2012/07/31

教室で折り紙

今日の授業中。
みんなで折り紙の真似事をした。

数日前に、先生が「Yasko日本人だから折り紙折れる?」って聞いたので、あんまり上手じゃないけど、簡単なのだったら、なんて答えておいた。
実際に、小さなころにはよく折り紙で遊んだ気がするけど、今どれくらい覚えているのかといったら、姪のほうがよほど上手なほどにしか折れない。

そうしたら今日、先生が紙ナプキンを持ってきて「みんなでひとつ折りましょう」だって。

なに~?
今すぐなんてつるくらいしか折れないよ。
しかも、授業中に、ってことはみんなに折り方を説明しなくちゃいけないんじゃん。

でもなんだか盛り上がっちゃったので、仕方なくみんなで折ることに・・・。

折り紙の折り方を説明するのに必要な単語が私には足りないので「見て、見て。こうやって・・・反対側もこうやって・・・。」なんていう身振り手振りの説明。

大体紙ナプキンで折ろうというのが難しくなる原因で、しかもみんなそんなことをするのははじめて。
机と机の間を行ったりきたりして、どうにかみんなの机に鶴らしきものが並んだ。

説明しながら一人ひとりの折っているものを見てると、性格と国籍の特徴がうかがえる。

私が折ったのを見てすぐに同じように折れる人、私が手を貸さなければならない人、同じようにおっているつもりでぜんぜん違う形に折っている人。

さらに折り方がきっちりしている人、角や直線が完全にずれる人。

もちろんこれは子供のころに習っていないせいで、折り紙というもの自体がよくわかっていないからだけど、その分性格が出ているんじゃないかと思う。


私が見た限り、ロシア系の人は比較的きっちり折ってる。
あと授業中の成績がいい人も。ははは、これは性格でしょう。
ベトナム人の二人は一見一生懸命折っているようだったけど、半分聞いてない。
アフリカ系のクラスメイト・・・ごめん、どこの出身か知らないや、ママドゥ・・・は、手を貸したにもかかわらず、出来上がったつるはどう見てもつるに見えないぼわん、としたものだった。

ロシア人のおじさんは、折り紙が終わって授業に入っても、まだ他の紙で同じものを折ってた・・・。

中東系のクラスメイトたちが一番平均的だったかな。


性格が出るのはもちろんだけど、国籍ごとで大体同じように折るっていうのは偶然?

「小さなころから日本人はこんなことしてるの?」っていう質問。
そうです、そうです。少なくとも私が小さなときには。
今でもそうなのかな?うちの姪はよく折り紙で遊んでるけど。

でも、小さなころからこんなことしてるから、日本人は比較的細かい作業が得意だし、そういう作業がきっちりしてるんじゃないかな。


ところで。
その日うちに帰って授業の復習をしてると。
その日に新しく始まった章で「曲がる」とか「折り曲げる」とかいう意味の単語が出てきた。

あ、先生、私にこの単語を使わせたかった・・・・?

最初に言ってくれればよかったのに~。

どうして急に折り紙なのかなぁ、って思ってたらこんなことでした。
予習してなくてごめんなさい、先生。
語学は復習が命って聞くから、私予習しないんです。

先生も新しい章の導入を、生徒が興味を持つように考えてそうしたんだろうに、私は全く意を解しませんでした。

たぶん他のみんなも、テストの後の息抜きくらいに思ったんじゃないかなぁ。

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