2013/09/18

海外でおいしいとんこつラーメンが食べた~い! その5 ~とんこつスープ~

とんこつスープを作ることに挑戦し始めてから4回目。
毎度のことだけれど、今回こそは!と気合が入っている。

そして、失敗と反省を踏み台にして、とうとう「これなら他の人にも食べさせられるんじゃない」というスープが完成。


このスープ、茶色で、一見「とんこつスープ」に見えない。
おそらくこの原因は圧力鍋を使っているせいかと思われる。

インターネットで調べても、詳しい人に聞いても、みんな沸騰しない程度の弱火で長時間煮ると澄んできれいなスープになるという。
でも、私たちにはそこまでの時間と手間をかけることができない。そこで、圧力鍋を使っている。


最初にスープを作ったときに、これと似たスープができていた。
ただ、私たちは「タレ」というものが必要なんだと思って、あれやこれや出汁をとり、塩やしょうゆを入れて「塩ダレ」を作り、スープに混ぜたりしてみた。
そこでできてしまったのが前回のしょうゆラーメンだ。

でも、今回はシンプルに、塩コショウだけで試してみることに。
スープをちょっぴり分けて、塩コショウだけで味見をしてみると・・・・これです。
こんなシンプルな方法が一番おいしいなんて・・・。


ここにレシピを入れておきましょう。

ただ、うちのおなべが小さいのでこんな方法をとっています。大きな寸胴がある場合はこんな手間は要りません。
ただ、この方法なら一般のキッチンでもできるはず。


とんこつスープ

材料:
豚骨・・・1,5kg ---手に入るものならどの部位でも。肉が周りについているものを使用
水・・・3L
たまねぎ・・・1個
ねぎ・・・1/3本
しょうが・・・一片 ---薄切り
干ししいたけ・・・1つ
人参・・・1本
塩・コショウ

①野菜類と水をなべに入れ、野菜スープを作る。圧力鍋で20分ほど。
②野菜を取り除き、豚骨の半分を入れ、煮る。圧力鍋で60分ほど。
③最初の豚骨を取り除き、残りの豚骨を入れ、さらに煮る。圧力鍋で60分ほど。
④出来上がったスープに塩コショウを入れる。スープ1Lに対し、塩小さじ1、コショウは好みで。

たったこれだけ。

二人で驚いたことは、最後にコショウを振り掛けるだけで急にとんこつラーメンのスープに変身する。

このスープを冷蔵庫に入れると、まるでゼリーのようにぷるんぷるんになる。
ということは、きっとコラーゲンたっぷり。


このスープに、前回、これまた苦心した中華麺をいれ、上にちょっと具を乗せる。
今回はシンプルに、ねぎの薬味、ゴマ、すりおろしたにんにく。

塩味がしっかり効いて、でも塩辛すぎず、すごくおいしいラーメンになった。
出来上がりに興奮しすぎた私たち。
出来上がったラーメンに飛びついてしまって、写真を撮ることをすっかり忘れていた。

私たち二人の日本人だけではなく、私たちの横で不器用に麺をすするドイツ人二人までちょっと興奮気味に「オイシイデス!」。


日本でとんこつラーメンなんて、ちょっと探せばどこででも食べられる。
でもね、海外に住んでると、そんなことはありえないんです。

このとんこつラーメン。
当たり前だけど、日本のどこででも食べられる、あるいはインスタントのとんこつラーメンと比べたら、たいした味ではないかもしれない。

でも、ここドイツで食べることができ、ここにある材料だけで、自分の好きなときに自分のキッチンで作ることができる。
こんなにうれしいラーメンはめったに口に入れることはできない。


と、この成功に大満足の私たち。
来年は中華麺を自ら作ってしまおうと計画中。

とっても楽しくて、とってもおいしくて、大満足。
一緒に「研究」してくれたマメコちゃんありがとう。来年の夏も自由研究一緒にしましょう!

 

海外でおいしいとんこつラーメンが食べた~い! その4 ~代用中華麺~

前回、中華麺の作り方で四苦八苦した私たち。
それでも、中華麺なしでラーメンを作るわけにも行かず、例のパスタを使った方法に再度挑戦。

探したけれど、やっぱり私たちが気軽に行ける範囲内のスーパーマーケットには極細のパスタは存在せず。仕方なしにスパゲティよりも少しだけ細く、平たいリングイニを使う。

今回の課題は、前回茹で上がったときにひどく感じた苦味をどうにかすること。
この話を母にしたところ、「重曹の入れすぎなんじゃない?」とのことだったので、量を減らしてみた。

重曹を半分に減らしてみた。
茹で上がったときに少し硬い気がしたので、今回は前回よりもさらに少し長めにしてみる。

すると・・・。
大体、おなべから中華麺っぽいにおいがしない。この前はゆでている間からすでににおっていたのに。
味は・・・・・これは、中華麺じゃなくてまったくもってパスタだ。

仕方ないので、苦味を覚悟で前回と同量の重曹を入れてゆでなおしてみる。


ゆで時間は同じく少々長め。

出来上がった麺は、中華麺特有の縮れはない。ただ、においも味も食感も中華麺。
そして、なぜか、今回はまったくにがみなし。

1度目も2度目も、前回のような苦味はまったくなかった。

苦味が出た場合、最悪は水洗いすることも覚悟していたのに。


この太さのパスタを、この調理法で中華麺っぽくすると、ラーメンで言うなら太麺になる。
とんこつラーメンのイメージはやっぱり細麺だけど、そこは目をつむろう。

ここにレシピを。


代用中華麺

材料:
パスタ・・・1人前 ---できるだけ細いものを
水・・・2L
重曹・・・大さじ1


①水を沸騰させ、塩、パスタを入れる。
②パスタを入れた直後に沸騰が一瞬収まったときに重曹を入れる。
③パスタの袋に書いてある湯で時間+3分ほどゆでる。



さぁ、これで、インスタントの麺がなくなってしまっても、ぎりぎり許容できる中華麺ができた。
後はスープ。

Heiniに「まだできないの~?後何回くらいで僕は食べられるんだろう」なんて言われながら、骨、骨のおねだりをし続けている私たち。

私たちも、今度こそは!と気合十分。

スープに関しては次回のブログで。


 

2013/09/16

海外でおいしいとんこつラーメンが食べた~い!  その3 ~代用中華麺~

またしてもラーメンです。
そして、今回は麺の話。

前回の試食で日本から持ってきたインスタントの麺の残りがあとひとつになってしまった。
いくらおいしいスープができても、麺がなくちゃラーメンにはならない・・・。

近所の彼女が以前パスタでラーメンの麺を作ることに挑戦した。
彼女のキッチンではおなべから湯が大量に吹きこぼれ、大変なことになったようだが、今回も懲りずにそれに挑戦。

吹きこぼれたということは、お鍋にたいして少量で作ってみればいいんじゃないか、と。

パスタから中華麺を作る方法。これは海外在住の日本人にはかなり浸透している方法らしいけれど、パスタをゆでるときに重曹を加えると中華麺に近くなる・・・らしい。

中華麺には必ず入ってる「かん水」。
中華麺はこれを麺を作る段階から練りこんである。それを、かん水の入っていない麺「パスタ」に外から加えよう、というもの。
ただ、ここでかん水が手に入るわけではないので、類似品の重曹を、パスタをゆでるときに加える、という方法。

重曹を沸騰しているお鍋に入れる段階で大量の泡が発生し、吹きこぼれる、ということに・・・なりかねないらしい。

じゃぁ、3分の1くらいの量で試してみよう。


まずは重曹。
ドイツ語がしっかりできる彼女が用意してくれた。
ちなみに前回彼女が挑戦したときには重曹ではなくてベーキングパウダーで試した、とのこと。そのときにうまくいかなかった反省も含め、今回は重曹で。

パスタ30g、水40cc、塩少々。
この分量で何か作るには大きすぎるようなお鍋に水を沸騰させる。
パスタを入れ、一瞬温度が下がった瞬間に、重曹を入れる。
と。


シュワー、っという音とともに泡が立つ。
ただ、やっぱり分量が少ないせいで、吹きこぼれるところまではいかない。

重曹をしっかりと麺の中にしみこませるために、通常パスタをゆでる時間よりも2-3分長めにゆでた。

出来上がった麺をざるにあけると。
なんだか茶色っぽい。
これは、パスタの色でも、中華麺の色でもない。

お味は・・・。
苦い。
苦い!

噛んだ感触、口に残る風味。
これは確かに中華麺なんだけど、とにかく苦い。

色が茶色になったのは、おそらく少量で作ったためではないか、と、今度はパスタ1人前くらいで挑戦。
そうすると、確かに苦味は薄くなるし、食感もにおいも中華麺。
ただ、まだ、苦味が残る。

前回の残りのスープで、しょうゆラーメンを簡単に作ってみると。
・・・スープのせいなのか、麺のせいなのか・・・、う~ん、なんかちょっと違う。
まぁ、これは何かといわれたら、ラーメンでしかないんだけど・・・。

これじゃ、ちょっとわかんないね。
と、インスタントラーメンの袋に入っていて、麺しか使わなかったときの、インスタントスープにこの麺を入れてみる。

すると、なんだか、ちゃんとラーメンだ。

見た目は、麺が太いし、縮れもないし、ラーメンっぽくはないんだけど、これはラーメンですね。

じゃぁ、今度、極細のパスタを買ってきたら、もう少しそれっぽくなるのでは・・・?
ただ、うちの近くのスーパーマーケットには極細のパスタは売ってない。どこかで手に入れなくちゃいけないけれど、それを使えば、もっと中華麺っぽくなるはず。

と、ここらで、この日の研究は終了。

二人で時にうなりながら、あるいは大笑いしながらキッチンから動かない私たちを、時々Wolleが2階から降りてきて覗きに来る。そして、毎回首を振りながら戻っていく。
せっかくの日曜日なのに、放置してごめん。
でも、近いうちにぜ~ったいおいしい「とんこつラーメン」を食べさせるからね!
と、意気込むけれど、彼らにはしょうゆラーメンととんこつラーメンの違いはまったくわからないらしい。
この日なんて、近所だっていうのに彼女一人で来たくらい。

ラーメンの話を嬉々として話しているのは、この町で二人だけのようです・・・。

 

海外でおいしいとんこつラーメンが食べた~い! その2 ~とんこつスープ~

とんこつラーメンのスープのレシピを作り始めて2回目。
前回の失敗を教訓にして再度挑戦。

うちのおなべがそれほど大きくないため、野菜も豚骨も全部一緒に入れると水分がほとんどなくなってしまう。それを解決するために、今回はまず最初に野菜スープを作り、そのスープに豚骨を入れる、という手段で実施。

さらにさらに、前回最後に少しだけ一緒に煮た昆布、鰹節も最初から一緒に。

2回に分けて出来上がったスープは、やっぱり2種類の違う味。

ひとつは鰹節と昆布を入れてみた。
でも、出来上がりは・・・・煮込みきったおでんの汁・・・?まるで冬にコンビニに入ったときのような匂いが・・・。
これは、どう良心的に解釈してもラーメンのスープではない。

もうひとつは、うっかり慌ててあく抜きを飛ばしてしまった。
もしかしたら動物性の匂いが強すぎるかも・・・なんて心配したけれど、実際はそうでもなかった。そして、一つ目にスープを作ったときに、異常にかつおだしの味がしてしまったので、かつおと昆布は省く。

ということで、今回はこのあく抜きを忘れたほうで挑戦。


さらに前回、塩分を適当に入れて作ったスープ。今回はちゃんとタレも作ってみた。
インターネットであれこれ検索した結果、トンコツスープにはしょうゆダレよりも塩ダレのほうがいいかと思い、塩で。
和だしをとって、大量の塩、酒、みりん、ちょっぴりしょうゆ。

なめてみると、異常に辛い。塩ダレなんだから当たり前なんだけど、少量入れた酢がすごく効いてる。それでも、レシピどおりに作ったんだから、と、前述のスープにくわえてみる。

ここで、最後に白コショウを少々振りかける。
この白コショウを振りかけた時点で、急にラーメンっぽくなった。


さてさて。
まだ残っているインスタントラーメンの麺を使ってラーメン試食。

・・・・・・。
おいし~い!

でも・・・・これ、とんこつラーメンじゃなくてしょうゆラーメンだ。

一緒にラーメンを食べていた二人のドイツ人。
「おいしいじゃないか~。成功だ!」

そしてこのラーメンを、ああでもないこうでもない言いながら作った日本人二人。
「おいしい・・・・けど・・・・これ、とんこつラーメンじゃなくてしょうゆラーメンじゃない?」

しょうゆラーメンです、って言って出したら「すごくおいしいしょうゆラーメン」ではある。
でも。
でも、私たちが作っていたのはとんこつラーメン。

塩ダレのレシピに少量だけどしょうゆが入っているということ。
おそらくスープを作るときの豚骨が少なかった。

この二つの理由から、今回のラーメンはしょうゆラーメンになってしまった。


と、いうことは、結果的に「とんこつラーメンを作る」ことには失敗。


Ummmmmmmm・・・・・・。
なんと。
前回が、もうちょっとでいける、っていう手ごたえがあっただけに、2回目にはとんこつラーメンができると思っていた。

しょうゆラーメンとしてはすごくおいしいのに、なんだか悔しい。
悔しいけど負けないぞ~。
懲りずに次回こそ、と決意を固める。


ちなみに、骨を用意してくれるHeini。
再度お願いすると、
「いいよ~。集めておくね。」
と、優しいお言葉。ただ、もう一言。
「会社の人がね、一体どんなものを作ってるのか興味シンシンなんだよね。出来上がったら、みんなに一口ずつ食べさせてくれる?」

そうですよね。
骨、骨、って、彼らにしてみれば、一体何を作ってるんだ、と。

はい!次回こそ。皆さんのお口に入るようにがんばります。


ただ、もうひとつ問題が・・・。
インスタントの麺、もうひとつしかない。
これはもう、麺も自力でどうにかするしかない。

課題はひとつ増えたけど、もし麺まで自力で作れるようになったら、ここドイツにある素材だけで好きなときにラーメンが食べられるということ。


がんばるぞ~~~。




 

2013/09/12

パーティ用の飲み物

夏の間庭でちいさなパーティをよくする。
バーベキューして、ビール飲んで。

でもビールのほかにも飲み物を用意することもある。

ひとつはサングリア。
用意するものはウォッカ、甘めの赤ワイン、オレンジ。
オレンジを輪切りにして、ウォッカにつける。数時間もしたらそこにワインを注ぐだけ。
このままさらに数時間置くとおいしいサングリアになる。

サングリアって書いてあるものもすでに売ってるけど、それにオレンジを入れるだけでもおいしい。


もうひとつはボーレ。
用意するものはまたしてもウォッカ、そして今度は白ワイン、そしてこれには桃やイチゴがぴったりする。あるいは果物の缶詰。
果物でつける場合には前日の夜に一口サイズにきった果物をウォッカにつける。翌日白ワインを足すだけ。缶詰の場合にはそのまま汁も含めて混ぜるだけ。


ビールがあんまり好きじゃない女性に人気がある。
どちらもフルーティでどんどん飲めてしまって、逆に気をつけなくちゃいけないくらい。


飲み物をグラスに注いだときに、切った果物も一緒に入れるとおいしい。しっかりウォッカにつけた果物は、お酒の弱い人が食べたらそれだけで酔っ払ってしまいそう。


ホームパーティにぜひ。

2013/09/11

一人だけおいしいもの食べてごめんね

ここ数日、気がつかないうちに脂っこいものを食べ過ぎた。
痛いってことはないんだけど、なんとなぁ~く胃のあたりが重いような気がする。

そこで、お昼に私だけおかゆを食べることにした。

今日のお昼のメニュー。
私はおかゆと、先日作ったのりの佃煮、しいたけの含め煮、かつおと昆布のふりかけ、それに母が作った梅干。
Wolleにはカスラ(お肉を燻製にしたもの)のステーキ、ポテト(バターとパセリとコショウで味付け)、インゲンのバターソテーにパン粉をまぶしたもの、芽キャベツの炒め物、それに、最近Wolleがお気に入りの、ケチャップをベースにしたレモン風味のソース。

毎日お昼12:30に帰ってくるWolle。
キッチンに入るなり、クンクンと鼻をうごめかす。
「おぉ~、今日は僕のお気に入りの新しいソースがついてる!!」

そして、気づく。
「あれ、君の分は?君はそんなドロドロしたものだけなの?」
いやいや、私はこれが食べたいの。
そしてほぼ同時に。

「ごめんねぇ、一人だけおいしいもの食べちゃって」

人によって、あるいは国籍によってだろうか、「おいしいもの」ってずいぶん違うんだなぁ、と思わず苦笑。


特におなかの調子がよくないとき。
ここでおなかの調子がよくないときには、乾燥したカリカリのパンとビスケットの間のようなものとお茶を食べる。
私がおかゆを作っているのを見ると、Wolleのママはすごくびっくりする。そして「ちゃんとバター入れた?」。
お~っと、おかゆにバターですか。そんなことしたら余計におなかの調子が崩れそうだ。

でもまぁ、おかゆも、その固いパンも、脂っこくないという点では共通しているので、おそらく、胃に負担をかけないという1点が大切なのだと思われる。


まさに食文化がうちのキッチンに現れていて、ときどきちょっぴり面白い。

「スマートフォンから登録してください」

昨日i Phoneの新しいバージョンが出たというニュースを見た。
ボディの選択色が増え、パスワードの代わりに指紋認識ができるようになったとのこと。
今回の改良は、改良といえるのか、それが必要あるのかと、大いに物議をかもし出している様子。

正直言って詳しいことはよくわからない。
だって、私スマートフォンを持っていないから。

街中や友人の間でも、スマートフォンはどこでも見かける。

ピピ島にいるときなんか、レストランやバーで友達と同じテーブルに座りながら、そのテーブルの全員がスマートフォンに夢中になり、まったくおしゃべりなどしていない光景なんかも見かける。
あれは一体みんなで何をしているんだろうと、首をかしげることもある。
友達と一緒に旅行をしていて、そこにいない友達と蜜に連絡を取り合う必要がどこまであるんだろう。それなら、その友達と旅行に行けばいいのに。

それを見て、私の友達が笑っていた。
「きっとあのテーブルの人みんなで、スマートフォンでチャットしてるんだよ。『ビールもう1本飲む?どうする?』って。」と。


これはまた別の話。
先日、学生のころの友達からメールが来た。
「ねぇ、Lineやってる?」

そはなぞ。

Line・・・ラインって読むのかな?・・・・ってなに?

やってる、って言うからにはゲームかな?あるいはFacebookみたいなコミュニティかな?
なんせ私、何を隠そう「スマホ」という日本語の意味すら数年前に恥を忍んで誰かに聞いて、初めて意味がわかったくらい新語音痴。
そのときも「なにそれー」なんて軽い口調を装って聞いてみると、心優しい友達は私にわかるように教えてくれた。
Skypeみたいなもんだよ、みんなLineでチャットしてる、と。

Skypeがあるのに、もうひとつSkypeのようなものを利用する必要はないような気もするが、おそらくそっちを使うほうが都合のいい人が多いんだろう。

特別に新しいものを嫌ったり避けたりしているわけではない私としては、誘われたんならじゃぁ、位の気持ちでLineなるものを「やってみる」ことにした。

パソコンでLineのウェブサイトを開いてみる。
新規登録、新規登録・・・と。
「パソコンからも」・・・あ、ここだね。
クリック。
ページが変わる。
新規登録、新規登録・・・。
あれ?

「PCバージョンは スマートフォンで利用登録されている方のみご利用いただけます」

・・・・・。
と、いうことは。
スマートフォンを持っていないとLineなるものは登録、利用できない・・・ということ?

と、いうことは、スマートフォンを持っていない人はこのアプリケーションを使えない・・・ということ?

一体どういうことなの?スマートフォント持っていない人は仲間には入れないっていうこと??
パソコンがあれば、スマートフォンの機能はカバーできるものだと勝手に思っていたけれど、最近ではそんなことはないのかしら。

そういえば、数日前WolleのYou tubeのアカウントを作ろうとしたときに、選択肢があったのでどっちでもいいや、と片方で登録しようとしたら、「アカウントを開くためのコード(数字などのパスワードのようなもの)を携帯電話に送信します」とメッセージが出てきた。(そのときに選ばなかったほうを使って登録すればできます)

これって、携帯電話や、ましてやスマートフォンを持っていない人には利用どころか登録すらできないことになる。
一体どうなってるんだ。

ちょっくら数年、拠点を持たずにぶらぶらしていたら、世の中においていかれてしまったのだろうか。
浦島太郎でもあるまいに・・・。
私がうっかりよそ見している間に年を取りすぎてしまったんだろうか。40歳になったばっかりで、10の桁の数字がひとつ変わっただけでこんなにも急速に世の新機能についていけなくなるとは・・・。

いや、ちょっと待って。
でも。でもね、私の周りにスマートフォン持ってない人、それよりも、携帯電話持ってない人いるよ?そういう人たちはどうしてるのかな。

確かに母がスマートフォンを持つようになってから、Skypeも彼女がパソコンをわざわざ開かなくてもできるようになって便利だなぁ、なんて思っていた。
カメラを持ち歩かなくても写真撮れるし、しかもそれをすぐにFacebookなんかにもアップロードできるし。

でもね、じゃぁ、みなさん、スマートフォンがなくなったらどうするの?

う~ん、これは持っていないことから来るひがみだろうか・・・。
私にとっては、電話ができる携帯電話があれば十分以上に便利なんだけどなぁ。

そろそろ私もスマートフォン持たないとだめでしょうか。
あぁ、やっと「スマホ」の意味を知って満足していたというのに・・・。


携帯電話を持っている人が少ないころ、あるいはまだ携帯電話がないころに待ち合わせをしていたときに味わったような「時間」というものの感覚はもう味わうことはできないのかな。
学生のころ旅行をしていたときのような「孤独」と「距離」、そして「冒険」と「危険」が一緒くたになったおもしろさと特別な時間はもう存在しないんだろうか。

今と比べれば不便といえば不便だったけれど、そういう過程を経て心というものが成熟したと思うのだけど。
今はそんなことにすらほかの方法があるんだろうか。

こんなことを言い始めている時点ですでにおばちゃんの域にどっぷりと入り込んでいるのかな。
それに関しては気をつけねば、なんて思うけど、でもやっぱり、駅の改札口で「今来るか、もう来るか」と、ボーイフレンドと待ち合わせしていたときが懐かしくもあります。