2008/07/05

山くらげ

「山くらげ」なる野菜をスーパーで見つけた。グリーンアスパラを巨大化したような形のてっぺんにもしゃもしゃと葉っぱが生えている。
山くらげ??それって、山のほうに遊びに行くとお土産やさんで佃煮を売ってる、あれ?
生の山くらげなんて初めて見たので思わず買ってしまった。

キンピラにでもすればいいかな、なんて適当なことを考えただけで買い物カゴに入れてしまった。お母さんが何か知ってるかも。なんて期待は甘かった。
でも、買ってきたものを捨てるなんてできない。仕方ないのでキンピラでいくことにする。
だいたい、どの部分がおいしいのかもよくわからない。
まず皮をむく。でも一体どこまでが皮なの??グリーンアスパラもどこまでが皮なのかわからないように、山くらげも薄いのが皮なのか、数ミリが皮なのかよくわからない。
とりあえず薄く剥いておこう。山くらげって佃煮はコリコリしてて少し筋があるじゃない。だからきっと外側も一緒に調理してあるんじゃない。
数センチの板状薄切りにした。
ごま油で炒める。でもなんだか、ごぼうと人参のときのようなしんなり感もなければ、火が通ったようにも見えない。菜ばしでつついてみると、まだ硬い。これは水分を入れてちょっと煮込むか。
酒、砂糖、しょうゆ、水を入れてふたをする。中火で似ること10分。
中をのぞくと、おぉ。いいかんじ。
ちょっぴり味見をしてみる。
いい味。
ん??でも、何?この筋?
さっき残した皮、つまり山くらげの表面部分はすごく硬い筋として残っている。とても噛み砕けたものではない。皮の内側、つまりにく(?)に部分はちょっぴり歯ごたえがあっておいしいのに、、、。

仕方がないので出来上がったキンピラをひとつづつ取り出し、皮の部分をカット。

お皿に盛り付けたときにはなかなかおいしそうな料理だったけれど、過程は、、、。
でも、ご飯と一緒に食べたらぴったりのお菜になった。
次回山くらげを見つけたら、、、、皮をむく面倒を考えると、買わなくてもいいかな、って気もするけど。でももし買ったら皮は厚めに剥きましょう。
あるいはすでに干物になっているものを買えばいいのかな。

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