今回は珍しく母と劇場へ。
阿部寛主演の「テルマエ・ロマエ」。
漫画が原作の映画です。
これは、予告なんかを見ただけでもコメディなんだろうな、と思ってはいたけど、実際に笑える、笑える!
劇場でこれほど笑い声が響くのを聞いたのは久しぶりです。・・・隣の席のおばさんとは笑いのつぼが違ったみたいだけど。
阿部寛はシリアスな役よりも、まじめな顔をしたコメディをしたほうがいいなぁ、と思うのは私だけでしょうか。
もともとモデルさんだったこともあるせいか、何もしていなくても格好がついてしまうぶん、そこにさらに格好いい役をしてしまうと、見ているほうは逆にしらけてしまうというか。
それが「かっこいいのに面白い役」というのははまりなんじゃないかな。
この作品はまさにそんな「はまり役」だった気がします。
この映画、発想も、そして見ていても「これは、これは」と思ったところがある。
まず一番にはローマ人の中に入って、日本人の役者さんたちが顔で違和感を抱かせていないところ。
確かに説明にも、「濃い顔を選んだ」とは書いてあるけど、群衆のエキストラがおそらくイタリア人のふんするローマ人。その中に数人だけ日本人の役者さん。この数人がなんとも言えずうまく周囲となじんでる。
そりゃもちろん衣装やメイクのせいであるかもしれないけど、格好を同じにすればかなりのところまで混ざれるのかな、なんて思ってしまった。
そして、日本人・・・映画の中では「平たい顔族」というなんともいえない名前が最高に面白いけれど・・・のキャストもよかったと思う。
銭湯から温泉まで、日本では何処かしらにいそうなおじいちゃんたち。
お風呂とこのおじいちゃんたちが雰囲気をとても柔らかいものにしていた。
前半は爆笑の連続のこの映画。
後半は少しだけど真剣な話題にもなる。
原作を読んでないから、何処がどう映画のオリジナルなのかわからないけど、歴史と絡ませてうまく作ってあると思う。・・・私はこのあたりの名前がどうしても覚えられなくて、消去法で日本史を選択した記憶があるので、自分の知識はまったくありませんが・・・。
DVDのレンタルが始まったら、もう一度見てもいいなぁ、と思えるほど面白い作品でした。
興味のある方はこちらへ。
テルマエ・ロマエ
映画 「テルマエ・ロマエ」
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