2014/02/26

水中の拾い物

ダイビングをしていると、水中の落し物を拾うことがある。


一番よく拾うのは、もちろんゴミの類。
私はスクーバ器材のひとつ、BCDのポケットにメッシュバッグを入れている。ポケットに入りきらないようなゴミを拾ってしまった場合、そのメッシュバッグが活躍する。


次に多いのが、ブレスレットなどのお土産で買うようなカジュアルなアクセサリー類。


さて、ゴミばかりではなく、スクーバダイビングに使う器材を拾うこともある。
その中でも一番多いのがスノーケル。
まぁ、スノーケルはダイビングをする人以外に、スノーケラーが落としていってるという分もあるのかもしれない。
マスクも時々拾う。これは使用中に落とすのではなくて、ボートの上から落としてしまっているんだと思う。




さて、私が拾ったことのあるもので珍しいもの。
もうだいぶ前のはなしだけど、ダイブコンピューター。そのころ、すでにダイブコンピューターは多くの人に普及していたものの、まだ、今のように誰でも持っているというものではなかった。それなのに、そんなに高価なものが水中に・・・。
そのコンピューターは随分長く水中に落ちたままになっていたようで、表面には何か生物が生えかけていた。
もちろんメンテナンスに出したら使えるようになる。


一人で持って帰れなかったもの。
小型ボートのエンジン。5馬力の小さなものだったけど、翌日他のスタッフと一緒にリフトした。




さて今度は去年の話。
水中を泳いでいると、ちょっと離れた大型のサンゴの上に何かキラキラするものが。
気になって、泳いでいってみると。
Go Proカメラ。
しかも最近発売した最新モデル・・・。
キョロキョロしてみたけれど、近くに何かを探しているようなダイバーはいない。念のため、スノーケラーかもしれないと思って水面も見上げてみる。誰もいない。


そういえばこのころ、他のダイバーもよくこのカメラを拾ってた。


このGo Proカメラ。去年、おととしくらいから急激に世界中で人気が出た。
Wolleもカヤックのトリップに出るときには、自分のカヤックの舳先にこのカメラをつけている。


まぁ、私が見つけた場所に戻しておいたところで、他のダイバーが持っていくのは確実な話。・・・ということで、私がカメラを陸に戻してあげることにする。


ちなみにこういう場合、一応中身をチェックする。
自分の知っている人が写っていたり、カメラに名前が書いてある場合にはその人に戻す。
が、どうにも手がかりがない場合、一応数週間は保管する。そしてその間に名乗り出てくる人がいない場合、自分の手元に残す。


去年は私もこのカメラを結果的にいただくことになった。




さて、今年。
去年と比べるとこの種類のカメラを水中で拾った、という話が極端に少ない。
よくみていると、去年はみんなカメラをハウジング(水中にも対応できるカメラのケース)に入れ、手に持って使っていたように思うのだけど、今年はみんな、そのカメラ用のスティックにつけたり、紛失防止用のアタッチメントを使ったりしている。
なるほど。
そのせいで、去年よりも落とす人が減ったということだ。


それにしてもこのGo Proカメラの人気、目を見張るものがある。
小型で、画質も驚くほどいい。これじゃ、私がしていた水中映像を撮ってDVDをダイバーに買ってもらうという職業が下火になるわけだ。




今日のダイビング中に拾ったもの。
足首につけるアンクレットとプラスチックのコップ・・・要は、ゴミの回収みたいなもの。
もう少しステキなものがいいですな。





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