2012/07/31

Kleider Box

ドイツの町のところどころに緑色の大きな箱が置かれてる。
ポストのように中にものを投げ込む口がついてる。

これ、Kleider Boxという。
Kleiderというのは服全般のこと。
中に投げ込むのは服だ。

どんな服を投げ込むのかというと、古くなって着なくなった服。
自分でも周りの人ももう着ないけど、まだ吹くとして機能しそうなものを投げ入れる。
そして、その服は貧しい人々のところへ運ばれる。

貧しい人といって、どこに送られるのか具体的には知らないけれど、おそらくアフリカ辺り。


だいぶ前になるけど、東京の一人暮らししていた部屋から出るときに、Tシャツやらなんやら結構捨てた気がする。
たくさんあったし、別にまだ切ることが可能なものもいっぱいあったけど、いったいどこへ持っていけば有効活用できるのかわからず、結局は捨てた。

日本で、こういういらないものを処分したいとき、もしも何かに役立てたくてもたくさんの手続きを踏まなくてはいけなかったり、遠くまで自ら運んでいかなければならなかったり。
結局一番手っ取り早い「捨てる」という方法を取りがちな気がする。

街角にこんな箱があったら、焼却場に行く代わりに何かに役に立つ服もたくさんあるかもしれない。

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