東野圭吾の比較的新作。
文庫本が単行本をスキップして発刊されているもの。
「○○小説」シリーズだ。
この作家のほかの小説に比べると、私の好みではない。
でも、このわざとらしい書き方。わざとらしい設定。
何処をとっても遜色ない程度に面白い。居眠りしながら読むのには最適かもしれない。あ、もしかしたらそんな風に読めるように最初から文庫本なのかな。
最近の単行本は正直言って値段が張りすぎる。そんなに出費をしたものを居眠りしながら読んではなんとなくもったいないから・・・?
このシリーズを読んでいると「もしかしたらこんなタッチがこの作者の素顔なのかな?」なんて深読みしてしまいそう。
大阪出身のにおいがしっかりとする。この手のタッチはおそらく名古屋からは出てこない。
何が面白いのかといえば、自分の職業を笑い話にしているところ。
きっと知り合いだったら、何処までが本当の話なのかがわかるんだろうと思う。
そして、知り合いではなくとも、出版業界の笑える裏話のようなタッチなので、興味をわかせるのには十分な発想。
このシリーズを読むと、この作家さんと飲み会を開いたら楽しいだろうな、なんてずうずうしいことを思ってしまう。
興味のある方、参考までに。
「歪笑小説」 東野圭吾
東野圭吾
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