さてさて、6か月ぶりにドイツに帰ってきました。
この「帰ってきました」。すでに友達に冷やかされた。「初めてドイツのことを『home』って呼んだね~」。そう。いつの間にか「ドイツに帰る」という感覚になってきた。
去年 、今までになく長くドイツにいたせいか、ドイツの生活にかなり慣れた気がする。
実際におととい「帰ってきた」時にも「うちに着いた~」という気分になった。結婚生活に慣れたせいもあるのか、あるいは去年ドイツのIDカードを手に入れたせいか。
今回のフライト。Finnairでヘルシンキ経由ベルリン行き。以前にも使ったことのある経路。ヘルシンキの空港をざっとわかっているだけに気も楽だ。
日本を出発する際のチェックインカウンターで搭乗券を受け取る。
すでにウェブサイトでチェックインしていたけれど、プリンターのご機嫌が悪く搭乗券をプリントアウトできなかったから。だから、ウェブサイトですでに通路側の座席は確保してある。これだけでも少しは気が楽。ああ、楽々続き。
と、毎度のことながら、ドイツに帰るときには「日本に戻ってくる」チケットを持っていない。そうすると、ドイツを出国する保証がないことになる。これは特にヨーロッパで厳しいのかもしれないけれど、ドイツに違法滞在しない保証を見せろ、ということになる。毎回ここでひと悶着ある。私はドイツ人のパートナーのところに行くのだ、と言っても、当たり前だが信じてはくれない。その証拠を見せろ、ということだ。
ところが今回、すでに私のパスポートの名前が鵜飼からWollweberに変更してあるせいか、一言「IDカードはお持ちですか」。はいはい、ありますよ~。ここでやっと、そういえばいつも引っ掛かるんだったことに気づく。
でも、今回はIDカードというドイツ在住の証明を持っているのだー。
そういえば、6か月前にヘルシンキからEUを出るときにも、これ一つ見せただけで何の質問もなく短時間でイミグレーションを通り抜けた。
空港までわざわざ両親が送りに来てくれていたこともあって、イミグレーションの混み具合を何気なく聞いてみた。「今日の混み具合ってどれくらいですか」
ところがカウンターのお姉さんはこれを飛行機内の混み具合を勘違いしたらしい・・・というか、私の質問はここでするものじゃなかった。
「そうですね、ほぼ満席なんですが…。お客様のお座りになる座席の隣はすでに埋まっています。でも、2席空いているところが1か所ありますね。もしかしたらあとから埋まるかもしれませんが、こちらの通路側のお席に変更しましょうか」
なに?
もうすでに搭乗券は私の手に握られているというのに、さらに変更可能なんですか。あ、そりゃそうか、できるよね。でも、何に驚くかといえば、なんというサービス。
その時は「いや~、ありがとうございます~。お願いします~」なんて、当たり前のように受け取ったけれど、よく考えたらこれはとてもうれしいオファー。
もしかしたらこの10時間フライトで2席使えるかもしれない。隣に小山のような人が座るかもしれない可能性を考えると2席確保はベッドに近い。・・・実際私は2席で横になれる。
そして、実際、私の隣は空いていて、ほかのみなさんぎゅうぎゅうで座っている中、横にならせていただきました。
横になりながらつらつら考える。
どうしてこんなオファーを「私に」くれたんだろう、と。
ああ!IDカードだ。
IDカードをもって住んでいる国と母国を往復するということは、これからも同じフライト経路を使うかもしれない可能性大。一生に1度しかこのフライト経路を使う可能性のないかもしれない旅行者にサービスをするよりも、私のような者にサービスをしておいた方が これから先の売り上げにつながるというもの。
な~るほど。
IDカードさまさま、だ。
そんなこんなで、今回のフライト、気も体もずいぶん楽だった。
これからもこんなサービスが毎回あるとは期待できないけれど、IDカードの偉大さを思い知る。大事にしなければ。
Finnairさん、次回も使いますよ~。
この「帰ってきました」。すでに友達に冷やかされた。「初めてドイツのことを『home』って呼んだね~」。そう。いつの間にか「ドイツに帰る」という感覚になってきた。
去年 、今までになく長くドイツにいたせいか、ドイツの生活にかなり慣れた気がする。
実際におととい「帰ってきた」時にも「うちに着いた~」という気分になった。結婚生活に慣れたせいもあるのか、あるいは去年ドイツのIDカードを手に入れたせいか。
今回のフライト。Finnairでヘルシンキ経由ベルリン行き。以前にも使ったことのある経路。ヘルシンキの空港をざっとわかっているだけに気も楽だ。
日本を出発する際のチェックインカウンターで搭乗券を受け取る。
すでにウェブサイトでチェックインしていたけれど、プリンターのご機嫌が悪く搭乗券をプリントアウトできなかったから。だから、ウェブサイトですでに通路側の座席は確保してある。これだけでも少しは気が楽。ああ、楽々続き。
と、毎度のことながら、ドイツに帰るときには「日本に戻ってくる」チケットを持っていない。そうすると、ドイツを出国する保証がないことになる。これは特にヨーロッパで厳しいのかもしれないけれど、ドイツに違法滞在しない保証を見せろ、ということになる。毎回ここでひと悶着ある。私はドイツ人のパートナーのところに行くのだ、と言っても、当たり前だが信じてはくれない。その証拠を見せろ、ということだ。
ところが今回、すでに私のパスポートの名前が鵜飼からWollweberに変更してあるせいか、一言「IDカードはお持ちですか」。はいはい、ありますよ~。ここでやっと、そういえばいつも引っ掛かるんだったことに気づく。
でも、今回はIDカードというドイツ在住の証明を持っているのだー。
そういえば、6か月前にヘルシンキからEUを出るときにも、これ一つ見せただけで何の質問もなく短時間でイミグレーションを通り抜けた。
空港までわざわざ両親が送りに来てくれていたこともあって、イミグレーションの混み具合を何気なく聞いてみた。「今日の混み具合ってどれくらいですか」
ところがカウンターのお姉さんはこれを飛行機内の混み具合を勘違いしたらしい・・・というか、私の質問はここでするものじゃなかった。
「そうですね、ほぼ満席なんですが…。お客様のお座りになる座席の隣はすでに埋まっています。でも、2席空いているところが1か所ありますね。もしかしたらあとから埋まるかもしれませんが、こちらの通路側のお席に変更しましょうか」
なに?
もうすでに搭乗券は私の手に握られているというのに、さらに変更可能なんですか。あ、そりゃそうか、できるよね。でも、何に驚くかといえば、なんというサービス。
その時は「いや~、ありがとうございます~。お願いします~」なんて、当たり前のように受け取ったけれど、よく考えたらこれはとてもうれしいオファー。
もしかしたらこの10時間フライトで2席使えるかもしれない。隣に小山のような人が座るかもしれない可能性を考えると2席確保はベッドに近い。・・・実際私は2席で横になれる。
そして、実際、私の隣は空いていて、ほかのみなさんぎゅうぎゅうで座っている中、横にならせていただきました。
横になりながらつらつら考える。
どうしてこんなオファーを「私に」くれたんだろう、と。
ああ!IDカードだ。
IDカードをもって住んでいる国と母国を往復するということは、これからも同じフライト経路を使うかもしれない可能性大。一生に1度しかこのフライト経路を使う可能性のないかもしれない旅行者にサービスをするよりも、私のような者にサービスをしておいた方が これから先の売り上げにつながるというもの。
な~るほど。
IDカードさまさま、だ。
そんなこんなで、今回のフライト、気も体もずいぶん楽だった。
これからもこんなサービスが毎回あるとは期待できないけれど、IDカードの偉大さを思い知る。大事にしなければ。
Finnairさん、次回も使いますよ~。
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