ルクセンブルク市内に2泊することになったので、中丸1日市内だけを回ることに・・・。
前日の夜、ホテルの近くのバーで聞いた情報を頼りに観光。
でも、この日は丸1日雨・・・。
かさをさしながら歩くと、どうも下ばかり見ていていけない。
空を含んだ景色よりも、石畳を視界に入れて歩いている時間のほうが長い観光というのも、なんだか味気ないけど、天気ばかりは誰に苦情を言うこともできず・・・。
翌日が雨だとわかっていたので、バーで出会ったお兄さんが、市内をバスで最初にぐるっと回ってみるのが一番いいよ、なんてアドバイスしてくれた。
せっかくの1日が雨なんて残念だね、っていいながら。
観光用に2種類、市内を回る方法がある。
ひとつは2階建てバス。
24時間有効のチケットは14ユーロ。何度でも乗り降りできることを考えると、それほど悪くない値段のような気がする。
止まる箇所は9箇所。市内を旧市街から新市街、そして駅をぐるっと回ってくれるんだけど、なんせ一方通行。行きたい場所の順番をうまく選ばないと、直線距離はそれほど遠くなくてもぐるっと一蹴しなくちゃいけなくなる。
1番から9番まである停留所には20分おきにバスが来るって書いてあるけど、実際には20分しか待たないでバスが来ることのほうが少なかったような気がする。
こういうのって、市内の混み具合なんかにもよるだろうし、時間帯にもよるんだと思う。ちなみに市内1周約1時間。
ざっと市内を見回すのにちょうどいい。
車内には無料でイヤホンが受け取れ、各座席で8言語で各所の説明を聞くことができる。
うれしいことに、なぜか日本語も・・・。町で日本人は見かけなかったけど。
なんだか子供向けのようなキシャポッポ。
私自身が乗ってないから、どこを走るのかいまひとつわからない。しかも、路上を走っているのは一度も見かけなかった・・・ということは、2階建てバスとは路線が違うのかもしれない。
値段は大人一人9ユーロ、子供5ユーロ。
こっちのトレインには観光説明に日本語はないそうです。
どちらにチケットも旧市街入り口の広場にあるワゴンで買うことができる。
ここだけでなく、旧市街のインフォメーションセンター、あるいは車内でも直接チケットを買うことができる。
チケットは購入時間から24時間有効。
・・・ということは、夕方から使い出しても、翌日の夕方まで使えるということ。ただし、バスの走っている時間帯は朝から夕方まで。さすがに夜はカバーしてない。・・・あ、でも、どこかで、「ナイトバス」っていう看板を見た。市内インフォメーションセンターに行けば、そのバスの情報も手に入ると思う。
これを見て、バスを乗り降りすれば、自分が今どの変にいるのか一目瞭然。
人の乗り降りが多いのは、旧市街入り口の広場と、駅前。
私は駅前から乗ったけど、ここが9つある停留所の9番目。
駅の正面入り口を出て、右にあるバスターミナルの向かいにある旅行代理店の目の前に、よく見るとうえの写真のような看板が出てる。
当然といえば当然だけど、雨だというのに私のような観光客がたくさんいるいる・・・。まぁ、旅行中の天気は選べないから、私も含めて、仕方ないんだけど。
2階建て観光バスは2階部分が普段は屋根がない状態になっている。晴れた日にそこに乗ったらさぞかし気持ちよかろうと思うけれど、この日はバスによって、プラスチックのカバーがかぶっているバスと、そうでないバスがあった。
混み合っているのに、2階に座れないとなると、1階はさらに混みあう。
夏のせいか、子供たちの遠足のようなグループもたくさんいて、正直に言えば、もう少しゆったりできるといいなぁ、って気もした。
車内のアナウンスは、市内の各所の説明。
何か有名なところを通るたびにアナウンスが始まる。
たとえば、この要塞。
3つのどんぐりっていわれてるらしい。
あるいはこれ。
建築物や建築家にはまったく持って疎いので、聞いた名前も忘れてしまったけど、新しいフィルハーモニーの劇場だそうだ。
有名な建築家のデザインだそうだ。中の音響効果なども最新、だとか。
時間があったら中まで拝見してみたいところだけど、今回はちょっと無理~。
こういうところに行くには、ちゃんと予定していかないといけないね。・・・そういえば、以前、ドレスデンでオペラハウスの公演に急遽行こうとして断られたことがある・・・。
新市街の各所にある彫刻類。
大きなものや、有名な作家のものは丁寧に説明してくれる・・・名前は聞いてもわからない人ばっかりだけど。
これはバスの2階最前席からみた新市街の入り口。
写真の正面に見える二つの塔のような建物が新市街の入り口になっている・・・らしい。
ここで、いくつかバス内からの写真を・・・。
もちろんルクセンブルグ市内のメインは旧市街。
こまこまとよく似た狭い通りが立て横に走る。
その中に広場が二つ。
広場の周辺にはお土産やさんやレストラン、カフェなどが並ぶ。
この旧市街や、市内を自転車で回ることもできるはず。
市内の各所にこんな風にレンタル用の自転車が設置してある。
これはドイツの町にも時々あるシステム。
決まった自転車置き場から、自転車を借りて、ほかのこういう自転車置き場に乗り捨てができるもの。晴れていたら、こんな風に市内を楽しむこともできたのに、と思うと、やっぱり残念。
旧市街は古いヨーロッパの雰囲気をそのまま残し、かつ新しい店が軒を連ねる。
晴れた日にウィンドウショッピングをしたり、カフェで休憩したりしながら散歩をしたらさぞかし気持ちよかろうと思う。
まぁ、雨だから歩いても疲れず、おなかがすかないというわけでもなく、もちろんレストラン兼オープンカフェのようなところでおなかを満たす。
これはルクセンブルグの典型的な食事のひとつ。
塩漬けにした豚肉をローストしたものに、見たこともない豆・・・しいて言うならソラマメを3分の1くらいにしたもの・・・の煮物。
ソースはしっかり味があるのに、塩気が強すぎずお肉と豆になんともマッチしている。
でも、量が多すぎて、私には全部食べきれない。
そんなこんな市内観光。
雨で途中で挫折するんじゃないかと思いきや、うろうろしているうちにあっという間に時間が経った。
もちろん、いくつも入った素敵な店で、気に入ったものもいくつか・・・お土産と称して、おそらくは私が使うもの・・・。
もしも次回があるなら、晴れた日に同じ通りを歩きたいな。
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