先週末の金曜日、Wolleの学生時代のルームメイトが泊りがけで遊びに来た。13歳のお嬢さんと一緒に。
金曜日はバーベキューをして、土曜日はどうしようか。
なんていってたら、その友達Holgerにしたいことがあるという。
現代版宝探し。
最初そんな風に説明された。
GPSを使って宝探しをするという。
よく聞くと、宝探しとは言っても、本当に価値のある宝物ではなくて、彼らにとっての宝物、らしい。
細かい話を聞いても、いまひとつピンとこないWolleと私。
で?
宝物が見つかると、何がもらえるの?
「得点があがる」
「・・・・・・・・」
え?
で?
その宝物はStenndalにいっぱいあるの?
「世界中に散らばってるんだよ」
せかいじゅう・・・・?
どうやら、ドイツだけの遊びではないらしい。
かれこれ3,4年もこのゲームに夢中のHolgerは、家族のホリデーもそれを目的にして海外旅行をしているらしい。
今までに行った国はね、シンガポール、ベトナム、香港、ポーランド、ノルウェイ・・・・・。
何を説明されても、やっぱりピンと来ない。
それって、一体、面白いの?・・・ってかんじだ。
土曜日は2,3時間自転車で走り回ることになった。
Holgerが手にしているのは手のひらサイズのGPS。
これがないと、この遊びはほとんど不可能らしい。・・・ということは、これは子供の遊びではないわけだ。
しかもこのGPS。かなり高性能。
さて、私も普段自転車で走り回ったりする街の中、あるいは、学校への通学路にまで、その宝物がある・・・らしい。
GPSを見ながら「あと20m」 「あと4m」なんて言いながら。
1m、か0mまできたら、そこにある何かが隠せそうな場所を覗き込んだりする。
木の洞とか、橋の欄干の裏側とか、ベンチの下側、とか。
宝物はお弁当箱のようなプラスティックの箱。
その中に、お菓子のおもちゃのような・・・・まぁ、要はいらぬものが入っており、一緒にログブックが入っている。
見つけた宝物のログブックに自分の名前と、日付と時間を記入する。
で、また元に戻しておく。
面白いのか、面白くないのか、見ていてさっぱりわからない。
箱の中身を見せてもらったりしたけど、なんていうことはないし。
これはこのゲームをやってる本人にしか面白さがわからないんだろうな、と思う。
聞いてみれば、Holgerはすでに2000個以上の宝物を発見しているらしい。
まぁ、発見とはいっても、すでに場所はわかっていて、GPSを使ってそこに行くだけなんだけど。
ドイツ国内には6000個以上のものが隠されているとか。
もちろん日本にもいっぱいある。
さて、街中でいくつかの箱を見つけた後は、森へ。
なんと、森の中に20個以上もの「宝物」が隠されている、とか。
ただ、こんな風に森の中のちょっと特徴がある気の根元なんかに隠されていたりすると、もう絶対にGPSなしではみつかりっこない。
途中から、ちょっと疲れてきて、面白そうだから一緒に探す、っていうんじゃなくて、早く帰りたいから一緒に探す、って感じになってきた。
一緒にいるお嬢さんは、最初からヘッドフォンをしたまま、Holgerが止まっても、自転車から降りる気配さえない。
下の写真の中心部、茂みの中を嬉々として走り回るHolgerが見えるだろうか。
こんな茂みの中に入って探すほうも探すほうだが、隠すほうも隠すほうだ・・・。
Wolleがお嬢さんに聞く。
「ねぇ、パパはいつもこんな風?」
「・・・・そうよ」
・・・そうなんだ。
でも、こんな理由でもなければ、森の中をサイクリングすることなんてないから、これはこれでよかった気もする。
7月の週末なんてこともあって、町ではいくつかフェスティバルのようなものが催されていた。
そんなところで2箇所ほど休憩を入れて、走り回った時間は6時間半。・・・・誰か2,3時間って、言いませんでしたっけ?
走行距離37キロ・・・。
37キロ、って・・・。
私の自転車、ママちゃりなんですが、こんな距離を走るためにできてないので、おしりも痛いしひざも痛いし・・・。
結局よくわけのわからないまま1日宝探しをしたけれど、Wolle曰く、
「今日は十分楽しかった。でも、僕はこのゲームには手を出さないよ」
それを聞いて心底ほっとした私・・・。
ただ、同じゲームでも、家の中でコンピューターの前に座りっぱなしのゲームよりは、外に出たり、旅行をしたりするチャンスがあるこのゲームのほうがいいような気もする。
確かにこのゲームに同席しなければ、こんなに森の中を走り回ることなんてなかったはずだし・・・ちょっと長かったけど・・・。
調べてみたら、当然日本にもこの「宝物」、たくさんある。もちろんピピ島にも。
私の知り合いの日本人でも、このゲームしてる人がいるんだろうか。
町の中で探しているときに思ったこと。
これ、自分の国でやっている分にはいい。
何をしているのか聞かれても、ちゃんと説明できるし。
でも、もしこれを私がドイツでやっていたら、近所の誰かが警察に通報するんじゃないかと思う。だって、公共の壁や橋、あるいはもしかしたら誰かの所有地である森の中で、がさがさ何かを探しているんだから。
私がもしドイツで警察に質問されても、うまく答えられなくて、怪しいことのこの上ない。
あんまり心象のよくないことばかり書いてしまったような気もするが、始めてみたら、もしかしたらこのゲーム、面白いのかもしれない。
ストレートな感想を言わせてもらえば、せっかくなら、隠し場所にもう少しファンタジーがあってもいいんじゃないか、とも思うけど。
興味がある人はウェブサイトをご覧ください。
Geocaching
金曜日はバーベキューをして、土曜日はどうしようか。
なんていってたら、その友達Holgerにしたいことがあるという。
現代版宝探し。
最初そんな風に説明された。
GPSを使って宝探しをするという。
よく聞くと、宝探しとは言っても、本当に価値のある宝物ではなくて、彼らにとっての宝物、らしい。
細かい話を聞いても、いまひとつピンとこないWolleと私。
で?
宝物が見つかると、何がもらえるの?
「得点があがる」
「・・・・・・・・」
え?
で?
その宝物はStenndalにいっぱいあるの?
「世界中に散らばってるんだよ」
せかいじゅう・・・・?
どうやら、ドイツだけの遊びではないらしい。
かれこれ3,4年もこのゲームに夢中のHolgerは、家族のホリデーもそれを目的にして海外旅行をしているらしい。
今までに行った国はね、シンガポール、ベトナム、香港、ポーランド、ノルウェイ・・・・・。
何を説明されても、やっぱりピンと来ない。
それって、一体、面白いの?・・・ってかんじだ。
土曜日は2,3時間自転車で走り回ることになった。
Holgerが手にしているのは手のひらサイズのGPS。
これがないと、この遊びはほとんど不可能らしい。・・・ということは、これは子供の遊びではないわけだ。
しかもこのGPS。かなり高性能。
さて、私も普段自転車で走り回ったりする街の中、あるいは、学校への通学路にまで、その宝物がある・・・らしい。
GPSを見ながら「あと20m」 「あと4m」なんて言いながら。
1m、か0mまできたら、そこにある何かが隠せそうな場所を覗き込んだりする。
木の洞とか、橋の欄干の裏側とか、ベンチの下側、とか。
宝物はお弁当箱のようなプラスティックの箱。
その中に、お菓子のおもちゃのような・・・・まぁ、要はいらぬものが入っており、一緒にログブックが入っている。
見つけた宝物のログブックに自分の名前と、日付と時間を記入する。
で、また元に戻しておく。
面白いのか、面白くないのか、見ていてさっぱりわからない。
箱の中身を見せてもらったりしたけど、なんていうことはないし。
これはこのゲームをやってる本人にしか面白さがわからないんだろうな、と思う。
聞いてみれば、Holgerはすでに2000個以上の宝物を発見しているらしい。
まぁ、発見とはいっても、すでに場所はわかっていて、GPSを使ってそこに行くだけなんだけど。
ドイツ国内には6000個以上のものが隠されているとか。
もちろん日本にもいっぱいある。
さて、街中でいくつかの箱を見つけた後は、森へ。
なんと、森の中に20個以上もの「宝物」が隠されている、とか。
ただ、こんな風に森の中のちょっと特徴がある気の根元なんかに隠されていたりすると、もう絶対にGPSなしではみつかりっこない。
途中から、ちょっと疲れてきて、面白そうだから一緒に探す、っていうんじゃなくて、早く帰りたいから一緒に探す、って感じになってきた。
一緒にいるお嬢さんは、最初からヘッドフォンをしたまま、Holgerが止まっても、自転車から降りる気配さえない。
下の写真の中心部、茂みの中を嬉々として走り回るHolgerが見えるだろうか。
こんな茂みの中に入って探すほうも探すほうだが、隠すほうも隠すほうだ・・・。
Wolleがお嬢さんに聞く。
「ねぇ、パパはいつもこんな風?」
「・・・・そうよ」
・・・そうなんだ。
でも、こんな理由でもなければ、森の中をサイクリングすることなんてないから、これはこれでよかった気もする。
7月の週末なんてこともあって、町ではいくつかフェスティバルのようなものが催されていた。
そんなところで2箇所ほど休憩を入れて、走り回った時間は6時間半。・・・・誰か2,3時間って、言いませんでしたっけ?
走行距離37キロ・・・。
37キロ、って・・・。
私の自転車、ママちゃりなんですが、こんな距離を走るためにできてないので、おしりも痛いしひざも痛いし・・・。
結局よくわけのわからないまま1日宝探しをしたけれど、Wolle曰く、
「今日は十分楽しかった。でも、僕はこのゲームには手を出さないよ」
それを聞いて心底ほっとした私・・・。
ただ、同じゲームでも、家の中でコンピューターの前に座りっぱなしのゲームよりは、外に出たり、旅行をしたりするチャンスがあるこのゲームのほうがいいような気もする。
確かにこのゲームに同席しなければ、こんなに森の中を走り回ることなんてなかったはずだし・・・ちょっと長かったけど・・・。
調べてみたら、当然日本にもこの「宝物」、たくさんある。もちろんピピ島にも。
私の知り合いの日本人でも、このゲームしてる人がいるんだろうか。
町の中で探しているときに思ったこと。
これ、自分の国でやっている分にはいい。
何をしているのか聞かれても、ちゃんと説明できるし。
でも、もしこれを私がドイツでやっていたら、近所の誰かが警察に通報するんじゃないかと思う。だって、公共の壁や橋、あるいはもしかしたら誰かの所有地である森の中で、がさがさ何かを探しているんだから。
私がもしドイツで警察に質問されても、うまく答えられなくて、怪しいことのこの上ない。
あんまり心象のよくないことばかり書いてしまったような気もするが、始めてみたら、もしかしたらこのゲーム、面白いのかもしれない。
ストレートな感想を言わせてもらえば、せっかくなら、隠し場所にもう少しファンタジーがあってもいいんじゃないか、とも思うけど。
興味がある人はウェブサイトをご覧ください。
Geocaching
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