久しぶりの日本。
そして、久しぶりの階段文庫です。
今回、これはおそらく新作ですね。階段付近に置かれていたけれど、まだ誰も読んでいない様子。
東野圭吾の最新作でしょうか。
相変わらずこの作者の作品の幅の広さには驚かされます。青春物からサスペンス、SFからドラマチックなものまで。
ここまでバラエティにとんだ作風を書ける作家は古今東西探してもそれほどたくさんいないんじゃないかと思う。
この「ナミヤ雑貨店の奇蹟」はドラマ、というんだろうか。
それほど癖もなく、失礼な言い方になってしまうかもしれないけど、ものすごく読み進めやすい作品だった。
少々涙あり、色恋あり、ドラマあり。
この作者が時々使う、時事背景をうまく使った作品だと思う。
どの年齢層の読者にも理解も出来、かつ具体的な説明なしに時代を説明できる表現が多く使われている。もしかしたらこの作者自身が時代や時間の流れをそうやって頭の中で整理しているんじゃないかと思ってしまう・・・そんなことはないだろうけれど。
どこかの宣伝か、あるいは作者紹介で、この作家の作品で私がまだ読んでない本が2冊ほどあることを発見。
ここ数年急激に人気が出てから、あるいはその少し前くらいから発刊のスピードが前にも増して上がった気がする。
でも、間違えると、人気ばかりを追い求めて駄作・・・失礼します・・・も出てきてしまう。
せっかくだから、数は多くなくてもいいから、最後のページに近づくのがもったいなく感じてしまうような作品を書いてほしいなぁ、なんてわがままなことを思ってしまう。
相変わらず好き勝手なことを書いています。
特に作者の方に失礼な物言いがあるかもしれませんが、平にご容赦ください。
興味のある方、参考までに。
「ナミヤ雑貨店の奇蹟」 東野圭吾
東野圭吾
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