2009/07/20

Heinrichのキッチンへ潜入

昨日の夜Heinrichから電話がかかってきた。
前からあんまり忙しくなさそうな日にHeinrichの働いてるキッチンを見に来ていいよ、って言われてた。ちょっと急だけど、明日。ここのところ、私にかかってくる電話がいくつかありますなぁ。

で、翌日、というか当日。
必要なのはキッチンではく靴のみ。一応外からはいてきた靴から他の靴へ履き替えなくてはいけないらしい。エプロンと腰から下げるタオルはHeinrichのを使う。

さて、キッチンへ。
朝一番にキッチンへ入るので最初の準備から。

ドイツ料理でよく出てくるソースは冷蔵庫のものを出して適温に保つ機械に入れる。お湯が張ってあってその中にケースごと入れる。要するに湯銭にかけている状態。
なるほどね。これで一回一回温めなくても常に適温で出せるわけだ。

次はサラダ。
野菜を、切って切って切って切って・・・。
こんなに多量の野菜を一度に切るのは初めてだぞ。トマト10個とか、レモン10個とか、玉ねぎ5Kgとか。ここまで沢山の野菜を一度に切るってなると、ものすごい単純作業になって、まるで自分が機械化したみたいに感じる。

Heinrichが左利きのせいか、包丁の歯がなんとなく使いにくい。私が見てる限り、日本よりも左利きの割合が多いみたい。私が知ってるだけですでに何人かいる。

レストランが開店する頃になると他のスタッフもやってくる。

なんだか学生の頃バイトをしていた頃を思い出す。
開店作業に準備、そして開店。

キッチンにはこれまた私が入れそうなオーブン。1M四方くらいの鉄板・・・ここには常に温めておくお鍋が乗ってる。そしてガステーブル。フライヤー。油の薄く入れてあるお風呂桶の半分くらいのサイズのフライヤー。
冷蔵庫は普通に大きなサイズのものと、さらに一部屋冷蔵室になってるものもある。

mmm・・・。さすがレストラン。
これだけストックがあれば何十人のお客さんが来ても大丈夫だ。

この日は、Heinrichが特に予約も何もない日を私のために選んでくれたせいと、天気が雨だったせいですごく暇だった。
その代わり、Heinrichがキッチンの各所を説明してくれる。Heinrichは英語をほとんど話さないので全部ドイツ語。それでも、手や体を使って説明してくれるのでなぜかすごくわかりやすい。・・・他のスタッフのドイツ語は聞き取れないんだけど・・・。

注文が入ると、どうしても私はすぐに動けない。だって・・・注文表に書いてある料理がなんなのかわかんないんだもん。
でもそのたびにHeinrichが私にできることを指示してくれる。
おおぉ~、なんか働いてるぞ、私。

朝からキッチンにいたので、午後3時ごろには仕事は終わり。この前このレストランに招待されたときにHeinrichが9時ごろまで働いていたので、それくらいまで仕事なのかと思ったら、早く終わった。
久しぶりに半日ずっと立って動き回ってたせいか、疲れた。時間はあっという間に過ぎたけど。

Wolleにお土産に私の作ったブュッフェ用のアペタイザーを持って帰った。
うちで作るものと違って見た目がすごく凝ってる。よくブュッフェで見かけるゆで卵が半分に切ってあって、君の部分がクリーム状で、その上にキャビアとかオリーブとか乗ってるやつだ。
Wolleはいくつもあったその卵をぺろりと食べてしまった。

今日はHeinrichにお疲れ様、だ。仕事中にうろちょろしてる私の世話をしてくれて。
どうもありがとう~。

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