2013/06/15

お留守番

実家にひとりでお留守番。

今週末、両親が所用ででかけ、家にひとりきり。


こんなことは・・・・もしかして、初めて・・・?
前にも1回くらいはあったかなぁ。


ひとりになる前は、ごろごろできるじゃん、とか、好きなもの食べられるじゃん、とか、何もしなくていいじゃん、なんてちょっと喜んでいたりもしたんだけど・・・。



両親が出かける朝、私は病院の予約があったので、両親よりも一足先に家を出ることに。
いってきまーす、かなんか言って、車で出かけたのはいいけど、二つ目の信号にたどり着く前に、「あれ、帰ってきたら、みんなもういないんだよね。」なんて思って、ちょっと不安になって、してもいない忘れ物を取りに行った振りなんかしてみた。

流石に2回目に家を出たときには、行ったりきたりしていても始まらないことに気付き、ちゃんと病院に向かったけど・・・。


さて、病院から戻ってくると、鍵もかかってるし。家中の窓も閉まってるし・・・・当たり前だけど。


何をしようか。

あ、まずご飯だ。

・・・・・。
何食べようか。

ご飯が残ってるからお粥かな。


ご飯を食べ終わる。

・・・・・。
することない・・・。

あ、いつもあんまりしない床ぶきでもしようか。
あ、今日は夕食作んなくていいから、台所のレンジ周りでもきれいにしようか。

あ、そういえば、庭に野良猫がウンチしてたの、昨日見つけたから、取っちゃおう。

あ、ダンボールが山積みだから、片付けて。
あ、こんなところに汚れたままの漬物用の甕がある。洗っちゃえ。
あ、なんか、玄関汚れてない?

・・・・。
気がついたら、いつでもできるような掃除ばっかりしてる。


小さなころ、家族の誰かが一人で家に留守番しているときには「○○がネズミに引かれちゃうといけないから早く帰ろうね。」って、言って早く帰る、という習慣があったのを思い出す・・・。




いくら掃除しても、しても、まだ外は明るく、時間が経つのが実に遅い・・・。


今日、私、ネズミに引かれちゃうかな。


そんなとき。
電話が鳴る。
出てみると・・・。
「JR岡崎駅のものですが。今日ご家族の方が4名さま、特急の切符を使ってお出かけかと思いますが・・・。」

・・・・・!!!!!!!!



結局、内容は、特急券の料金を余分に頂いてしまった、だか、なんだか、だったんだけど・・・。
もう、心臓がホップスッテップで逆立ちしちゃうんじゃないかと思うくらい驚いた。

頼むから、ネズミに引かれるんじゃないか、なんて心細い思いをしているときに、よりによってそんな電話だけはやめて。


そんな電話の後は、もう気が抜けて、掃除もする気もなくなった。

本を読み終えた。
コンピュータのメモリに入っている膨大な音楽のファイルを整理し始めたけど・・・複雑すぎて途中で挫折。
もう一度ご飯を食べる。
洗濯物を取り込む。
編み物なんかを始めてみて、いくらなんでも季節がずれていることに気付き、ほどく。
夜のために、お風呂を洗う。
インターネットで「笑える画像」などという、今まで開いたこともないサイトを開いてみる・・・ネタがわからなくて、ちっとも笑えない・・・。


自分でも呆れかえるほど落ち着きがない。


そうだなぁ。
よくよく考えてみると、私はここ10年ほど、常に誰かと一緒にいる。
家に帰ればWolleがいたり、実家にいれば両親がいたり・・・。転がり込むのは大家族の祖母の家、とか、弟の家、とか。
タイにいるときは、昼間、仕事仲間とうだうだしてる。その後はつるんで飲みに行く。帰りはWolleと一緒。
日本にいるときには、特に夜「静かにしてくれ!」と叫びたくなるようなちびっ子モンスターたちが近くにいる。
ドイツでひとりきりになることはまずないし・・・。


ひとりでいると、何もすることないんだね。
自分の時間を見つけて読むから、本だって面白いのかもしれない。
ずっと誰かが一緒にいるから、夜、静かになるのが、ほっとするのかもしれない。


こんなことなら、いっそ、この日にあらかじめ誰かと会う約束でもしておけばよかった・・・。

いつも誰かがそばにいるって、とてもありがたいことなんだ、ってよぉ~~~~く、かみしめております、今夜。

いつも私のとなりにいてくれる人、ありがとう。
いつもぶぅぶぅ怒っていて、ごめんね。

今晩ネズミに引かれませんように・・・。


 

2 件のコメント:

nongbua さんのコメント...

こんにちは!
 某映画を観て、もうあれから8年以上経つんだなと思い関係書を探し「津波 ~ASIAN TSUNAMI~」を読ませていただきました。いろいろと考えてしまいますね。ですが、鵜飼さんがお元気そうでなによりです。
 そういえば、今はピピ島ってプーケットから簡単に日帰りができるのですね。時代は変わりますね。

ヴォルヴェバー 康子 / Yasko Wollweber さんのコメント...

コメントに長いこと気づかず、申し訳ありません。
本を読んでくださったんですね。ありがとうございます。
そうなんです。最近ではピピ島はプーケットノデイトリップで来る方が多いんですよ。特にあの津波の後から。本当は宿泊したほうが楽しいと思うんですが、ツアーがあればそれに参加したくなりますよね。
島もどんどん変わっていきます。私が見ている限り数年ごとに雰囲気が違う気がします。