バンコクから日本に帰ってくるのに、今回のフライトは中華◎方航空っていう会社を使ってみた。
・・・とは言っても、特に気にして選んだわけじゃない。チケットを取るのが面倒くさくてギリギリまでぐずってたら、私がちょっと出かけてる間にWolleが探しておいてくれた・・・あら、私のボーイフレンド素敵ね。
自分でチケットを取る手間が省けたことを喜んでいて、上海経由だとか、どこの航空会社だとかよく考えないでいた。
で、当日。
夜中の2時バンコク発の飛行機のチェックインカウンターへ。
もうそれが真夜中を回っていたせいもあって、ぼ~っとカウンターに近づいて・・・・シマッタ・・・。
そこのカウンターだけ、山のような人だかりと、福引会場の初日のような様子。
何かって?
端的に言うと、中国人がカウンターにたかってる。・・・いや。きっと彼らの中ではチェックインをしているだけなんだろうけど・・・。
それだけのこと。
でも。
それは列を成しているのかいないのか。順番があるのかないのか。どのカウンターに向かってどの人々が進んでいるのか。・・・さっぱりわからない。
そりゃ、群れの最後尾・・・「尾」といえるならば・・・では、群れにたかる一人になるしかない。
とはいえ、距離を置いてみるとわからないだけで、どうしてもそこに食い込まなければいけない人としては、どうにかして自分の進むべき道を見出し、どういうわけかひじを張っているうちにカウンターにたどり着く。・・・あくまでも意地、あるいはひじを張っていればの話であって、そうしなければどうなってしまうのかは私にはわからないけれど。
・・・ちなみに、私、こういうの結構いけるよ。;)
でも!
想像して欲しい。
機内で、席の両側にこの列の中のふたりが私を取り囲む・・・、とする・・・。
普段カウンターでボーディングチケットをもらうときに頼むのを忘れがちな席の予約。今回は忘れませんでした。
「通路側お願いします!!」
運良くも通路側の席を、バンコク-上海間、そして上海-名古屋間も確保。
いや、もうこれだけで今日の仕事はほぼ終わりでしょう。
機内で、誰がどうだったか正直言ってそれほど気にもならなかったし、特に注意を払ってもいなかった。眠いし、疲れたし・・・だって朝バンガローを下りてきてそのまま移動し続けてるんだもん。
バンコクを離陸して、上海に着陸したのが上海時間の7時。
アナウンスが着陸態勢を取るように促す。飛行機はどんどん高度を下げる。私たちはそれを鼓膜で感じる。
下がる、下がる、下がる、下がる。
そして最後に、どぉ~んという、大きくはないけれど鈍い感触と共に着陸。
と、同時に私の前の数列に座っている人々が立ち上がって・・・もしかしたら、後ろの人たちも同じことをしていたのかもしれないけど・・・そしてしかも荷物の入れてある棚まで開け始める。
と、同時に。
「○●×●◎l※ギャのπ或ファ!!!!βのん乙◎×※※お{@pl¥・p;¥!!!」
なになに???緊急事態ですか??!!
何を怒鳴っているのかわからないけど・・・中国語だから・・・それがなんであろうと、フライトアテンダントが怒鳴っているのは初めてみた。
これは、何がどうあれ、すごいじゃないか。
今まで何回飛行機に乗ったかわからないけど、とにかくフライトアテンダントが怒鳴るのは、本当に本当に初めて見たよ。
しかもこれは、このときばかりでなく上海ー名古屋間ではもっと激しかった。
席の周辺がうるさいとか、後ろの席の子供が足で私の座席を蹴るとか、そんなうっとうしいことよりも、彼女たちが叫びながら乗客に向かって走り、彼らの開けたキャビンを閉める、その姿に私はこのチケット代を払った価値があったような気がする。
何気ないフライトにそんな楽しみ方があったのか・・・・。
これは意外ですな。
夜のフライトなのによく眠れなかったし、食事も極みに近いほどの味・・・解釈はお任せ・・・だったけど、あの一瞬の怒鳴り声を聞いたら、それはそれでこのフライトに一度は乗ってみる価値があるのではないかと・・・思いますね。
中華◎方航空の関係者のかた。気を悪くなさったら申し訳ありません・・・が、あれはある意味おもしろかった。あのサービス・・・サービス?・・・他にはありません。
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