はい、うるさいようですが、また小説です。
これもまた映画化されている作品「八日目の蝉」。
そして、これもまた、うちの階段にありました。
すでに小説を読んだ人にはわかっているかと思うんですが、前半と後半の表現学的な違いもいい。視点、語り部・・・言い方古い?・・・なんていうのかな、こういうの・・・その転換も悪くない。
ただ、それを知らないと、途中で「早く先に進もうよ。」って思えて、ちょっとじれてくる。
はっきり「前編」「後編」って分けてあったら、それを気にしないで読めたかもしれない。欲を言えば・・・だけどね。
これは、先日の「プリンセス・トヨトミ」とは逆に、帯で永作博美の顔が出ていたのがよかったような気もする。・・・というか、まぁ、私にとってわかった顔が彼女だけだったんだけど。若い人のほうは誰なのか知らないので・・・。
・・・と、いうことは、前回に書いたことを直後に翻すような発言だけど、文庫本の帯も悪くないじゃ~ん、ということですね。
この女優さんが演じるということが年頭に来るだけで、その人物のイメージがよくなったりもする。すごいね、映像って。
映画は今のところ直近で見る予定はありません。どなたか、映画で見た人、どうだったか教えてください。
小説はいい作品でした。重すぎもせず、かといって軽すぎもせず、気持ちが柔軟な状態で読むのには適した小説かと思います。
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