2008/09/05

液体石けん


石けんを作ったとき、驚くほどの半端な石けんと、石けんのくずが出る。

最初は角なんかを削らずに使っていたのでそれほどでもなかったんだけど、ちょっと見た目をきれいにしようとして角を削るようになってから、すぐにくずを入れている袋が一杯になるほど。
それがあまりにもたくさんたまってしまったころ、どうにかしようとして、水に溶かして液体石けんを作ってみた。
ただ水に溶かそうと思ってもなかなか溶けないので、熱湯で溶かすことにした。そのほうが俄然溶けやすい。

今うちでは、洗濯、キッチンでもその液体石けんを使っている。

初めは洗濯にだけ使っていた。
それを初めたのは冬。たまたま冬だったのだけれど、それまで荒れていた指先が日を追うごとに明らかにすべすべになった。

冬の洗濯は何がいやかって、冷たい空気のなかで外に濡れた洗濯物を干すとき。
指がかじかんでつらくて痛い。
それが、今の液体石けんに変えたとたん、冷たいことには変わりがないのだけれど、濡れた衣類に触る感触が明らかに変わった。
とてもやわらかいのだ。

そして、乾きあがった洗濯物もとても柔らかい。
最初は母が柔軟剤でも使い始めたのかと思ったほど。

たまたまそのころは、ほのぼんの使うタオルなんかも一緒に洗うようになっていたので、これは絶対に赤ちゃんの肌にも優しいはず、と、やめられなくなった。
もちろん私たちの指先にとっても。


そしてキッチン。
どうしてキッチンに液体石けんを使うようになったのが遅くなったのかという理由は特にない。ただ、それまでの惰性で中性洗剤を使っていた。
でもやっぱり、洗濯にいいんだったら、何の効果にも気づかないようでもキッチンにだっていいはず、という話だ。

今、「いやいや病」のほのぼんのために液体石けんに赤い食紅を混ぜてピンクにしたものが用意されている。「おてて洗うのいやーーー。」
となったときに、それでもピンクの石けんだと素直に洗ったりもする。


キッチンではレモンの香りにしている。
使っているときもちょっと気分よくいられるので、なおご機嫌。

ちなみに洗濯用の石けんには香料は入れていません。洗いあがったものに匂いがないほうが返って気持ちいいような気がして。

今では液体石けん様様。
冬になるとちょっとだけ凝固してしまうのが難点といえば難点だけど、うちでは特に洗濯には欠かせない。

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