友人が何人か集まって、夕方からイカ釣りに行くことになった。
Achimとその友人4人。タイ人のMan。そしてToyoさん。
Acimはもともとイカ釣りが大好き。そしてToyoさんは去年行ったイカ釣りがあまりにも楽しかったらしく、また行きたいって。Toyoさんもたまには息抜きが必要だよ、っていってYukoさんがシフトをカバーしてくれた。
午後4時出航。
ビダからピピ・レにかけて、明るいうちはハンケン・ラリー。この時間帯はその周辺でハンケンがたくさん釣れるので私たちはそれをラリーって呼んでる。
当たりの日には「もういい!!」っていうくらい次々にハンケンがかかる。
ハンケンって私たちは呼んでいるけど、この名前はタイ語。硬いしっぽっていう意味らしい。英名も和名も知らない。
すごく硬い大きなゼイゴが付いているからアジ系かな、って思うけど、同時にツナ系特有のヒレの形をしている。
潮の流れによっては水中でも時々群れを見かける。たいていは2匹でつるんでハンティングをしてる。
さてさて、メンバーと山のようなビールを積んでビダへ。
ここ数日午前中は風が歩けど、午後は凪いでいる。海はサテンのクロスをかけたみたいに滑らかに平ら。
順にラインを出して、ビダに着いたと思ったら、ディープサイドに入るなりロッドがしなる。
ホィッスル。
ボートのスピードが落ちる。
まず1匹目。そこそこサイズのハンケン。
なんだか今日はかかるのが早いんじゃない?いいんじゃない?
潮もちょうど流れ始める時間帯だし。満月だしー。
ボートが再度速度を上げる。
と、またロッドがしなる。今度は3本同時。
スピニングロッド4本、アウトリガー2本、ダウンリガー1本と、今日は全部で7本ラインが出してある。ハンケンの群れがいれば6本同時にかかったっておかしくない。
ハンケンは大きくて50cmくらいの魚。小さければ難なく引き寄せられるけれど、大きいのになるとちょっとした手ごたえを感じる。ビッグファイトとまでは行かないけれど、そこそこ楽しめる。
今日はどうも当たりだったらしい。
ボートが止まっては進み、進んでは泊まって、ビダにいる間中ボートの上は忙しかった。
Toyoさんがひとこと。「フィッシングってこんなに忙しいんすねー。」
そうなのよ、そうなのよ。特に今日は人数の割りにつりを知っている人が少ないから、Wolleと私がボートの上を走り回ってる。
と、突然ダウンリガーのクリップが外れ、ラインが走り出した。
ギリギリギリギリというロッドの音。
今日はハンケンラリーだけど、念のため1本だけラパラをつけたダウンリガーがおろしてある。それが反応してるぞー!!
ハンケンはラパラには小さすぎるし、いったい何?
今日はハンケンとイカを釣りに来たんだけど。
最初の引きが強かったので、Wolleがロッドをつかむ間にToyoさんにファイティングベルトをつけるようにいう。
そんな引きって事はバラクーダ???
結局ファイティングベルトなしで釣り上げたけど、本当にバラクーダだった。
必死でリールをまいていたToyoさんは、ボートの上にバラクーダが上がっても呆然としている。
いや、元々比較的リアクションの薄い人だけど、なんか一言ないのかー??
そんなことを思っていたら、やっと一言。「初めてっす。」
やぁ、この間が面白いよ、Toyoさんは。
さっきボートに乗る前に、誰かが今日は何をつりに行くのか聞いた。Wolleと私で「イカ」「ハンケン」って答えてる脇からToyoさん「バラクーダ」って答えて、みんなで笑った。
それなのに本当につっちゃったよToyoさん!!
ピピ・レに移動してロックベイという小さな湾でイカ釣り。
Achimは大のイカ釣り好きなのに、今日は粘りもせずにすぐやめた。そういえば1匹もつれない・・・。
アイヤー!
そんなこと考えもせずにイカ、イカってつりに来たけど、今日満月じゃん。それはわかってたのに・・・。
粘ってもつれるわけはありません。
結局Donにバラクーダを調理してもらって、タダのボートパーティーになった。
でももしかしたらToyoさんはAchimよりもイカ釣り好きなのか最後までモクモクとラインを出していた。Achimのイカ釣り好きは相当なもののはずなのに。
今日はハンケンは当たりだったし、バラクーダっていう大きなおまけがついてきたし、上々、上々。イカは釣れなかったけど。
Toyoさんの初バラクーダ。Yukoさんは写真を見ても信じてくれないけど。
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