
ない。
「それはよかった。あなたの若いときの結婚はうまくいかないはず。少なくとも28歳以上でないと。」
はぁ。でも私28はとっくに過ぎてるんだけどなぁ。
「今ボーイフレンドはいるか?」
いるいる。
「その人とは長い間一緒にいることになるはず。」
え?なに?
「それって結婚ってこと?」
って、思わず聞くと、「いい時期だよ」って。
うひぇー。
そんなに簡単に言うなー。
しかも「それに関して、決定するのはあなただ。」だって。
なにそれ。それって私がプロポーズしなくちゃいけないってこと?
普通ポロポーズって男性がするもんでしょ?
なんだよ、それー。
「しかも、子供を、4人か5人産むでしょう。」って。
この時代に4人も5人も生むかなぁ。
でもそれはおばちゃんにとってとてもよいことらしく、とてもうれしそうににっこり。
今から4人も5人も産んでたら、末っ子が大きくなるころ、私めちゃくちゃおばあちゃんじゃん。
授業参観に「おばあちゃんが来たの?」っていう、あのありきたりのジョークも本物だったら面白くない。
そして、次は私の仕事に関して。
「あまりうまくいっているとはいえませんね。」だってー。
「今あまりお金もってないでしょう?」 おぉ!!ビンゴ!!
どうして人の財布の中まででわかるんだ!もしかして、はじめに値段を聞いたから??
さてさて、左手の未来。
「40歳~42歳くらいで少し大変な時期がありますね。長生きするけど、途中で病気があるでしょう。」
あぁ。病気するくらいなら長生きしなくてもいいんだけどなぁ。
毎日注射なんてやだもん。
最後になぜか指の長さを比べている。
右手の人差し指が薬指よりも短い。そんなこと初めて気づいたぞ。
「人間関係を友人と自分とイコールにするために、人差し指のつめを伸ばしたほうがいいね。」
要するに二つの指の長さを同じにしたほうがいいらしい。でもつめ伸ばすくらいで変わるものなの?
でもだから中国人のおじさんとか1本だけつめが長かったりするのかな。
そして今度は顔。
「うぅーん。とってもいいおでこをしてる。」
おでこかー。そんなところをほめられたのは初めてかも。
「そしてあなたは本当に心が優しいね。」
さっきも言われるし、こういう占いとかでよく言われるけど、私はそれほど優しくない。
こういう人たちは、人に「あなたは優しい」って言って暗示にかけて、少しづつ世界平和を目指しているんじゃないだろうか。
占い師の人たちこそヒッピー、ミス・ユニバースに次いで、実は隠れてLove & Peaceをモットーにしているとか・・・・。
細かいところは、おばさんの英語力のせいでうまく言えないらしく、よいことは「よい」だけですんでしまうので、何がどうよいのかよく分からないけど、まぁ、悪くなければいい。
もしかしたらこういうのは、一人じゃなくて誰かと一緒に行くと比較できて面白いのかも。
その後は迷い迷い、でもちゃんとショッピングセンターへたどり着いた。
方角はリトルインディアの南西あたりでした。
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