いやいや、この歳になって遠足というのも何かと思うんですが、今日はクラスでWolfsburgという町に遠足に行きました。
この町はVolkswagenの工場がある町で有名なところ。駅のわきにどど~んと、やったらめったら大きな工場が建っていて、よく見ると線路が工場内に直結してるほど。
これが私のクラスメイトたちで~す。
今日はなんと9人しか来てなかった。
このクラスはどうやら先生たちの間で「史上最悪」といわれてるらしく、とにかく騒がしい。教室から追い出されても、ドアがあくまでドアの前で待ってたりする子もいる。やる気があるのかないのかさっぱりわからない。
私は教える立場じゃないから、結構気軽に「かわいい子達じゃん」なんて思ってるけど、このクラスの教壇に立つなんて絶対嫌だ。ゴメンね、先生。
でも実際、いつもなぜか私の隣に来る子はすごく面倒見てくれるし・・・面倒な生徒だけど、他の生徒の面倒見はいいのかもしれない・・・これも結構謎・・・。
Volkswagenの工場内をツアーで回った。
けれど、撮影禁止で、工場内に入る前にカメラは預けなければならなかった。残念。
1時間半近くのツアーは工場内の車体のプレス部分と、組み立て部分を結構ゆっくり回ってくれた。
トラム状のものに乗って、ドライバー兼ガイドの人がしてくれる説明がスピーカーから流れる。どこを慮ってくれたのか、説明はクリアな英語ですごくわかりやすかった・・・数字がやたらと多いことを除けば。
それにしてもすごい数の数字を並べてくれて、私の頭の中はごちゃごちゃ。
1日に4万3千台のゴルフが作られる。ゼロから車になるまでに21時間かかる。1930年代にできたその工場は第2次世界大戦中にほぼ全壊したが、1箇所だけ残った棟の天井部分には、いまだに銃であいた穴が残ってる。戦後派1944年に再開したが、戦中はバズーカなど金属製品を生産していた。84000人ほどいる従業員のために食堂でカリーブルスト(ベルリンの名物で、カレー味のソースがかかっているソーセージ)を供給しているうちにVolkswagenの会社自体がカリーブルストを生産し販売するようになった。等々。
確か小学生のころに確かトヨタの工場を見学したことがある。その頃の工場はきっと今とは全く違ってるだろうけど、アーム型のロボットを使っているところはよく似ていたことを覚えてる。
大人になったせいか、その頃よりも雑多なことに興味を持つようになったせいか、今日の工場見学は随分と楽しかった。
これは14歳のMaria。
接するからに「14歳の優等生」といった子で、正直なところを言わせてもらえば、騒がしいほかの生徒よと接してるほうが楽。知識が必要以上に豊富なため常に自分が正しくなければ気が済まず、けれど子供、といった困ったキャラクターをすでに造り終えてしまっている・・・。
工場のあとには近くにあるAuto Stadtという車の会社のパビリオンなんかが並ぶアミューズメントパークへ。
あれ・・・。6枚のスクリーンに順に何かが映っていたのに、写真だと見えないんだね。
これはクラス1,2の問題児たち。
私にとってはいい子達なんだけどね。
こんな展示物なんかもある。
ランボルギーニの展示場。中は今ひとつ面白くなかったけど。
これは、コンピューターで簡単な車のデザインをして、プリントアウトしたもの。
第1問題児のFowziは何枚も作ってたけど。
私はどうも想像したものと一致しない車ができました。なんとなく奇妙な車だね。
今日は行っても行かなくてもいい、って言われてたから、どうしようか少し迷ったんだけど、行ってみてよかった。
楽しかったし、初めて行くところだったし。
珍しいことはしてみるものだね。
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