2013/11/28

なぜここにいるの?

最近の私の旅行は、友人を訪ねる、という目的のことが多い。よって、観光を目的にした旅行とは少し違うことが時々起こる。

久しぶりにバリに来たのも、モルディブで一緒に働いていたMarioに会うため。
でも、今回はバリの伝統的なダンス、ケチャックダンスなんかも見に行ったし、比較的観光地にもいってみた。

Marioは、私が遊びに来たとはいっても、自分の仕事もしなくちゃいけないし、夜はくたくただし、と毎日遊んでくれるわけではない。
私だって、誰かがピピ島に遊びに来ても、彼らの滞在期間中一緒にいてホリデーを楽しむわけにはいかないから、それと同じこと。
でも、それでも、せっかくYaskoが来てるんだから、と、ちょこちょこと連れ出してくれる。

ちょこちょこと連れ出してくれるのはいいんだが、時々とんでもないところで、一体私はどんな顔をしてここにいればいいんだろう、なんて思ってしまうときもある。

その際たるもの。
インドネシア・ポーランド ビジネス振興交流会・・・・のようなもの。
参加者は、バリで自分のビジネスを持っているポーランド人、バリの政府の経済担当者、そして普段はジャカルタに滞在しているポーランド大使館の経済担当の大使。
そして、私。

数日前からMarioがこの交流会のことで他のポーランド人たちと連絡を取り合っていたのは知ってる。だから、その日の昼、私はなにをしようかなぁ、なんて思っていた。
それが、前日Marioの店のお客さんと待ち合わせをしたレストランに大使が食事をしていた。
お客さんとの話も終わり、Marioと私は、その大使が食事をしているテーブルに。

私たちも食事をしながら、なんやかんやと話をしていると、いつの間にか私も翌日の交流会に出席することになってしまった。
「君もMarioと一緒に来るといい。みんなでランチを食べるんだよ。もう今日ここで一緒に食事をしてるんだから、友達じゃないか。」
という、大使の一言で・・・。
でも、友達・・・・・って・・・。

はたして。
末席ながら交流会とランチに参加させていただいた。

まずはじめに、これはこういうミーティングの場を持つ以上しなければならにことなんだろうが、何人もの人が挨拶。ちなみにMarioまでバリで最大のポーランド人ビジネスオーナーとして挨拶・・・。

そして、インドネシアとポーランドを世界規模で比較、検証したプレゼンテーション。

このプレゼンテーション。
スクリーンに出す画像に出てくるのはポーランド語だが、英語でのプレゼンテーションだったので、私にとっては大いに興味深かった。
正直に言って、今までインドネシアとポーランドをつなぎ合わせて考えたことはほとんどない。まぁ、国旗の柄が正反対だなぁ、と、わかんなくならないのかなぁ、と、そんなことくらいしか考えたことがない。
知ってましたか?ポーランドでは学生さんたちの87%が外国語を話すことができるんです。・・・インドネシアの割合については言ってなかったけど。

挨拶とプレゼンテーションの後はまさに交流会。
名刺を交換し合ったり、テーブルを移動したり。
新しく作った名刺を私も持っていたけど、渡す意味はなさそうなので、私の名刺の出番はない。


・・・というか、こんなとき。
私は一体何をしているんだろう、とちょっとだけ笑い出したくなる。
なぜ日本人の私がこの交流会に出席してるんだ。
数年前にモルドヴァという国でテレビに生放送で出たときにもそうだったけど、一体私は何をしてるんだ。

こういうのを「後学のため」と言うのかしら。
こういうことが後から役に立ったという記憶はほとんどないけど。


でも、今回大使の人とその秘書の人と接して思ったことがある。
仕事柄なのか、立場柄なのかわからないけれど、大きな仕事をするタイプの人って言うのは、他の人に分け隔てをしないもんだ、と。
モルディブにいたときのお客さんたちの中にも時々こういう人たちがいたけど、最初から和やかにフレンドリーで、逆に言うと、後ろに背負っているものの大きさを感じさせる。
こういうのを器が大きいとか言うのかしら。



どうして私、こんなところにいるんだろう。
って、くすくす笑ってしまうようなとき、こういうときを私はちょっと楽しんでる。
次にこんなことがあるのはいつかな。


 

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