自分だけが持っているジンクス、ってあるんじゃないかと思う。
さらに「ジンクス」というからには、いいものも悪いものもある。
そして、私があんまり好きじゃないジンクスも。
今年、久しぶりにピピ島に5月までいた。
5月といえば、もう、シーズンの切り替わり。
3月の中旬くらいから少しずつ、インストラクターたちが島を出て行く。
次の仕事に移動していったり、残りの半年を過ごす地域へ移動していったり、あるいは国に戻ったり。
毎日とは言わないけれど、頻繁に誰かの送別会があり、気がつかないうちに仲間が減っていく。
今年は2月のBobbieとGaryを皮切りにひとり、あるいはカップルで二人ずつ。
次はSophieとJamie。
そしてKaty、Nick、そしてムードメーカーだったMicael。
4月のソンクランが終わって、今シーズン一番頼りにしていたTom、そしてかわいがっていたPikeyとMatt。
さらに絶対に島を出ることはないと思っていたAndy、と一緒にJohanna。
もうこれで、ハイシーズンの店のスタッフはPhilと私、Stephくらいしか残ってない・・・。
さて、冒頭にもタイトルにもジンクスという言葉を使っておきながら、スタッフが島を出て行く話になったということは、もちろん、私が持つジンクスのひとつに「別れ」が関係する。
私の別れ際のジンクス。
「涙が出てしまったらもう2度と会えない」
だ。
mmmm・・・・、嫌なジンクス。
このジンクス、かれこれ10年近く持ち続けてる。
これに気がついてから・・・というか、気にし始めてから実際に涙が出てしまったのは数人。そして、その数人には、それから会ってない・・・だからジンクスなんだろうけど・・・。
この「涙」。
私の涙だけじゃない。
相手も含まれるからなお悪い。
相手の涙なんて、コントロールできない。
そして、今年。
泣きそうになってしまったのだ、困ったことに。
いや、実際に涙が出たわけじゃない。
だから、このジンクスには引っかからないのかもしれない。
でも、それだけでも、もう、気になって仕方ない。
もう彼らには会えないんじゃないか、って、思うと、すごく悲しい。
この仕事、あるいは、学生のころからの放浪を始めてすでに20年近く。
ことあるごとに人と別れてきた。
もちろん、別れた、ということはそれと同じだけ出会っているわけで、こんなにうれしい話はないのだけれど、最後にその人と会ったのは「別れ際」だから、どうしても出会った瞬間よりも別れのほうが記憶に残っていることが多い。
最初の数年、あるいは10年くらいは、この別れ際が悲しくて、寂しくて、仕方がなかった。
自分が去る立場なら、まだいい。
置いていかれる立場になると、もう、悲しくて仕方がない。
それが、だんだん、上手に別れることができるようになって・・・あるいは別れに対して鈍感になって・・・気付いたらこんな、うれしくもなんともないジンクスまで持って・・・。
このシーズンに泣きそうになってしまったのは、MicaelとXanath。
島を出る直前に彼と店の間で少々揉め事があり、おそらく・・・いや、絶対に彼は来シーズン戻ってくることはないだろう。
それは彼が口に出さなくても、みんなががっかりしていたことのひとつ。
彼の送別会。
翌日のダイビングを押して、出かけた。
先に帰るといって立ち上がった私を抱きしめてMicaelが言った。
「今度ピピに戻ってくるときには、君に会うためだけに戻ってくるよ。」
この瞬間、なんだか彼らがいなくなることが、すごく悲しくなってしまった。
そして、涙が、出るか、出ないか・・・出そうか、そうでないか・・・・って。
自分のジンクスを知ってるから、最近ではできるだけさらっと別れるようにしていたのに。
Micaelが変なこというから。
普段ジョークしか言わないくせに。
これは、私にとって大失敗。
まさかのMicaelだ。
このことがあってから、このジンクスのことをちょこちょこ気にして考えた。
「ジンクス」って、決め付けるからいけないんだ。
とか。
「実際には自分が死んじゃうまでわかんないじゃないか。」
って、考えてみたり。
で、結論。
Mica・・・私はこう呼んでた・・・に電話してみた。
で、どこにいるの?これからの予定は?
って、聞き出して、今度の9月10月あたり、バリにいるからおいでよ。
なんてことになった。
そうだ、そうだ。
このジンクス、故意的に破ってしまえばいいんだ。
今度もし私が時間が取れてバリに行けて、MicaとXanathに会うことができたら、もしかしたらこのジンクスに勝てるかも。
そんな風に今考えてる。
9月、10月、ピピに移動する前にバリに寄っていこうかな。もう何年もバリに行ってないから、Marioの子供が二人も生まれたっていうのに、まだ顔も見てないし。
ジンクスを破るのと同時に、久しぶりに友達に会うものいいなじゃない。
さらに「ジンクス」というからには、いいものも悪いものもある。
そして、私があんまり好きじゃないジンクスも。
今年、久しぶりにピピ島に5月までいた。
5月といえば、もう、シーズンの切り替わり。
3月の中旬くらいから少しずつ、インストラクターたちが島を出て行く。
次の仕事に移動していったり、残りの半年を過ごす地域へ移動していったり、あるいは国に戻ったり。
毎日とは言わないけれど、頻繁に誰かの送別会があり、気がつかないうちに仲間が減っていく。
今年は2月のBobbieとGaryを皮切りにひとり、あるいはカップルで二人ずつ。
次はSophieとJamie。
そしてKaty、Nick、そしてムードメーカーだったMicael。
4月のソンクランが終わって、今シーズン一番頼りにしていたTom、そしてかわいがっていたPikeyとMatt。
さらに絶対に島を出ることはないと思っていたAndy、と一緒にJohanna。
もうこれで、ハイシーズンの店のスタッフはPhilと私、Stephくらいしか残ってない・・・。
さて、冒頭にもタイトルにもジンクスという言葉を使っておきながら、スタッフが島を出て行く話になったということは、もちろん、私が持つジンクスのひとつに「別れ」が関係する。
私の別れ際のジンクス。
「涙が出てしまったらもう2度と会えない」
だ。
mmmm・・・・、嫌なジンクス。
このジンクス、かれこれ10年近く持ち続けてる。
これに気がついてから・・・というか、気にし始めてから実際に涙が出てしまったのは数人。そして、その数人には、それから会ってない・・・だからジンクスなんだろうけど・・・。
この「涙」。
私の涙だけじゃない。
相手も含まれるからなお悪い。
相手の涙なんて、コントロールできない。
そして、今年。
泣きそうになってしまったのだ、困ったことに。
いや、実際に涙が出たわけじゃない。
だから、このジンクスには引っかからないのかもしれない。
でも、それだけでも、もう、気になって仕方ない。
もう彼らには会えないんじゃないか、って、思うと、すごく悲しい。
この仕事、あるいは、学生のころからの放浪を始めてすでに20年近く。
ことあるごとに人と別れてきた。
もちろん、別れた、ということはそれと同じだけ出会っているわけで、こんなにうれしい話はないのだけれど、最後にその人と会ったのは「別れ際」だから、どうしても出会った瞬間よりも別れのほうが記憶に残っていることが多い。
最初の数年、あるいは10年くらいは、この別れ際が悲しくて、寂しくて、仕方がなかった。
自分が去る立場なら、まだいい。
置いていかれる立場になると、もう、悲しくて仕方がない。
それが、だんだん、上手に別れることができるようになって・・・あるいは別れに対して鈍感になって・・・気付いたらこんな、うれしくもなんともないジンクスまで持って・・・。
このシーズンに泣きそうになってしまったのは、MicaelとXanath。
島を出る直前に彼と店の間で少々揉め事があり、おそらく・・・いや、絶対に彼は来シーズン戻ってくることはないだろう。
それは彼が口に出さなくても、みんなががっかりしていたことのひとつ。
彼の送別会。
翌日のダイビングを押して、出かけた。
先に帰るといって立ち上がった私を抱きしめてMicaelが言った。
「今度ピピに戻ってくるときには、君に会うためだけに戻ってくるよ。」
この瞬間、なんだか彼らがいなくなることが、すごく悲しくなってしまった。
そして、涙が、出るか、出ないか・・・出そうか、そうでないか・・・・って。
自分のジンクスを知ってるから、最近ではできるだけさらっと別れるようにしていたのに。
Micaelが変なこというから。
普段ジョークしか言わないくせに。
これは、私にとって大失敗。
まさかのMicaelだ。
このことがあってから、このジンクスのことをちょこちょこ気にして考えた。
「ジンクス」って、決め付けるからいけないんだ。
とか。
「実際には自分が死んじゃうまでわかんないじゃないか。」
って、考えてみたり。
で、結論。
Mica・・・私はこう呼んでた・・・に電話してみた。
で、どこにいるの?これからの予定は?
って、聞き出して、今度の9月10月あたり、バリにいるからおいでよ。
なんてことになった。
そうだ、そうだ。
このジンクス、故意的に破ってしまえばいいんだ。
今度もし私が時間が取れてバリに行けて、MicaとXanathに会うことができたら、もしかしたらこのジンクスに勝てるかも。
そんな風に今考えてる。
9月、10月、ピピに移動する前にバリに寄っていこうかな。もう何年もバリに行ってないから、Marioの子供が二人も生まれたっていうのに、まだ顔も見てないし。
ジンクスを破るのと同時に、久しぶりに友達に会うものいいなじゃない。
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