2010/12/02

雨の楽しみ

今年ここピピ島では12月に入った現在も例年にはないほど雨が降っている。
ガイドブックなんかを見ると、このあたりは10月か11月にはドライ・シーズンすなわち乾期に入っているはず。
それがここ数年、いつから乾期なのかいまひとつはっきりせず、ことに今年はスコールではなく梅雨のような雨が降る日まである。

うちを出るときから雨が降っていれば、まだ傘を持つなりレインジャケットを着るなりできる。が、帰るときに雨が降っていたりするともう濡れるしかない。

先日雨が降りそうだといって、私より一足先にWolleはバンガローに戻っていった。私は少し遅れて帰路につく。
するとバンガローまでの道のりを半分も行かないうちにシャワーが大粒になったような雨が降り出した。幸い先に帰ったWolleがかばんを持って行ってくれた。ポケットにも何も入っていない。
そんな雨が降り出してすぐに観念した。どっち道濡れちゃうじゃん。

土砂降りの雨の中を急がずに、むしろ気持ちよくのんびり歩いて帰った。
私の服は当然、まるで海にそのまま飛び込んだかのような濡れっぷり。
時々両手を広げて空を・・・いや雲を・・・?・・・仰ぎながら雨を浴びる。なんだか子供のころを思い出すようでとても気分がよかった。
もちろんその後はちゃんとホットシャワーを浴びました。

雨に濡れないように・・・なんて思うのは大人の固い頭が考えることなのかもしれない。だって大雨の中を歩くのはあんなに気持ちよかったから。
ただしもちろん濡れた後にちゃんと体を温めるっていうのも、大事な大人の考え方だけど。

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