2012/10/29

冬時間

「11月から時間が変わるから気をつけてね。」
って、学校でも先生が言っていた。
この時期、サマータイム(夏時間)とウィンタータイム(冬時間・・・って言うのかな。)の入れ代わりがある。

何を隠そう、私はこの時間が切り替わるという、その場にいるのは初めてのこと。

何日も前から楽しみで楽しみで・・・。

大体今回は、冬に入るために時間が1時間早くなる。・・・・と、こういってもどっちに進むのかピンと来ないけど、こういえばわかるはず。
この日1日だけ朝1時間余分に眠れる!

こう聞けば誰にとってもうれしい話・・・だと思う。


さて、私が聞いていたのは「11月に入ったら」。
ということは11月1日から・・・だと思っていた。

ところが土曜日。
Wolleがおかしなことを言い出した。
「Yasko。僕のパソコンの時計1時間ずれてる」

でも土曜日は27日。
?????
「もう冬時間なの?」

これに気づいたのは昼近く。
それでもまだ私たちは、実際にどうなのかよくわからなくて、夜パーティのために人が来てから聞いた。
「そうよ。今日から時間が違うのよ。」
と。


え~~~~~!
あの「おまけ」の1時間はどこに行っちゃったの?
今日の午前が1時間長かったようには思えないけど~~~?

楽しみにしてたのに・・・。

時間というのは目に見えないもので、時計さえなければきわめてあやふやな存在。
そんな時間が昨日と1時間差がある、なんてどんな風に感じるんだろう、なんて興味津々だったのに。
残念。

ところが今日、月曜日。

すでに土曜日から・・・もとい、知らなかった私たちにとっては昨日の日曜日から・・・時計は1時間変えてある。
朝6時に目覚まし時計の音。
ここ毎日のことだけど、さ~む~い~。布団から出たくな~い~。

あれ、でも、空がちょっと明るい。

特にここ2週間。
朝起きてから、2時間も暗いなんていう状態が続いていて、どうも朝の活動が鈍っていた。
暗いんだからまだだらだらしてていいんじゃなーい。
明るくなってからしよう。
って。

今朝月曜日。
Wolleが仕事に出かけたころにはすでに少し明るい。

これは思っていた以上に楽で、「朝が明るいってステキ」なんてばかばかしいことを思ってしまったほど。


1時間のおまけはなかったけど、これがこのシステムの必要性だ、って改めて思った。
これは「便利だから」使ってるんじゃなくて、必要なんだろうな、と思う。

ん?
今回1時間余分に時間がもらえたって言うことは・・・夏時間になるときには1時間取られてしまうの?
それはなんだか聞こえがよくない。
ヨーロッパからアジアに帰るときみたいな気分なのかな。

これはもう少し先の楽しみにしておきましょう。


追記:
これを書いた時点では知らなかったのですが、冬時間が始まるのは「10月最後の日曜日」が基準らしいです。

初霜

久しぶりに「霜」というものを見ました。

昨日までの週末は寒くなる、って聞いていた。
朝起きてみると、窓が白い。

私たちのベットがある部屋は、いわゆる屋根裏部屋なので窓が空のほうに向いてる。
そのせいで窓にもびっしりと霜・・・窓に付くのも霜が降りるっていうのかな。

バルコニーから外を見ると朝日が昇るのと同時に、庭が真っ白。

 こんなに寒いのが嫌いなのに、庭までカメラ持って見に行ってしまった。

霜を見るのなんて何年ぶりなの?

小さなころに学校に行くとき、霜が降りてるところを歩くのがすごく好きだった。自分の足跡が残って。

庭の花たちは一様にしょげているようにも見える。
これだけ霜が付いていたら花だって冷たいよね、きっと。



まだ、太陽が昇ればすぐに解けてしまう。これが本格的な冬に入ったら、もっとごっそり霜が降りるんだろうなぁ。

ちなみにもちろん車も凍ってます。
暗いうちから通りで車の霜をとる音がする。






 

Wolles Geburtstagsparty 2012















2012/10/23

圧力鍋の威力

今年の夏、ドイツで圧力鍋を手に入れた。
・・・な~んて、かっこよく書いてみたけど、実は買ってもらった。

義母が使っているのは見たことがある。
圧力鍋を使うと長時間に込む料理が短時間ですむ。
調理後、ふたを開けるときが危ない。

そんなことくらいしか圧力鍋のことは知らなかった。


でも、料理大好きな私としては、使ってみたいものの一つだった。
だって~。
数時間かかる煮込みものも1時間足らずでできちゃうんでしょう?

そんなものを使わない手はない。


さて。
実際に圧力鍋を入手してからしばらく、鍋は放置してあった。
と、言うのも、説明書がドイツ語、英語、ロシア語、イタリア語、スペイン語・・・・・・・これ以上に沢山の言語で書かれて1冊になってるのに、こういうとき、ぜえええええええええ~~~~ったいに日本語はないのよね。

まだ英語があるからまし。
と思って、開いてはみたけど、全部理解するのに時間がかかり、2、3週間。

それからやっと使い始めた。



実際に使ってみると。

こんなに便利なものはない。

チャーシューでも、角煮でも、カレーでも、スープでも。
何でもかんでも煮込み時間は15分以内に収まる・・・って言ったら大げさかな。

むしろそれ以上煮込んでしまうと材料の肉なり野菜なりから水分が飛びすぎてしまっておいしくない、ってことも判明。


入れた水分が、時間をかけるのと同じくらい飛ぶのかと思いきや、それほどでもない。
ただ、長時間に込むときにある、煮崩れが少ない。
これは慣れの問題だと思うけど、ソースを作っているのに、思ったほど崩れていないせいでただの煮物みたいな出来上がりになったりもする。
でも、そんなことはその後どうにでもなる。

私の圧力鍋は火から下ろして圧力を抜けばすぐにふたも開けられるようになっている。
聞くところ、最近の圧力鍋は以前のものと違って、かなり使いやすくなっている様子。


ちょっと前までは、「圧力鍋なんて、手抜きじゃない」なんて思っていた私。

手抜き上等です!!


しかも、密閉されている状態で調理するので、栄養分はむしろなくなってしまわない・・・様なことが説明書には書いてあった。


mmmm・・・・。
料理はどんどん楽しくなるけど、最近食べるほうが追いつかなくなってきているような・・・。

 

バター・バター・バター

ドイツで驚くことのひとつに「バター」がある。

ドイツで時々暮らすようになって、最初の最初は気づかなかった。
何もかもが新しくて、大小を問わず驚くことが珍しくなかったからかもしれない。

だから、少し経ってから気づいた。

ドイツ人、どの人も、どれだけバター使うの??!!

朝食。
朝食はパンが一般的。
Brötchenといって、こぶし大より少し大きめのパンを上下半分に切って、半分ずつ何かしらつけて食べる。これがよく見る朝食。

たいていは、バターと何か。
ジャムだったり、チーズだったり、ハムだったり。あるいは、朝食用にパンに乗せる用のサラダだったり。

乗せるものは今回は置いておくとしよう・・・・これだって、言いたいことは沢山あるんだけど・・・。

パンに乗せるバターの量。
中途半端な量じゃない。

パンの中身は柔らかいから、バターをナイフで押し付けるようにすると・・・当然へこむ。そのへこんだ分があるにもかかわらず、真横から見てもバターが盛り上がっている。

そこにちょこっとだけジャムを乗せて食べてる。あるいはチーズを一枚乗せて食べる。

mmmmmm・・・・。

それって、チーズの味するの?

と、聞きたくなるのは私だけじゃないはず。

それよりも。
そんなに多量のバターを一度に口、あるいは胃に入れて、気持ち悪くないの??


仕事に出かけるのに朝食用のパンを持っていくWolle。
普段は義母が前の晩のうちに作っておいてくれる。が、両親が旅行中のときは、私が朝早くからヤッコラサと起きて用意する。
あるとき、
「Yaskoの朝ごはんは、朝作ってすぐ食べるからフレッシュでおいしいんだよ。だけど、いつもバターが足りないねぇ。」
だって・・・。

私も、自分で食べる分じゃないから、Wolleがいつもつけていそうなくらいのバターは塗っているのに!!

最近でこそ、バターが足りないといわれなくなったのは、私が彼らのバターの分量に慣れてきて大量につけるから?それともWolleがバターの少ない朝食に慣れてきたから?


義母に時々調理の方法を聞く。
この前の、あれ、おいしかったけど、どうやって作るの~?

時間をもてあましている義母は大喜びで教えてくれる。
その料理も。

これにもバター。
こっちにもバター。
こんなにバター・・・。

こんな風に料理を作っていたら、250gのブロックで売っているバターは、二人分の食事しか作っていないのに、1週間もすればなくなる。


Wolle以外のここの家族は「健康のため」と称して最近は脂身をとる量を減らしているらしい。
だけど、こんなにバターを使っていたら、あんまり意味がないんじゃないかと思う・・・言えないけど・・・。


確かに料理にバターの風味があるのは食べていておいしい。
だけど、どれもその味だったら、飽きるんじゃないの?

「純『和』」の私がなんにでもおしょうゆが欲しいと思うのと一緒なんだろうか。

まぁ、バターがどれくらい体にいいのか悪いのか全く知識のない私としては、「入れるのよ」といわれれば入れるまで。
確かに味はおいしいし。

他のヨーロッパの国も同じなんだろうか。それとも、ドイツだけ?
 

暗い日

最近朝起きるときにはまだ暗い。
大体明るくなってくるのが7時半から8時の間だろうか。

ドイツ語の学校は終わったけれど、Wolleが仕事に出かけるときに朝ごはんを作るために一緒に起きる。
時間は6時・・・過ぎてることも多々あるけど。

暗いと起きるのがつらいだけじゃなくて、起きた後に目も覚めにくいし、活動を開始するのも時間がかかる。
仕方ないから最近は朝起きてすぐにメールなんかをチェックしている。

今朝。
しばらくメールをチェックした後に外を見ると、なんだかまだ薄暗い。
もうちょっとしたら洗濯でもしようかな、なんて考えながら、さらにパソコンをいじる。

何度外を見てもなんとなく薄暗い。
??
???


時計を見ると、すでに9時!

今日は雨らしい。
霧雨のような細かい雨なので、ベッドの上の窓に水滴が落ちず、雨が降っていることに気が付かなかった。

結局一日、明るくなりきらないで終わったような、変な天気の日。
私はもちろん、家の中にこもっていました。

寒いとみんな外に出なくなるんだよ、って、前にWolleが言ってたけど、ホントだ。

しかも、日が暮れるのも早い。
今6時半ごろには暗くなってるかな。

9時10時まで明るい、夏のドイツに慣れている私にとっては、どうも落ち着かないというか、1日が短く感じる。
このままどんどん日が短くなっていって、冬至の日はいったい何時に暗くなるんだろう。
 

2012/10/22

ホットチョコレート

「試験当日の朝はホットチョコレートを飲んでくるのよ。」
って、先日教室で先生が言っていたのを思い出して、試験の日でもないけど、久しぶりにホットチョコレートを作ってみた。

市販の粉状の「ココア」は私にはちょっと甘すぎる、というので甘さを抑えたのを時間の有り余る学生のころよく作った。

材料:
    カカオの割合の高めのチョコレート、あるいはケーキ用のチョコレートブロック
    牛乳

①チョコレートを薄く削る。花かつおのようにうすーく削れればベスト。あんまりころころしていると溶けにくい。
②牛乳をミルクパンのそこが隠れるくらいの少量温める。
③少しずつ削ったチョコレートを溶かしていく。
④チョコレートの濃さを調節しながら、好きな味まで量を増やしていく。

※甘さ、濃さは好みで調節する。


私は比較的濃くて・・・牛乳が好きじゃないから・・・甘みの少ないのが好き。
体もあったまるし、そのあとはちょっと頭がしゃっきりする。

市販のココアの粉を溶くよりは少し手間がかかるけど、これを飲んだらココアの粉は使えなくなるくらいにおいしい。

すごくすごく寒い日には、コアントローなんか垂らして飲んだら、ちょっとした手間なんて忘れちゃうほど。


ちなみにこのホットチョコレート、学生のころよくうちに来ていた友達が大好き。彼女が来ると、お鍋いっぱいに作ってあった朝用のホットチョコレートが夜のうちになくなってしまう。
おいしい、とは言っても、そこまで好きだとは・・・。
そんなに大量に飲んだら、普通は気持ち悪くなると思う、ので、真似しないでね。