2012/10/23

バター・バター・バター

ドイツで驚くことのひとつに「バター」がある。

ドイツで時々暮らすようになって、最初の最初は気づかなかった。
何もかもが新しくて、大小を問わず驚くことが珍しくなかったからかもしれない。

だから、少し経ってから気づいた。

ドイツ人、どの人も、どれだけバター使うの??!!

朝食。
朝食はパンが一般的。
Brötchenといって、こぶし大より少し大きめのパンを上下半分に切って、半分ずつ何かしらつけて食べる。これがよく見る朝食。

たいていは、バターと何か。
ジャムだったり、チーズだったり、ハムだったり。あるいは、朝食用にパンに乗せる用のサラダだったり。

乗せるものは今回は置いておくとしよう・・・・これだって、言いたいことは沢山あるんだけど・・・。

パンに乗せるバターの量。
中途半端な量じゃない。

パンの中身は柔らかいから、バターをナイフで押し付けるようにすると・・・当然へこむ。そのへこんだ分があるにもかかわらず、真横から見てもバターが盛り上がっている。

そこにちょこっとだけジャムを乗せて食べてる。あるいはチーズを一枚乗せて食べる。

mmmmmm・・・・。

それって、チーズの味するの?

と、聞きたくなるのは私だけじゃないはず。

それよりも。
そんなに多量のバターを一度に口、あるいは胃に入れて、気持ち悪くないの??


仕事に出かけるのに朝食用のパンを持っていくWolle。
普段は義母が前の晩のうちに作っておいてくれる。が、両親が旅行中のときは、私が朝早くからヤッコラサと起きて用意する。
あるとき、
「Yaskoの朝ごはんは、朝作ってすぐ食べるからフレッシュでおいしいんだよ。だけど、いつもバターが足りないねぇ。」
だって・・・。

私も、自分で食べる分じゃないから、Wolleがいつもつけていそうなくらいのバターは塗っているのに!!

最近でこそ、バターが足りないといわれなくなったのは、私が彼らのバターの分量に慣れてきて大量につけるから?それともWolleがバターの少ない朝食に慣れてきたから?


義母に時々調理の方法を聞く。
この前の、あれ、おいしかったけど、どうやって作るの~?

時間をもてあましている義母は大喜びで教えてくれる。
その料理も。

これにもバター。
こっちにもバター。
こんなにバター・・・。

こんな風に料理を作っていたら、250gのブロックで売っているバターは、二人分の食事しか作っていないのに、1週間もすればなくなる。


Wolle以外のここの家族は「健康のため」と称して最近は脂身をとる量を減らしているらしい。
だけど、こんなにバターを使っていたら、あんまり意味がないんじゃないかと思う・・・言えないけど・・・。


確かに料理にバターの風味があるのは食べていておいしい。
だけど、どれもその味だったら、飽きるんじゃないの?

「純『和』」の私がなんにでもおしょうゆが欲しいと思うのと一緒なんだろうか。

まぁ、バターがどれくらい体にいいのか悪いのか全く知識のない私としては、「入れるのよ」といわれれば入れるまで。
確かに味はおいしいし。

他のヨーロッパの国も同じなんだろうか。それとも、ドイツだけ?
 

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