2012/10/08

つたない会話

今日教室でみんなで笑ったこと。

今私たちはオリエンテーリングコースを受けていて、授業内容はドイツの政治の制度。
私が日本と比較しながら聞いているように、他のみんなもじぶんんお国の制度と比べながら授業を聞いているんだと思う。

今のクラスはみんな国籍がばらばらなので、休憩時間もドイツ語でおしゃべりになる。
ふと、客観的にその光景を見て、なんだかおかしくなった。
もしここに普通のドイツ人の人が入ってきたら、その人はどんな風に思うんだろう。

ご主人がドイツ人のクラウディアにそう言うと、「ほんとだ。」って。

何がおかしいのかって。
私たちのドイツ語は、まだ、とても正しく話しているとは言いがたい。単語数も限られているし、発音もばらばらだし、文法だってかなり適当なもんだ。
いうなれば、幼稚園児が話しているような間違いが沢山ある。

それなのに、話してる内容が政治問題、国際問題、等々。

そりゃぁ、きっとおかしい。

誰かが「うちの子、もっとすらすらドイツ語はなすけど、政治の話はできないよ。はははー。」
なんて誰かが言う。
「でも、ここではみんなに通じてるからいいじゃん。」
なんてほかの誰かが言う。


こういう空間は語学学校でしかない、独特の雰囲気。
同じレベルの語学力だからこそ会話がスムーズに行くけれど、これで誰かレベルの違う人が入るとこの輪は崩れる。

残念なことに、私は夏の間しかドイツにないので、来年他のみんなに会うときには私がひとり言葉が出てこなくて輪を乱すことになるんだろう。
他のみんなも、これから先の学校へ行く人。ここで学校は終わりの人。みんなばらばらになるので語学力に差が出てくる。

このまま他のクラスメイトと一緒にもう一つ上のコースも取れるといいんだけど、なかなかそんな簡単にはいかない。


この不思議な空間があと1週間しかないのかと思うと、ちょっぴり寂しい。

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