2008/07/31

家中のピーーーッッ

最近、特に朝と夕方、家で「ピーーーーッッ」って云う音を頻繁に聞く。
洗濯機が終わると「ピーッ」。アイロンが準備OKだと「ピーッ」、冷蔵庫が開けっ放しでも「ピッ」、コンロが長時間加熱しすぎでも「ピーッ」。

そんな音を聞くたびに、「ごめんなさい、ごめんなさい。」って思ってしまう。別に機械は私を責めていることばかりじゃないんだけど。

ちょっと前は、それでもいろいろな機械が「ピーッ」って云ってたけど、今ほどじゃなかったんじゃないかと思う。何でかって言うと、「ピーッ」か「ピーッッ」か「ピーィ」によって何が音を出しているのか判別できたから。
でも、今回日本に帰ってきて、そんな音を聞いてもどれが音を出しているのかさっぱりわからない。ここ数年で家電製品がいくつか新しいものになったことの関係しているのかもしれない。

特に!!
今、どうしてもこの「ピーッ」は、私を非難しているようにしか聞こえないのが、新しい炊飯器。
「ピーッッッッ」なら、まだいい。今度の炊飯器は、ご飯が炊き上がると「ピピピピーーーーッ、ピピピピーーーーッ、ピピピピーッッッッ!!!」って、、しかもやたらと太い音で鳴る。
わかったから!!!わかってるから!!そんなに大きな音で鳴らないでっ!
って、私のほうが言いたくなる。

何かほかにいい様がないのかな。「ご飯が炊けました」とか。

それと比べると、お風呂はとてもいい子。
「もうすぐお風呂が沸きます」
「お風呂が沸きました」
お風呂が実際に分けたら、「ティロリンティロリンティロリン」て、音楽が鳴る。

この声を聞くようになった初めのころ、つまりここに引っ越してきた頃。その声はなんだか異常に聞こえたんだけど、今聞くととても優しい。

もちろん、機械にそんな設定を組み込むのは「ピーッ」って言わせるだけよりも、きっと随分複雑なことになるのかもしれない。(特に冷蔵庫なんかは)
でも、どうしてどれもこれも「ピー」なのよ?
どうして「パフォーーン」とか、「チンチロリン」とか「コンコカコン」とかじゃないの?
警告音だから「ピー」なのかな。

ただでさえいろんなことにせっつかれて忙しいのに、機械まで私のことせっつかないで!!ちゃんと言葉で話してくれればわかるから。

きっと、こういう音を発するように機械を作っている人は、主婦じゃないんだわ、と確信。毎日こんな警告音まがいの音ばかり聞いていたら、ただでさえきょろきょろしている私は、目が回りそう。

こういうところに、実際使う人の意見が取り上げられるようになるのはいつなんだろう。

2008/07/28

いっただっきまーす その1

昨夜、知り合いの方からまさに山のようなお野菜をたくさん頂いた。

段ボール箱1箱のおなす。形も大きさも揃っていて、つやつや。
袋いっぱいのミョウガ。どれもまだ小さくて柔らかそう。
これまた袋いっぱいのサヤインゲン。形はばらばらだけど、気持ちのいい緑色。
まん丸の赤いプチトマトも袋にいっぱい。
そして、お化けのように大きなきゅうり2本。

冷蔵庫にも入りきらない。
でもここ数日のまるで我慢大会のような暑さ。せっかくの新鮮な野菜が傷んでしまっては、と野菜室じゃないところまで使って、どうにか冷蔵庫に詰め込んだ。

さぁ、今日の献立はどうする?
せっかくだから野菜がどれも新鮮なうちに食べてしまおうと、普段に輪をかけて野菜たっぷりの献立。

一品目。麻婆ナス!!
ひき肉と油も一緒に食べて、スタミナをつけよう。

二品目。プチトマトとベーコンのにんにく炒め。
プチトマトに火を通すと以外においしいのだ。

三品目。ミョウガと枝豆のだし和え。
簡単なのにとてもおいしい。

四品目は、カレイのから揚げにしました。

そして、箸休めにナスの塩もみ。
おみおつけはミョウガとサヤインゲン。

そして、姪っ子のためのほのぼんメニューは、ご飯を丸くお皿に盛って、えのきの酢びたしで髪の毛、枝豆で目。のりの佃煮でお口の「ほのぼん」。もう一皿にちょっぴりチーズ。おみおつけ。
甥っ子の「のちち」(ニックネームです、ちなみに。)には、人参と卵黄のおかゆ。薄口おみおつけ。

きゅうりは使えなかったので、明日のために半分糠に漬けておいた。
明日の朝ごはんには食卓に並ぶはず。

家の食卓は、季節の野菜が多い。今回のように頂くお野菜もあり、祖母の育てた野菜を送られてくることもあり。台所を切り盛りするのに本当にありがたい。
のだが、どうしても季節限定の野菜が多くなる。同じ季節にはどこの菜園でも同じ作物が取れるわけで、自然頂く野菜も同じものになる。
そこで、頻繁に同じ料理を作らないようにするために、どんどんレシピが増えていく。作ってみて、おいしかったらレシピノートに取っておく。それ程でもなかったら次回はなし。

ここ数日は特に暑いので、さっぱりした軽く口に入る料理、あるいはしっかりとスタミナがつく料理。みんな汗もたくさんかいているはずなので、塩もちょっぴり多めだ。

ほのぼんは自分のお皿を見たとたん、それまで持っていた「新しい」おもちゃを床に置いて、おりこうさんに手を洗った。
久しぶりにお顔なんかがお皿についていたもんだから、「おめめ、さきにたべちゃおぅっとぉ」なんていって、ただ盛り付けただけの時には箸の(スプーンの??)進まない枝豆もパクパク食べていた。どっちも同じ枝豆なのに、、、。

のちちは感想をいうはずもなく、いつものように文句も言わずにたくさん食べてくれる。本当は言いたいかもしれないけど。
でも、人参と卵黄を入れたおかゆは、これって自然の色?って思ってしまうほどきれいなオレンジ色。火を通しても色の変らない人参と卵黄だから出る色なんだろうなぁ。


今日のレシピ

麻婆ナス

材料:ひき肉・・・150g
   ナス・・・大3本(短冊切り)
   ねぎ・・・半分(みじん切り)
   ピーマン・・・5つ(1cm角)
   にんにく・生姜・・・各1片(みじん切り)
   豆板醤・・・小1/2
   ごま油・・・大2
   A;甜麺醤・・・大1(オイスターソースでも可)
    しょうゆ・・・大1
    酢・・・大2
    こしょう・・・少々
    中華スープ・・・カップ3/4   
    片栗粉・・・少々

①ごま油をフライパンで熱し、にんにく、生姜、ひき肉を炒める。火が通ったらナスを加えてしんなりするまで炒める。
②ねぎ、ピーマン、豆板醤を順に加える。
③Aを順に加え、全体にいきわたったら、中華スープを加える。
④片栗粉を水で溶き、加えて、ざっくり混ぜ合わせる。




プチトマトとベーコンのにんにく炒め

材料:プチトマト・・・1パック(洗ってヘタを取る)
   ベーコン・・・2枚(3~4mmに切る)
   にんにく・・・一片(みじん切り)
   オリーブオイル、塩、ブラックペッパー

①オリーブオイルをフライパンでにんにくと一緒に熱する。香りが出たら、ベーコンを加える。
②ベーコンの脂が出てきたら、プチトマトを加える。
③プチトマトが割れてきたら、塩コショウをして、火を切る。


ミョウガと枝豆のだし和え

材料:ミョウガ・・・大3本(小口切り)
   枝豆・・・皮付き200g(塩湯でして皮を除く)
   しょうゆ・・・大2
   酒・・・大1

①全ての材料をボールにいれ合える。




   


    

手作り石けん その4

今朝、ちょっと早起きしていつもよりも時間がたっぷりあったので、午前中から石けんを作ることにした。

新聞紙を敷いて、さあオイルの分量を量るぞ、っていう所で、はっっ!!
オリーブオイルが切れてたんだったぁ。

せっかくやる気になっていたところに、ちょっとがっくり。
でもせっかくキッチンも片付けて、準備万端だから続けたいよぉ。

急いでレシピノートをめくる。
オリーブオイルなしでできる石けんを探す。
あった、あった。しかも、作ろうと思って数日前にオイルを用意したんだった。
じゃーん。

ごま油の石けん!

この石けんはオリーブオイルの代わりにたっぷりとごま油を使ってある。出来立てでカットするときには、淡い透明感のあるピンク色になり、それを見るためだけに作っても後悔しないほど。
洗い上がりはごくさっぱりとしていて、気持ちのいい、ちょっぴり夏向きの石けん。

生地を混ぜている段階から、すでに淡いピンク色。

香りは、さっぱりとしたサイプレス、パインを入れてみた。
乾燥しがちな肌を持つ人よりも、ちょっと皮脂の多い人向けの石けんなので、香りもそれにあわせた。こういう石けんは末の弟の好み。いつもはガスールや他のクレイを入れた石けんを好んで使っているけれど、たまには違う石けんもいいんじゃない?

今ピンクの生地は保温用の箱に入れられて、眠っている。

今日の石けん その3


今日箱から出したのは、昨日生地を作った「きなこの石けん」。
きなこって、ちょっと黄色いから黄色っぽくなるのかな。
実はきなこを材料に使うのは初めて。サポニンという成分が入っているので、泡立ちがよくなるらしい。
他の石けんにもココナツオイルをしっかり入れているので泡立ちは十分なんだけど、「泡立ち」は手作り石けんのちょっとしたネック。
「手作り石けんは泡が立ちにくい。」という定評までついてしまうくらい、ちょっと配合を考えないと、確かに市販の石けんよりも泡が少ないことがある。市販の石けんや、液体石けんに慣れている人にとっては、泡立ちが少ない=汚れが落ちない、なんて感じるのかもしれない。

でも、泡立て方のコツを覚えれば、手作り石けんでも十分泡だらけになる。
手をすっかり水で濡らして、柔らかくくるくると石けんを手につける。それからもう少しだけ手に水を含ませて、手のひらの間にほんの少しだけ隙間を開けて、またくるくるするとどんどん優しい泡が立ち始める。

広まらないかなー、この方法。
そうしたら「手作り石けんは泡立ちにくい」なんて誰にも言われなくなるのに。

でも、きなこの石けんはきっと、ずっと簡単に泡が立つんじゃないかと期待。

こういう新しい石けんを作るときって、6週間熟成を待つのが本当に長く感じる。すでに作ったことのある石けんだって、前回の石けんを思い出したりして待ち遠しいくらいなんだから。

この「きなこの石けん」の香り。
最近、樹木系、スパイス系、ハーブ系なんかの香りに凝り出し、シナモン、パイン、フランキンセンスを入れてみた。3つの香り同士の相性はいいはずだから当然といえば当然なんだけど、生地に顔を近づけると、思わず「ふふぅん」って言ってしまうほどいい香りがする。
こんな香りがお風呂でかげるなんて、、、。

出来上がりは9月上旬~中旬。

他にもまた新しい石けんを考えようかな。

2008/07/27

石けん部屋


作った石けんを置いておく部屋がある。
昔、末の弟が使っていた部屋。今は誰も使っていないベッドに出来上がっている石けんと、熟成中の石けんが寝ている。

石けん作りを初めたころは、私の部屋のテーブルに並んでいた石けんたちは、徐々に数を増やし、テーブルの下も占拠し、床に広がり、部屋中に繁殖した。
一時期、石けんを作るのが面白くてたまらず、とんでもない勢いで作ったもんだから、気がついたら石けんのストックが部屋を埋め尽くしていた。

で、部屋を歩き回るのに石けんをまたがなくてはいけなくなった頃、床じゃぁ石けんが埃になってしまうんじゃないかという理由で、石けんの大群の引越しがなされた。

ただ運べばいいように聞こえるかもしれないけど、これが大変だったのだ。
石けんのひとつひとつに名前が書いてあるわけじゃないので、闇雲に運んでいったらどれがどの石けんなのかわからなくなってしまう。しかも、そっくりな色をしてる石けんもたくさんあるので、私以外の人が見ても区別がつかない。
他の人が故意に場所を入れ替えたら、私にだって判別しにくい石けんもある。

並べ方も、まだ包んでいないカット後の石けんは1センチおき位に並べないといけない。これは単純に表面を少し乾燥させるためのものなんだけど、石けん同士をくっつけておくといつまでたってもぺたぺたしたままになってしまう。

でもって、ごく丁寧に扱わないと傷がついたりへこんだりする。

と、大掛かりだった石けんの移動後は、石けんたちは埃をかぶることもなく、比較的涼しい部屋で安静にしている。
この部屋は家族の間で「石けん部屋」と呼ばれている。
その部屋のドアを開けるだけで、石けんの香りが2階中に広がる。香りをつけてある石けんも多いので、とにかくいい香りだ。

私が出かけている間に、家族にも判別がつくように、包装後の石けんにはラベルもつけてある。
「しっとり」から「さっぱり」まで順に並べてある。
私が帰ってくると大抵はしっとりしたほうが減っていることが多い。まぁ、手作り石けんなんか使っている人は大抵「さっぱり」よりも「しっとり」を好むのかな。

末の弟はさっぱりした石けんが好みで、気持ちよくてやめられないとは言ってくれるけど、「姉ちゃんが作っている石けんだから」使い始めたわけだろうし。


熟成中の石けんは大きなブロックのまま作った日にち順に並んでる。
生地の色がそれぞれ違うのでなんだかおかしな積み木が並んでいるみたい。

石けんたちの前で、ちょっと座って眺めたりしていると、つい微笑んでしまう。母には、「一人でニヤニヤしないで」っていわれるから、きっと「微笑んでいる」つもりで実はにやけているだけなんだろうけど。
でもそんな時間は私の至福のときだ。

2008/07/23

人間ドック

人間ドックなるものに入ってみた。
「入った」というのが正確な言い回しなのかどうかわからないけど。
今回帰国直後から両親に「今まで一度も検査なんてしたことないんだから、、、。」なんて薦められて。

電話一本で予約が取れるせいもあって、じゃあ、まぁ、一度くらいは、なんて気軽な気分で受けてみた。私がちょっと不安だったのは「胃」。だって、しょっちゅう痛くなったりするし、食べるものによって変な感じがするし。
でも、ほかはそれなりに自信があった。だってそこそこ運動もしてるし(年に半年くらいだけど)、ジャンクフードとか気持ち悪くなるからあんまり食べないし、好きな食べ物が「野菜」っていう位だから野菜いっぱい食べてるし。
でもちょっと他の人よりもたくさん飲むかな、っていう程度。でもそんなことくらい、食べてるものでかカバーできるでしょ。

で、数週間前に検査を受けた。
で、検査結果がうちに届いた。
「なんか、テストの採点が返ってくるときみたいじゃない??」なんて、母は楽しそうにのぞいてる。もちろんほとんどが「A」。でも「C」なんかもある。Cって何よ。
γーGTP???H??
なにそれ。
検査当日に受け取った検査表の見方、を参照にする。
えーーーー。私飲みすぎ??アルコールを飲む人でこの値が高い人はは、飲みすぎです、なんてことが書いてある。

減酒するか、禁酒するか。
そんなコメントがついてる。

そんな、、、。

確かに検査の前日も前々日も前前々日も飲んでました。
「検査だからって控えたら普段のことがわからないんじゃぁん。」とか言って、調子に乗って飲んだ覚えはあります。
検査前日は9時までしか胃にものを入れてはいけません、って言う注意事項をよく守って、9時までに酔っ払うようにたくさん飲みました。

でも、私飲み過ぎなの??
普段から??
それともその日だけ??9時までに一生懸命飲んだから?

そういえば、昔会社で働いていたころ、飲み友達が「明日は人間ドックだから、、、。」とかいうつまらない理由で飲みに行くのを控えていたことを思い出す。

人間ドックてそんなに大事なの?

いやいやそういう問題ではなくて。
要するにたくさんお酒を飲むことのできる体を持った人が、毎日楽しい程度に飲んでいる。で、そのまま人間ドックを受けると、そのγなんとかにひっかるぞ、と。

お酒ってそんなに体に悪いの??
じゃあ、どうして合法なのよ。

それに「C」が骨密度にも。
たかだか踵の骨を調べただけで、骨密度が低いなんていわれてしまうの;(
でも、水中にいる人は骨密度が低くなるって聞いたこともある。私が頻繁に水中にいるせいかなぁ。でもトータルにしてもそれ程の時間を過ごしているわけじゃないと思うけど。

で、結局、私がしなくちゃいけないらしいことは、「ビールの変わりに牛乳を飲みなさい。」??

そんなぁーーー。私特に牛乳が苦手なのに。

で、一応、事態を深刻に受け止めた私は、ビールを2日ほどやめてみた。そして牛乳を飲んでみた。
そうしたらどう??
お腹は痛くなるし、胃は気持ち悪いし。
もちろん牛乳を飲みなれてないせいもあると思ってヨーグルトとフルーツと混ぜてシェイクにしたりしたんだけど、やっぱりだめ。
私の気分的には俄然ビールのほうがいい。

牛乳を飲もうとしてたまるストレス(ストレスって使う割にはよくわからない言葉だけど)と、ビールを飲むことによって掛かる胃の負担とどっちがいいの?

私はやっぱりビールかなぁー。

今日の石けん その2



今日の石けんはBaby石けん。
赤ちゃんでも安心して使えるような優しい石けんのレシピ。アボガドオイルとスィートアーモンドオイルがふんだんに使ってある。


アボガドオイルはそれだけで見ると濃い緑色で光に透かして見たりするととてもきれいな緑色。スィートアーモンドオイルは透明でさらさらしたオイル。肌への浸透性が抜群。

分量を量って混ぜているだけで、なんだかリッチな気分になってきてしまうほど気前よく入れてみた。攪拌の最初のうちはまだアボガドオイルの緑色が残っていて、淡い緑の生地だったのが時間が経つにつれて淡いクリーム色になってきた。
前にも作ったことのあるレシピなので最終的な色はわかっているんだけど、ちょっぴり他の石けんと違う色になったりするんじゃないかと期待してしまう。

クリーム色の生地はとろりとしてなんともおいしそうで、固めてしまうのがもったいないほどなんだけれど、固めなければ石けんにはならないので型に入れる。どっちみち取っておくことなんてできないし。

エッセンシャルオイルは殺菌力を考えて、ラベンダーとティートゥリーにする。

赤ちゃんにも安心っていうことは大人にだってもちろん、肌の弱い人にももちろん使えるのでこの石けんは万能。派手な色も柄もない代わりに見えないところがすごく優しくできている。
こんな石けんを使うと、私のこの荒れた肌も赤ちゃんみたいに柔らかくなるんじゃないかな、なんて、期待しすぎかなー。

今日の石けん その1


最近ハーブ水を使った石けんをいくつか作っている。
カモミール、ローズマリー、ラベンダー等々。
今日は、昨日作って保温箱、、、と言ってもただの発泡スチロールの箱なんだけど、に入れておいた石けんを出してみた。
ローズヒップの石けん。

でも、なんだか柔らかそう。ちょっと斜めにしただけで少し生地が動いた気がする。
そういえば、前に母にローズヒップの入った石けんを作ったときにもこんな感じだった。出来上がった石けんは問題ないんだけど、固まるのに時間が掛かったような記憶がある。

材料のオイル類は他のものと一緒にしてもなぜかローズヒップを入れると固まるのに時間が掛かる。ローズヒップはとても女性的で優しいハーブなんだけど、何か特別なのかなぁ。 

まだ生地が柔らかいのはいいとして、昨日型を箱に入れた後、私がそれを揺らしたようで、生地がモールドの外にちょっと飛び出したみたい。
やっぱり型入れがちょっと早すぎたのかなー。
モールドの隅辺りあちこちに生地がペッタリくっついている。

でも、ゆっくり固まるのを待てばいい。出来上がったローズヒップの石けんはなんとも上品なピンクの石けんになるから。

2008/07/08

3歳の敬語

 私には3歳になる姪っ子と、9ヶ月くらいの甥っ子がいる。どちらもすぐ下の弟の子。弟家族は実家から車でで5分というところに住んでいることもあって、毎晩夕食をたかりにやってくる。

 甥っ子のほうは、常にニコニコとしているだけでまだ話すことといったら、「mっまんっまぁ」くらい。一方3歳になる姪っ子は、性別で言うと『女』ということも手伝ってか、常にしゃべり通しである。

 この3歳。私が彼女を「ほのぼん」とニックネームで呼んでいるため、私を認識し始めたときから私のことを「ぼん」と呼ぶ。
 彼女が言葉というものを発し始める前から、家族中でできるだけ特に彼女に対して「きれいな」日本語を使うように心がけてきた。「靴」は「おくつ」。「月」は「お月様」。「背中」は「お背中」。「すっごいかわいいー」は「とてもすてき」。「もらった」は「頂いた」等々。

 3月生まれのほのぼんは3歳になったばかりで、先の4月から幼稚園に行くことになった。はじめは行くのがいやで毎朝何かしら行けない理由を見つけ、それを幼稚園バスが来るまでで200回くらい繰り返していたそうだ。
 幼稚園でどれくらい他の園児とコミュニケーションが取れているのかわからない。園長先生によると、「年少さんは来ているだけですよ。」なんてことらしいが、ほのぼんの言葉を聞いていると、それなりにどうにかしてコミュニケーションをとるためにお互いに言葉を発しているようである。しかも先生とはお話をしている様子。
 
 先日なんだったか忘れたけれど、しょーもないものを見て「すげっ」と言っていた。これを聞いて崩れ落ちていたのはおばあちゃん、私の母だ。ああ、3年間の努力が、、、。
 とは言うものの、母だって人のことを責められはしない。母の教える歌といえば、「炭坑節」とか、「お猿の籠屋」だったり、挙句の果てには50年代以上の方にしかわからない「おーてぇ天ぷら食いすぎてぇー、」だったりする。(ちなみに私もこの歌を母から教わった覚えがある)しかもほのぼんは、この「おーてぇ天ぷら・・・」を幼稚園のお歌の時間に皆の前でご披露したそうだ。母と同年代の先生は「誰に教わったの?」と笑いながら聞いたそうだ。きっとほのぼんは得意げに鼻を膨らませて「おばあちゃん!!」と答えたことだろう。

 少しづつ幼稚園語を使うようにはなってきているのだが、それでもまだ入園前に覚えた言葉を主に使っている。普通に話すときの言葉、丁寧に話すときの言葉、など、彼女なりに使い分けているようだ。これがはっきりとわかったのが最近私が日本に帰国してからのこと。
 彼女が何かを丁寧な言葉で伝えたいときに私が「おぼん」になってしまう。さらに、彼女が私に何かを頼むときには「おぼさんさん」になってしまうのだ。
「おぼんさん、牛乳あっためて!」
こんなに丁寧に呼ばれてしまっては断りにくい。下手に出なければいけないときには丁寧に、つまり敬語を使ったほうがいいということを一体誰が教えたのだ。

 そして今彼女の中で少しだけ、私と「お盆」(お茶を運ぶお盆)が混同している。お盆の話をしているだけならいい。が、私が彼女にお盆を渡すと少し混乱するようだ。きっとまだ言葉のカテゴリーの中にアクセントは含まれていないのかもしれない。
 8月になってお盆(連休のお盆)という新たな言葉を彼女が覚えたときのことが楽しみ。

2008/07/07

お茶

最近お茶を作ることに凝っている。
お茶といっても緑茶ではなくて、ハーブティーとか、何々茶とか。
うちの庭に生息している葉っぱや木の葉をお茶にしている。

今日はしその葉を摘んできて干してみた。1日くらいじゃ出来上がらないから、まだざるに干してある。

今のところ、柿の葉茶、どくだみ茶、ミントティーが出来上がっている。
ちょっとだけ時間のあるときに葉っぱを摘んできて、洗って干すだけ。思っていたよりも簡単にできることを知って、いろいろと試している。

柿の葉茶は中国茶の白茶のように色も薄いし、味も薄い。でもかおりはよくたつ。こんな白湯みたいなものからこんなにかおりがするの??って思う。少しだけ麦茶とブレンドして煮出すととてもいい味になる。

どくだみ茶は市販のものよりも格段に薄い味。どくだみ茶って、お腹を掃除してくれたり、体自体を殺菌してくれる効果があるみたいだけど、市販のものと比べてどうなんだろう。色と一緒で効用も薄いのかな。でもしっかりどくだみ独特の香りはある。
私は化粧水もどくだみから作ったものを使っているけれど、同じかおり。(人によってはいい香りには感じないと思うけど)

ミントティーはこれもまた色は薄いんだけど、すっきりしたミントの香りがうれしい。ローズヒップティーとブレンドすると「何が入っているのかわからないけれど、おいしい」って感じるような味になる。

しその葉茶なんて今まで飲んだことないけど、どんな味がするんだろう。出来上がり画ちょっと楽しみ。

でも、梅雨時の今、からからに干すのがちょっと大変。前日に葉っぱを触ったとき、もうちょっと乾燥させようかな、なんて思っていたら、翌日じめじめの日で乾いた葉っぱがまた柔らかくなっていたりする。
しかも家に軒下なんてものがないから、昼間外に出して夕方取り込んで、、、の繰り返し。日光に当たるとかおりが飛んでしまうなんていわれても、なかなかそんな場所は簡単に見つからない。

それでも出来上がって飲んだときの味はちょっと市販のものと違う気がして、せっせと出したり入れたりしている。

2008/07/05

山くらげ

「山くらげ」なる野菜をスーパーで見つけた。グリーンアスパラを巨大化したような形のてっぺんにもしゃもしゃと葉っぱが生えている。
山くらげ??それって、山のほうに遊びに行くとお土産やさんで佃煮を売ってる、あれ?
生の山くらげなんて初めて見たので思わず買ってしまった。

キンピラにでもすればいいかな、なんて適当なことを考えただけで買い物カゴに入れてしまった。お母さんが何か知ってるかも。なんて期待は甘かった。
でも、買ってきたものを捨てるなんてできない。仕方ないのでキンピラでいくことにする。
だいたい、どの部分がおいしいのかもよくわからない。
まず皮をむく。でも一体どこまでが皮なの??グリーンアスパラもどこまでが皮なのかわからないように、山くらげも薄いのが皮なのか、数ミリが皮なのかよくわからない。
とりあえず薄く剥いておこう。山くらげって佃煮はコリコリしてて少し筋があるじゃない。だからきっと外側も一緒に調理してあるんじゃない。
数センチの板状薄切りにした。
ごま油で炒める。でもなんだか、ごぼうと人参のときのようなしんなり感もなければ、火が通ったようにも見えない。菜ばしでつついてみると、まだ硬い。これは水分を入れてちょっと煮込むか。
酒、砂糖、しょうゆ、水を入れてふたをする。中火で似ること10分。
中をのぞくと、おぉ。いいかんじ。
ちょっぴり味見をしてみる。
いい味。
ん??でも、何?この筋?
さっき残した皮、つまり山くらげの表面部分はすごく硬い筋として残っている。とても噛み砕けたものではない。皮の内側、つまりにく(?)に部分はちょっぴり歯ごたえがあっておいしいのに、、、。

仕方がないので出来上がったキンピラをひとつづつ取り出し、皮の部分をカット。

お皿に盛り付けたときにはなかなかおいしそうな料理だったけれど、過程は、、、。
でも、ご飯と一緒に食べたらぴったりのお菜になった。
次回山くらげを見つけたら、、、、皮をむく面倒を考えると、買わなくてもいいかな、って気もするけど。でももし買ったら皮は厚めに剥きましょう。
あるいはすでに干物になっているものを買えばいいのかな。