2008/11/15

ロイカトン


タイのお祭りのひとつにロイカトンというのがある。
毎年11月のフルムーンのあたりの日。
何をするかというと、カトンと呼ばれる花で作ったケーキのようなものを、一人一人が海に流す。カトンの中には自分のつめの切れ端と、髪の毛、そしてコインを入れる。


カトンは女の子たちは自分で作ることが多いみたい。私のような無精者や、観光客の人達用は通りで買うことも出来る。
ロイカトン当日。私はプーケットからピピ島に戻る間際になって、今日がロイカトンだって気が付いた。女の子たちがカトンを作っているのを見たから。
その女の子にどこい言ったらカトンを帰るのか聞くと、どこでも売ってるけど、ここのピアでは無理かも。でもその子達は「買ってきてあげるよ」って、行って来てくれた。


夜、ダニーのところに行くと、彼女たちは自分で作ったカトンを用意していた。
みんな凝って作っているので、ちょっとしたくらべっこになる。

ビールを飲みながら、数人友達が集まるのを待ってピアへ。
ピアはすでにカトンを流す人たちで賑わっている。

カトンは流れていってくれないといけない。流す時に願い事をして、ろうそくとお香に火をつけ、出来るだけ遠くまで流す。
私たちはピアの先端まで行って流すことにした。風向きも考えて、一番流れやすそうな場所を選ぶ。

流し終わった後は、今度はバルーン。タイ語でなんていうのか知らない。私がすっぽり入りそうなくらいの紙で出来た風船。中にろうそくをともして、気球の要領で空へ飛ばす。
これはロイカトンの日だけではなく、何か特別な思いのある時に行う。津波の起こった日に飛ばす人もいるし、何かしらの理由で各々の特別な日に飛ばす。

一緒にピアに行ったダニーは津波で大変な思いをした人たちの一人。私よりもずっと大変な思いをしたはず。カトンを流しながら彼女は何を願ったんだろう。
ダニーには本当に幸せになって欲しいなぁ、と思う。


で、ピアからはもちろんバーへ直行。
最初に、ほぼ溜まり場と化しているLe Grand Bleuへ。
そして次に、新しいビーチバーIbiza Barへ。
久しぶりにビーチに出かけたら、すごい人数の人が集まっていて、ちょっとタイムラグを感じてしまった。でもこのバーのスピーカー私たちのバンガローの方を向いていて、夜ちょっとうるさいんだよねー。
スピーカーの正面に行くと体中で音を感じるほどの音量。そりゃあウチまで届くよ。

全員フラフラになるまで踊って、帰りました。

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