2012/09/18

受験生気分

ドイツ語の授業があと2週間を残すばかりになった。
その後に2週間ドイツの一般常識についての授業があり、そのテストが10月17日。
そしてドイツ語の語学テストが11月3日に控えている。

この二つの試験に受かっていれば、ドイツに長期滞在するビザを取ることもできる。

と、いうことは、私にとってどうしても通らなければならない二つの関門になる。

一般常識のテストは、オリエンテーションコースもあることだし、すでに受けた人が言うには楽しかった、ということなので、なんとなく楽観視している。
というか、ちょっと楽しみでもある。

ただ、その後の語学テスト。
これは、今まで4年間夏の間少しだとは言っても、半分泣きながら勉強してきたせいもあってか、緊張している。

学校の授業も、模擬テストが増えてきた。
普段の授業の内容も、テストを意識した練習問題も多い。

大学受験の直前対策みたいに、テストの形式が説明されたり、口頭テストのパートナーとの会話練習も増えている。

授業自体がそんな風になってくると、どうしてもテストを意識せざるを得ない。


テストの内容はといえば、聞き取り、読解、作文、口頭面接の4つ。
典型的な日本人である私が比較的得意な文法の単発問題は一切なし。

そしてこれまた典型的な日本人である私が不得意とする聞き取りが1/4を占めている。

さらに私は単語の暗記がものすごく苦手。
これは大学受験のときにも、ものすごく困ったのだけど、やっぱりここでも困ってる。困って、自分なりに一生懸命単語を覚えようとはするものの、もともと悪い暗記力が突然よくなるわけもない。読解問題は 大学受験のときと同様「推測」にものを言わせている状態。

さらに、問題の数がそれほど多くないので、ひとつ間違えると点数がひどく下がってしまう。


私のパートナーのマヤは一度出てきた単語はほとんど覚えているらしく、ものすごい量の語彙力。
彼女の発音の癖も手伝って、会話練習のときなんかは彼女が言っていることがよくわからないときもある。
いや、パートナーとしては申し訳ないと思うけど、この語彙量の差はそう簡単に埋められるものでもなさそうだ。
マヤは授業中ほとんど自分から意見を言わない。休憩時間中にみんなでおしゃべりをしているときも、ものすごく考えてから話し出している様子。
だから、自然と口から出てくる文章は、軽い会話とは思えないほど「正しい」。
彼女の性格上、自分も人も「間違える」ということが許しがたいらしく、軽いおしゃべりの会話も訂正してくれる。面白いというか、疲れるというか・・・。
口答試験中に私がたくさん間違えた話し方をしたら、彼女は困るんじゃないだろうか、なんて思ってしまう。

このレベルの語学力で間違いなく話すなんていうことは不可能なことを ドイツ人に混ざって生活していて、いやというほど身にしみている私としては、とにかく口から何かを発することが重要。
だから、うまく口から文章が出てこないとき「何だっけ、何だっけ、なんていうんだっけ。」なんて、いうようなしょうもないことは、私の口からはすらすらと出てくる。
そして、ブルガリア人の家族と一緒に住んでいて、授業以外ではドイツ語を話さないマヤは、どうやらそういう話し方が苦手らしい。

先生の話によると、考え込んで黙ってしまうよりも、何か言っているほうがずっといいらしいけど・・・。


そんなこんな、緊張している受験生です。
とにかく、マヤに迷惑かけることだけはしたくないなぁ、と思っている。

ま、今回テストに受からなくても、また来年もあるんだけどね。
でも、やっぱり受かりたいなぁ。

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