2009/01/31

エミちゃんのスノーケル・テスト


昨日、2009年1月30日。
うちの爆弾、エミちゃんのダイブマスターコースが修了。
夜、コース最後のテスト、スノーケルテストがあった。このテストを通らないと、インストラクターがサインしてくれない。

ちょっと時間はかかったけど、今年のエミちゃんはがんばって、ほかのスタッフがびっくりするくらいの成長ぶりだった。
実習も、英語で大変なのに、みんなに笑いを提供してくれて、きっといいダイブマスターになる。
ちゃんと、プールの中でビールを1本飲み、その後、スノーケルに注がれるメコンウィスキーとビールをがんばって飲み干し、みんなでタイガーバーへ。

もちろんそこでも、いくつものショットがエミちゃんの前に差し出され、全部飲み干した様子。

よくがんばりました。
最近、がんばっててあんまりへんなことしなくなったから、こりゃ、不発弾になったかな、と思ってた。でも、昨日の様子を見るとやっぱりまだ爆弾な気もする。

部屋につれて帰ったときには、わけのわからないことになってたけど、楽しかったよ。

2009/01/29

バーべキュー


ブルーがバーベキューをするっていうんで、前日からお肉を漬け込んだりなんだりしてみんなで準備した。ブルー以外の人が、だけど。
で、夜ブルーのバンガローに行った。朝から漬け込んであるお肉を焼く。ビーフなんだけど、ブルーが安いからっていって買ってきたから、おいしいかどうかわかんない。もしかしたら、ビーフでも水牛かなんかじゃないの?
で、実際に食べてみると・・・いやこれは・・・ニカラグアで食べてためちゃくちゃ安いお肉みたい。噛み切れないし、もちろん飲み込めない。
うぅーーーん。これはビーチサンダルですか?
Wolleがいくつかの違う部分を切って口に入れてたけど、どれも硬すぎてダメ。
ブルーも自分で一口食べて、「ダメだな、やっぱり。」って。
想像してたんだったら買うなー。

仕方がないからって言うんで、ブルーがほかのお肉を冷凍庫から出してきた。
お肉以外に、ポテトサラダとトマトサラダも用意してあったので、急に中止なんていわれても困るから、ちょっとほっとしたよ。
でもこのお肉は柔らかいの??
一緒にいたHeindrichはシェフなので、お肉を触ってみたりしてる。
たたいてみれば??って提案すると、それはいい考えだってことでたたいてから焼いてみた。
お、今度は結構いけるかも。
タイの独特の漬け方だけど、結構おいしい。

と、急にブルーがバスルームに走っていって、吐き始めた。
どうしたの??
何か変なもの食べたの??何食べたの??
そんなこと聞けないくらいの勢いで、吐いてる。


Wolleが水を持っていくと、飲み込んだお肉がそのままのどに引っかかってるらしい。いや、のどっていうよりも食道のどこか。結構大きいお肉みたいで・・・。

ブルーはしばらくがんばって吐き出そうとしてたけど、無理みたい。何も飲み込めないし、出ても来ない。
仕方がないので私たちは病院に行くことにする。

でもここでも問題が。。。。
クリニックと病院に両方とも今晩お医者さんがいない。
ナースは「息ができてるから大丈夫」
なんて言ってるし。

結局、その晩様子を見て、どうにもならなかったら翌日プーケットの病院に行くことに・・・。

ブルーは苦しそうだし、バーベキューは中止だし。

翌日、私たちが昼前に電話すると、ブルーはすでにプーケットの病院にいた。
夕方まで連絡がないから、「入院って言われたんじゃないの??」なんて冗談を言ってたら、暗くなるころに電話が来た。
「今手術が終わって、まだ麻酔が効いてる」って。
本当に手術してたんだ。
結局はのどの中を切って、お肉を取り出したらしい。

保険に入ってないブルーにとっては、びっくりするくらいの治療費がかかったらしい。

ブルーがのどを詰まらせて死んじゃわなくてよかった。
でもどうして、しょっちゅうこんなに人騒がせなんだろう・・・。

2009/01/27

ハミガキ

今日のベストショット。 久しぶりにクリーニングが撮れました。見てるとドキドキするけど。

2009/01/26

Moskitoのスタッフたち


先シーズンも含めて、あんまり水中以外の写真を撮ってないことに気がついて、最近カメラを故意的に持ち歩いてる。

撮ろうと思えばいくらでも機会はあって、撮る対象も沢山あることに気がつく。でも周りの人を採ろうとすると、写真の中でたいていの人は酔っ払ってる。
私自身も酔っ払ってるときくらいしか、「あ、カメラ」なんて思い出さないし、忙しいときにはそんなことしてる暇ないし。

でも、できるだけスタッフの写真を撮ろうと思って撮ってみた。
今、Moskitoには日本人スタッフが4人いる。インストラクターのToyoさん。ダイブマスターのYukoさん。もうすぐDMT卒業のEmiちゃん。そして、私、Yaskoちゃん。
昔ほど日本人のお客さんはいないけど、その代わり、みんな英語でお客さんを連れて行ける。
「できないなんて言わせない。やればできるよ。」
って、なんとなく英語のお客さんを渡しているうちに、みんながんばって少しずつできるようになった。

今思うと、わたしもダイブマスターだったころ、こんな風にしてたのかな、なんて思うことがある。
今、マネージャーのKimが日本人スタッフを大事にしてくれてるみたいに、そのころマネージャーだったIanや、Miyaちゃんが私のことを大事にしてくれたんだと思う。

先シーズンくらいから、うちの店に猫がいる。なまえはKito。もちろんMoskitoのKito。
Toyoさんの彼女と呼ばれている彼女は、時々あられもない格好をして店番をしていることがある。
でも、最近彼女は浮気をしたらしく、おなかに赤ちゃんがいる模様。

今、Moskitoでは8ヶ国語をカバーしている。
店の規模のわりにいい数字なんじゃないかと思う。
どのスタッフもかなり個性が強いと思うけど、チームワークは抜群にいい。と思う。

ピピみたいな島にいると、1日中一緒にいるスタッフは家族のようなもの。
誰かが調子が悪くなったら、みんなで心配するし、相談するのもスタッフ同士が最初。時々、言いあいにもなるし、意見が合わないなんてことはしょっちゅうだけど、みんな、私の大事な家族。
シーズンごとに、少しずつ変わるスタッフだけど、今シーズンのスタッフもすごくいい。

ブレスレット


津波で被災した後、プーケットからバンコクに輸送されるとき、空港でお坊さんにブレスレットとペンダントをもらった。
ペンダントは偉いお坊さんかと思われる人の写真がついていて、普段からしているとちょっと違和感があるのでいつも貴重品入れにしまってある。

でも、ブレスレットはその日からずっと私の手首についてる。
ブレスレットはカラフルな紐を編んで作ってある。

そのブレスレットが最近伸びて大きくなってきた。ウェットスーツを着たり脱いだりするときに、ひじのほうまで上がってくることもあるし、服を脱いだとき、気づかないうちにすぽって抜けちゃうこともある。

この前ふと気がついたら手首になくて、とても慌てた。
どこで落としたの???!!!
って、ワタワタしそうになったら、今服を脱いだ、その足元に落ちてた。
それがあってからちょっと気にしてるんだけど、よく見ると、伸びちゃっただけじゃなくて、切れかけてるところがある。

これが切れちゃって、このブレスレットができなくなったら、きっと不安になるんだろうなぁ、と思ってる。
それとも、これが切れたときに、私の中に残ってる何かまだ形を現していないものが消えたりするだろうか。
そんなに簡単にいかないことはわかってるけど。

ビデオで写真

私のビデオカメラには、メモリーカードを入れるところがあって、ビデオカメラで写真を撮ることもできる。
最近になって、何かを映像に撮った後、写真のほうを撮ることが増えた。
それでも映像のほうに夢中になってるから、そんなに枚数はないけど。

でもやっぱり、写真専用のカメラじゃないから、それほどよくは撮れない。

これが先からのフリソデエビ。写真もワイドスクリーンになる。

そしてこれが普通のカメラで撮った同じフリソデくん。ちょっと違う気がする。

でも、映像を撮りながら写真もいいのが撮りたいなんて、欲張りすぎる気もするからこれでいい。

もう少し写真を撮る余裕も欲しいなぁ。

2009/01/25

バルコニーパーティー

Wolleが何日かぶりにクラビから帰ってきた。
1日一緒にバンガローにいるだけでもけんかになるのに、いないとちょっとやっぱり寂しかったので、ちょっとうれしい。
しかも、お土産つき。
近いうちにうちのバンガローで服部さんが電気の配線工事をして、コンセントを増やしてくれる。
それにあわせて、ミニキッチンを作ろうというのが私たちの計画。ちゃんと料理できるキッチンは来シーズンの予定。
ただ、コーヒーメーカーやら、冷蔵庫やら、ポットや食器が、バンガロー中に散らばっていたので、これを一所にまとめようというもの。

そのキッチンの棚を買ってきてくれた。
しかもプラスティックじゃなくて、木製。さっそく私が組み立てに取り組んだんだけど、これは日本製とは違って、木の枠とネジが入ってるだけ。どの向きにどんな風につけるとか全く説明なし。
そんなに難しいものじゃないって思って始めたものの、木が硬くてスクリューくらいじゃ私の力では入っていかない。
これは男の人の仕事だ、と思って結局Wolleにやってもらう。
出来上がったところへ、キッチン用品っぽいものを乗せたら、なんとなく本当にキッチンっぽくなった。
Wolleもすごく気に入ってるみたい。

で、それを冗談でSamにキッチン作ったから見においでよ。って、電話をしたら、本当に来た。
彼は失礼な人ではないので、「素敵なキッチンだね」って、言ってくれたけど、冗談だとは思わなかったみたい。Samも結構変な人。

キッチンを見せたいとか言っても、結局はパーティーをしたいだけだったのでいいんだけど。

私はWolleが帰ってきてから、一緒に久しぶりにワインを飲み始めてしまったので、みんながそろってちょっと盛り上がるころには、とっととベッドへ転がる羽目に・・・。

でも、ちょっぴり久しぶりのパーティーでした。

2009/01/23

サメに囲まれてるとき

ローカルのデイトリップで頻繁に行くダイブサイトにパロン・ノースというところがある。
そこで期待できるのはサメ。
ブラックティップ・リーフシャーク。

スノーケリングに行っただけでも、透明度のいい日には水面からサメが泳ぎ回るのが見える。
浅くて3メートル、深くて9メートルくらいのところでよく見られる。

ビデオカメラを持って一人で泳いでいる私は、数人で泳いでいるほかのダイバーたちよりも、多く、近くサメを見ることができる。
サメのほうも人間のサイズの生物に突然攻撃してくるなんてことはない。ダイバーは水中ではフィンを履いているせいもあって、長く大きく見える。しかも、ブクブク泡を吐いている。サメにとっては避けたい生物のひとつなんだと思う。

ビデオを撮っているとき、やっぱり映像としては「サメがこっちに向かって泳いでくる」とか、「カメラに迫ってくる」とか、そういうのが欲しい。

そういう映像を撮るために、できるだけ水底近くで息を殺してサメを待つ。バタバタ動かないのもいい。

サメの多い日になると、あっちにもこっちにも泳いでいて、どのサメを撮ったらいいのか、瞬時の判断が遅れることもある。
でも、サメの少ない日には、ほかのダイバーたちがあきらめて泳いでいってしまっても、ひとりその辺りに残ってサメを待っていることもある。

そんな時、急に不思議な気持ちになる。
私、一体ここで何してるの??
まぁ、サメがこっちに向かってきてくれるのを待ってるんだけど、それって、普通に聞いたら変な話じゃない?しかもサメが出たら、できるだけ近づこうとしてる。

水底で息を殺しながら、そんなことを思う。

でも。でも。
目の前を2メートルくらいのサメが通っているのを、レンズ越しに見ているとき。映像を撮りながらガッツポーズでもとりたいくらいのこともある。
喜びすぎて、思わず大きな息を吐いてしまってサメが一瞬にしてスクリーンから消えたこともある。

私がビデオを撮っているのを見て、ほかのダイバーがその後拍手をしてくれたことがあった。私はレンズ越しに見てるから、実際にサメと私の距離がどれくらいなのかわからないけど、そのときはカメラぎりぎりまでよってたんだと思う。
そのときは、あんまりに正面から突っ込んでくるサメに、私のほうもちょっとびっくりして、ちょっと怖かった。「そんなに寄ってこないでーーー!!」って思って、思いっきり息を吐き出した。
もちろんサメはあっという間にどこかに行ってしまったけど、映像はちょっと迫力があった。

単純だなぁ、とは思うけど、いまだにやっぱりサメっていうだけで喜んでしまう。どんな種類のサメでも・・・。
まぁ、これはどのダイバーでも同じだと思うけど。
そんなものにいつまでも喜んでいられるから、ダイビング続けてられるんだとも思うけど。

2009/01/18

Tuak

Golden Plazaのバルコニーで同じドミトリーに泊まっている人たちと話をしていた。
今回泊まっているのはオーストラリア人のおじさんと、ニュージーランド人のお姉さん。
おじさんの名前はつい聞きそびれてしまった。お姉さんの名前はジョージ。男の子みたいな名前だけど、ジョージアのニックネームらしい。

旅の話なんかしていて、ちょっと話が途切れたときに、おじさんがホイッっと空のペットボトルを差し出して言う。
「匂いかいでごらん。」

こんなときにはすごくいいにおいか、すごく嫌な匂いかに決まってる。一体どっちだ?なんて思いながら鼻を近づける。
正体を知らずに物を口に入れたり、匂いを嗅いだりすると、概して何なのかさっぱりわからないものだ。
そして、今回も勿論そうだ。

鼻につくようなすっぱい嫌な匂いと、フルーツの糖分のような匂いが混ざっている。

私が少し顔をしかめたのかもしれない。
おじさんは言う。「ココナツパームの木から採れたお酒だよ。」

なるほど。この甘い匂いは確かに甘口のワインに似てる。
おじさん曰く、ココナツパームの木から採取した汁を、2~3%のアルコール分になるまで、そのまま発酵させたもの。純粋な天然のお酒だという。

100%天然のアルコールだから、二日酔いもしないよ、っていうのは信じられない。
地元の人たちが昔から飲んでるお酒らしい。

名前はTuak。聞いたことない。

ジョージが「どこにでも売ってるの?」
「どこにでも売ってるわけじゃないけど、この辺の路地を入ったところにある。」と、ちょっともったいぶった様子のおじさん。

違法なのかそうじゃないのかは知らないけど、そこかしこで買えるものでもなさそう。かといって、特に隠れた場所にしかないわけでもないみたい。

地元の人のお酒ね。
そういうのを飲んで「うーーーーぅん。うまい!!」ってうなったためしは、いまだかつて一度もない。
大体、ビールのほうがおいしいからそっちが主流になったんだから。

タイにもヤドンとか、ラオカオとかいくつもそういうのがあるけど、飲み込むことがかろうじて可能、という程度のものもある。そういうのを飲んでると、我慢大会か、罰ゲームでもしているような気分になるときさえある。
そういえば、2年前に、「ここの前通ったら、ラオカオのショットを飲まなくちゃいけない。」って言うゲームを何人かでしてた。最初のうちは面白がって飲んでたけど、だんだん、できるだけその店の前を通るのは避けるようになったことを覚えてる。

話がそれた。
とにかく。
一緒に話す限り、結構旅をしていそうなジョージも「ふーん」って言ったきり、それほど食いつくわけでもなさそうな態度。私も同じく。
するとおじさんは「うん!特別だけど教えてあげるよ。」って言ってTuakの帰るお店の地図を描いてくれた。

なんだよー。もったいぶってたけど本当は最初から、教えたかったんじゃないの??
「ちょっと珍しめのローカルもの」っていう以外に、私にとってあまり魅力はない。だけど私はそれを口にしてしまうほど失礼な人でもないので、一応ジョージに「明日一緒に行ってみようか」なんて言ってみた。
なんとなーく、同じような雰囲気だったジョージも「そうだね」って。

翌日カピタンで朝食を取ったあと、しばらくバルコニーで話をして、ついに、ジョージと二人でTuakのお店に行ってみることにした。おじさんは朝早く宿を出て行ったから、別に義理でもないんだけど、二人ですることもなかったし。

おじさんの地図がわかりやすかったせいか、それともペナンの町がわかりやすくできているのか、そのお店はすぐに見つかった。

見るからにローカルな雰囲気をかもし出している店構え。怪しい以外の何物でもない。
店というよりも、家の土間にちょっとテーブルといすを置いてみたっていう感じ。広さはあるけど。

「ここだ」って発見してから、数秒は二人とも黙った。
でもここまで来ておいて入らないのはバックパッカーの(「元」ってついちゃうけど)名がすたる。
せっかく見つけちゃったんだから、潔く入ろう。

ドアを抜けると、顔中髭だらけのおじちゃんが驚いたふうもなく「2杯ね」って。
ほかのお客さんか、常連か、近所のおじさんかと思われる3人が、じっと私たちを見てる。
「ここで女の子を見たのは初めてだ。しかもふたりも。」
って一言。
そうか、やっぱり。

店のおじちゃんが差し出してくれた1杯は、ジョッキくらいの大きさのコップ。
もちろん氷なんて入ってない。

二人で恐る恐る匂いを嗅いで、ちょっと一口。
うぅぅぅぅーーーーーーーーん。
発酵しててすっぱいし、でも元の甘さも残ってるし、ヘンな味としか言いようがない。
おいしくもない。
ジョージも一口飲んで、私と目が合う。
飲めないほどじゃないんだけど・・・・。そういえばしかも、私、もともとココナツジュース好きじゃなかった。ココナツくさいわけじゃないんだけどね。

でも、ちょっと二人ともがんばって、半分くらいまで飲んだら、なんとなく慣れてきた。しかも途中で欧米人のおじさんが店に来て、持参してた氷をくれた。
氷を入れるとぐっと飲みやすくなる。でも、その分、量が増えた。

きっとWolleは知らないだろうと思って、ピピに帰ってから説明したら、名前を言う前から「Tuakのこと??」って。
えぇぇぇー。
知ってるの??つまんなーい。
ちょっとWolleに自慢できるかと思ってがんばって飲んでみたのに。

とりあえずジョージも私も1敗飲み終えたけど、後10年はもうこのお酒は飲まなくてもいい。
でもきっと、インドネシアに行ったときなんかに、どうしても飲むことになるんだろうな。

まぁ、Tuakがおいしくないということがわかったということで・・・。

2009/01/15

ペナンでマッサージ

ペナンに来た時にもうひとつ楽しみがある。
マッサージ。
マレーシアでするマッサージはほとんどが中華系で、多いのが足ツボのマッサージ。

モルディブで働いていたときにSpaでマッサージを受けるようになって以来、私はマッサージに目がない。マッサージって聞くだけで何でも試してみたくなる。

ただ、中華系の足ツボマッサージは、たいてい私には強すぎて、翌日からの数日間は確実に足が痛むし、おまけにマッサージに行ってきましたとばかりのあざが各ツボの箇所にできるのでそれほど好きじゃない。といっても、それに気づくまでに何度もマッサージしてもらったけど。

ペナンでもよく見かけるのが足の裏の反射区が描かれてる看板。
ただ、店によって、盲人の人たちのみで経営しているところがある。
初めてそういう店に入ったときには、それとは知らずに入った。そのときは足のマッサージだけを頼んだのだけれど、これがまたすごくよかった。
マッサージをしてくれる人たちはたいてい、光程度と目から数センチ先くらいしか見えないみたい。
そのせいできっと、視覚でこの辺だ、というところを揉んでるんじゃなくて、触って「ここだ」っていうところを揉んでるんだと思う。
強すぎず、弱すぎず、しかも的確なところを揉んでくれる野で、すごく気持ちいい。いやこれは、ウチのお母さんをぜひ連れて行きたいところのひとつだ。

日本でも昔は按摩さんと呼ばれる人たちは盲人の人たちが多かったように聞く。
マッサージをするのに目はいらないということだろうか。

何度か同じ店に行っていたのだけれど、今回違う店を見つけたのでそこに入ってみた。
前の店もそうだったけれど、足だけのマッサージには男性がしてくれるみたい。でも、全身を頼むと女性のお客さんには女性のマッサージャーが付いてくれる。
今日もちょっと待たなくちゃいけなかったけど、女性が付いてくれた。

狭い部屋へ移動して、服を脱ぐ。
軽くオイルを使いながら、背中から足、腕、おなかとマッサージしてくれる。
何マッサージといえばいいんだろう。名前はともかく、とにかくうまい。どうして見えてないのに私の筋肉がどこにあるのかわかるの?
しかも、今日のマッサージャーの人は今までしてもらったことのないマッサージをしてくれた。おなかのあと、体を横にして、わき腹からおなかにかけて。マッサージをしてもらっていて、体を横にしてくれって言われたこと自体初めてだ。
私、今日おなかの調子が悪いから??それってラッシーの飲みすぎなんだけど。
それとも最近まで風邪を引いていて、肺の辺りが弱ってるから??
どうしてなのかわからないけど、彼女はおなかから胸の辺りをすごく丹念にマッサージしてくれた。

今日のマッサージは、バリでするようなリラックスするためのマッサージとは違って、体の調子を整えるような作用がある気がする。
マッサージしてくれる箇所が明らかに違うし、動きも違うし、早さももちろん違う。
私がバリで教わったマッサージとは明らかに矛盾するような動きもある。かといって痛みも不快感もない。きっと根本から違う種類のマッサージなんだろうと思う。

でも気持ちよければいいのだ。

今日のマッサージャーのお姉さんは私が受けたことのあるマッサージの中でも、上位3位には入る。ちなみに今のところのベストは、久米島のリゾートで受けたマッサージ。でも今日のマッサージとはぜんぜん違う種類なので本当は順番なんてつけられないんだろうけど。

明日も行っちゃおうかな。どうしようかな。
一人でこんなに楽しんじゃっていいのかな。
お母さん、Wolle、帰ったら、マッサージするので楽しんでても怒んないで ;)

リトルインディア


私がペナンで泊まっているGolden Plazaはリトルインディアの隅っこにある。
マレーシアにはマレー人と、中華系の人々、そしてインド系の人々がいて、地域によって、どの人たちが多いかが異なっている。

ペナンは・・・見る限り中華系の人が多いような気もするけど、それは私がウロつくあたりだけの話かもしれない。

リトルインディアにはもちろんインド人の人たちがたくさんいる。インド料理屋さんがたくさんあって、インドのものが売ってる店がたくさんある。日本で言う、横浜や神戸の中華街みたいなものだ。
なぜか大きなレストランはみんな24時間営業で、なんとなくいつも人がいる。
みんな夜何してるんだろう、と思うけど、そんなこと言ってる私も夜うろついてるからそういう人たちを見るんであって、人のことは言えない。

レストランはたくさんあるけど、当然のようにバーはない。だから酔っ払いもいない。安全といえば安全なんだろうか。引ったくりとか以外は。

夜遅くになると、歩道に人が寝始める。
日本に見たいに寒くないからダンボールの家こそないものの、ホームレスの人たちじゃないかと思われる。歩道にそのままごろっとするか、よくてござみたいな物を敷いている。
Golden Plazaの隣にあるKapitanというインディアンレストランも私のお気に入りのレストランのひとつ。
タンドリーチキンのプレートが特に人気みたいだけど、私はビリヤニというご飯にカレーが付いてくるのも気に入ってる。今回はちょっといつもと変えてみた。カレーとナン。カレーは私の好きなムートン(羊)。

レストランには一応外国人やインド人以外の人たちのためにスプーンとフォークが置かれている。でも私は手を汚しながら食べるのが好き。
だってこういうときでもなければ、お皿に指を突っ込んで食べるなんてことないもん。
ドリンクはスウィートラッシー。日本にあるドリンクヨーグルトみたいなもの。
一度インドでラッシーに入った氷にあたって大変な目にあったことがあるけど、この味はやめられない。マンゴラッシーとか、ほかにもフルーツの入ったラッシーもあるんだけど、やっぱりプレーンの甘いのがいい。
ちなみに塩が入ったラッシーもあるけど。


今年タイは風が強くて涼しいので、リトルインディアのサリー用の布屋さんで、ブランケットを2枚買った。
コットンの小型のブランケットで、涼しい夜にちょうどいい。
去年1枚買ってとても使い勝手がいいし、時々夜Wolleに奪われるので2枚追加することにした。
紺なのはタイにはないし、1枚6RM(200円弱?)。
文句ないでしょう。

お香やらなんやら、ショッピングし出すときりがない。
見るだけ。見るだけ。

一度に全部楽しんじゃうと次回ビザランで来た時にすることなくて困るから・・・。

移動するレストラン

タイの町では頻繁に地元の食べ物を食べる屋台が見つかる。
私が見てる限り、タイ人の人たちは小分けに食事をするみたいで、しょっちゅうおやつみたいなものや果物を口にしている。

そりゃそれが食文化なんだから当たり前なんだけど、そんな軽食が、またすぐ手に入るようになってる。バイクに屋台がくっついて、そんな軽食やさんが移動してることもよくある。
バイクはゆっくりゆっくり走りながら、パフーーー、パフーーーーって昔日本でもよく聞いていたような音を立ててそこらを走る。
もちろんこれはピピにはないんだけど。

で、少し遠くからでも「ピー、カー」なんて呼ぶと、目の前まで来てくれる。
この移動屋台がすごい。

バイクの横についている大型のリヤカーみたいなものには、すでに火が起こしてある炭も乗っていれば、ガスのタンクも乗っていて、揚げ物すらしてくれる。
グリーンパパイヤのサラダ、ソムタムなんかも作ってくれる。
まさに、移動する屋台、あるいはレストランだ。付いてないのはテーブルといす。食器だけ。
あ、それがないと屋台っていえないのかな。

しっかりタイ人向けの味なので、よっぽど気をつけて頼まないと、とんでもなく辛いものが出てきて、火を噴くことになるけど、たいていはすごく美味しくて、すごく安い。
串ものは1本5Bとか。5Bって15円くらいかな。

ピピではバイクが使えないのでここまで大げさな異動屋台はない。
その代わりに、通りの各角で似たようなスナック類を見つけることができる。昼間はいなくて、夜になると出現するところを見ると、その屋台だって実は移動式なんだろう。

でもなんて言ったって、美味しいんだから移動しようがしまいがかまわない。
小腹がすいたときにちょっとだけ。
結構このシステム気に入ってる。

バスストップ

前回のペナン行きからすでに3ヶ月が過ぎて、またしてもペナンへビザランに行くことになった。
今シーズンはビザの取得がそれほど厳しくないので、2回連続でペナンでも問題なさそう。

ピピ~クラビ~ハジャイと乗り換えて、最後のミニバスでペナンに向かう。
ハイウェイのような、いやおそらくハイウェイなんだと思うけど、まっすぐな道をひたすら走るミニバンが、時々ギアが入っていないような音を立ててる。
しばらくすると、バンが路肩をノロノロ走ってることに気づく。
あれ、どうしたの?なんて思ってるうちに停車。

どうも故障らしい。
ドライバーが携帯電話で何か話してる。みんな外に出てくつろぎだした。
ドライバーは英語で状況を説明できないらしく、何も言わない。
けれど、こりゃどう見たって故障で、後ろからほかのバンが来るのを待ってるんだ。と、推測。こういうとき、推測って大事よね。

でも、うへー。
ただでさえ9時とか10時とかそんな遅い時間にペナンに到着して、トラベルエージェンシーにとっても、宿にとっても遅い時間なのに。
しかも止まっちゃったところは、まだタイ。
国境ってずっと開いてるんだろうか。国境によっては開閉時間があるところだってある。
同乗していたタイ人のお姉さんと話すと、30分位で別のバンが着くし、国境もずっと開いてるらしい。
本当かな・・・。なんて、思っていると想像以上に早くミニバンが来た。タイでは上出来の類だ。

乗り換えたミニバンは遅れを取り戻そうとしているみたいで、すごい勢いでかっとんでる。
思わず、ぅひゃーなんて言ってたら、隣のイギリス人のお姉さんもちょっとどこかにつかまりながら「すごい速さだね」って。

でもやっぱりペナンのチュリアストリートに着いたのはタイ時間の11時ごろ。
慌てていつも頼むトラベルエージェンシーに行くと、ドアにはClosedの札が出てたけど、翌日のための申請をさせてくれた。
ありがとー!!
よかった、間に合って。じゃないと、1日ペナンに長くいなくちゃならない。

しかも最近はビザが当日に下りるらしく、翌日午後4時には受け取れる。なんとありがたい。

しかも常宿のGolden Plazaも、おじさんが受付で何かしていて、ドアの鍵こそ閉まっていたものの、開けてくれた。
あの無愛想なおばさんをたたき起こすのイヤだなー、なんて思っていたから、笑ってもないおじさんの顔が優しい笑顔に見えた。
12時過ぎてるのにありがとう。
バスも遅れたけど、実はトラベルエージェンシーからGolden Plazaの間で、我慢できずにラーメン食べてました。

イヤー、なんだかドタバタした1日だった。

おしり

最近ピピでは、かわいいものからセクシーなものまで、ビキニの数がそろってる。
通りを歩いていて、思わず立ち止まりたくなるようなデザインがぶらぶらしてる。でも私は立ち止まらない。
どうしてかって。
以前買ったことがあるのだ。

ビキニは基本的にワンサイズ。まあ、要はミディアムかなんかに統一されている。トップもボトムも全てひもで縛るようになってるから「ワンサイズ」なるものが可能なんだと思う。
ただそのワンサイズが私にはどうにも通用しない。
布の部分が明らかに大きすぎる。いくらひもを最短まで縛っても、もともとの布が大きすぎるんだからどうにもならない。

私は日本にいたら決して小さい人じゃない。たいていはミディアムで間に合う。
日本以外にいるときにも、特に大きい人たちの国にいるんでもなければ、背は少なくとも普通だと思う。スウェーデン人やドイツ人の中にいると豆みたいだけど。

先シーズン持ってた、、、って言っても買ってもらったんだけど、ビキニと同じものを欧米人のオネーチャンが着てるのを通りで見かけた。
「あ。同じビキニだ。やっぱかわいいじゃん。」
って、そこまではいい。そして気づく。
「なんか私が着たときと違う気がする。」

トップはオネーチャンのボリュームたっぷりのおっぱいを半分くらいしか隠してない。ボトムも然り。まぁるいおしりの真ん中くらいしか隠してない。
南の島の太陽の下、彼女はとっても健康そうに見え、すっごくキュートだ。
同じビキニを着てるんだから、私もそんな風に見える・・・わけない。

私が着ると、ボトムはまるでオムツなしにオムツカバーをしているみたいに見えるし、トップはとてもじゃないけど形容に値する言葉が見つからないほどみすぼらしい有様になる。
このビキニの三角は私の背中までカバーしてくれようとしているのか、とさえ思う。

私のおっぱいもおしりもどうしてこんなにぺったんこなのっっ!!

200歩譲っておっぱいは許そう。これだけしかなければ絶対に垂れることはないと思われる。年取ってもプリッとはいかないだろうけど少なくとも今とそう変わらない形を維持しそうだ。・・・二十歳の頃のことを思うとあんまり断言もできないけど。

だけど、おしり!!

自分じゃよく見えないから見た目の形容はうまくできないけど、この前Wolleが「やすこのお知りはどこからどこまでなの?」ッテ、フツーの顔をして聞いていた。
要するに隆起がほとんどないってことだ。

いつだったっけか、これもWolleとの会話。
突然Wolleが私の尾てい骨に気づいて「なんだこれは!!?」
なんだって・・・、今書いたばっかりだけど、尾てい骨じゃん。「昔の尻尾のなごりでしょ。Wolleにもあるでしょ?」って言うと、そんなものはないって言う。
うそつけ。尾てい骨ない人なんていないよ。ないわけないじゃん。
で、Wolleのおしりをさわると・・・ない。
ないっていうか、探せない。みつからない。

そうなんだ。この人のおしりは、ウェストのすぐしたから始まって、キュっと上がって丸く終わってる。お知りは小さいのにしっかりお肉が外に向かって付いてる。サロンが似合うのもそのせいだ。
「Wolleのおしりかっこいいよね。」って言ったら「よく言われる。」って、腹の立つ答えが返ってきたことがある。
でも尾てい骨はお肉に埋まってて触れない。ちなみに、私が硬いところにずっと座ってると痛くなる、おしりの下の部分の骨も見つからない。

いいよねー、こういうおしり。
これが女の子だときっとまぁるいかわいいおしりになるんだ。

私もビキニに飲まれないようなおしりが欲しいなぁ。
まぁ、でもこんなおしりだから余計な虫がよってくる心配もなく、ビキニでバタバタ走り回っていられるんだろうけどね。
それなりにいいところもあるさ・・・。
なんかちょっと寂しい終わりかただなぁ。

2009/01/12

ピピの固有種?!

2年前にピピに戻ってきたときに、水中で見られる生物に少しだけ変化があることに気づいた。
2006年年末は水温が低かったってほかのダイバーも言ってたけど、私が2年前に感じたのはそのせいだけでもないと思う。
シーズンを通して、水温が下がっていることは確か。当てになる記憶とは言いがたいけど、私の覚えてる限り、シーズン終わりごろには、1度くらいだけど水温上昇のためにサンゴの白化をよく見た。で、そのままローシーズンに水温が下がってくれないと、そのまま死んじゃうっていうのも聞いた。そのころの水温は29度~30度あったと思う。

今は27度平均。ここ何日かは26度にまで下がる日もある。シーズンの初めは28度あったのに。
27度だと、私にとっては3ミリのウェットスーツだけでは1時間持たない。------あ、そういえば、私のウェットスーツこの前着ようとしたときにぽろっ、ってジッパーのレールを通す要の部分が取れて壊れた。あ、そんな話じゃなくて。
とにかく、水温のせいかそうじゃないのか、生物が変わってきてる。

名前は知らないけど、本当は知ってなくちゃいけないんだろうけど、貝の種類でウミウシみたいなやつ。ここでは何人かがBlack Diamondって呼んでる。図鑑によると、モルディブにしか生息しない貝を時々見るようになった。
モルディブでは確かにちょこちょこどこでも見かけるもの。初めてモルディブでダイブしたとき、大きいウミウシだと思った。

2年前には1ヶ月くらいの間だけ、頻繁にデビルスティンガを見かけた。
このデビルスティンガ。名前のとおり、ひどい毒をもったヒレで刺す。もちろんウェットスーツの上からさされただけでもひどくはれてすごく痛い。
生徒さんに砂地に座ってもらうとき、ドキドキだった。生徒さんの初めてのダイブでそんなものに刺されたらシャレにならない。

去年、ビダノックのディープサイドでツノダシの群れを発見。
遠くから見えたとき、「へー。ピピにもムレハタタテダイいるのねー。」なんて思ってて、近くまで来てびっくり。
ハタタテダイじゃなくてツノダシじゃん。
この2種類は体の模様がよく似ていて、始めてダイブする人には同じに見える。でも違う。

ところで、ムレツノダシ。
そんなのいるの??普通は多くても5,6匹で泳いでるのに。しかも絶対に100匹はいるような群れ。
今年はそれをビダノックのシャローサイドでも、パロンでも見かける。

これってピピの固有種なんじゃない??
「ムレツノダシ」




ただ、当然のことながら、見られなくなってるものだっている。見ないでいると忘れちゃうけど。

例えば、レオパードシャークのメイティング(交尾前のダンスとか、追いかけっことか)なんて、今じゃめったに見ない。
まぁ、前だっていつも見られたわけじゃないけど、今ほどは珍しくなかった。

サンゴはウミウチワが前よりもきれいになっている気がする。数も増えてる。

こうやって、そうやって、少しずつ生態系って変わっていくものなんだろうか。

クマノミしかイソギンチャク(アネモネ)に住めなかったからクマノミの英名はアネモネフィッシュって言われる。でも今では、ほかの魚も体のシステムを変えはじめて、イソギンチャクに住めるようになっってきてるって、何かの本で読んだ。
新しいものを見つけるとうれしいけど、気づいたらアレを見なくなったって言うのは少し寂しい。

でもそういうもんかな。
新しいものに喜んでいればいいのかもしれない。私に変えられることじゃないから。

2009/01/02

バンガローの住人

バンガローには沢山の住人がいる。
まずWolleと私。ちょっと前まではWolleの友人Thomasがしばらくいた。その前はAndreas。私たちよりも先に住み着いているのが沢山。

まずヤモリ。蚊を食べてくれるので仲良し。そして私よりも少しだけ小柄なトカゲが時々高床のバンガローの下にやってくる。1Mくらいのもいる。

この前はバルコニーで指くらいの太さで30cmくらいの緑色のヘビが歩いてた。タイ人のManに聞いたところ、似たヘビが2種類いるらしい。同じ体色だけどしっぽが茶色いのは毒を持ってるらしい。
うちのがどっちなのか、そこまで見なかったけど、それほど頻繁に出てくるわけじゃないのでよし。

シーズンの初めには小さなネズミが部屋の隅を走っているのを見た。
ネズミは靴やら何やら、何でもかんでもかじるので、私たちは敵とみなしている。
ある日、私の大事なキャベジンがかじられてた。
でもそれ以来ネズミのいる形跡がないので、たぶんもっと食料がおいてあるバンガローに引っ越したんだと思う。うちでは、かじられて困るケーブル類、口に入れることが可能なものはすべて隙間のないケースに入っている。
ネズミたちが他から帰ってこないといいけど・・・。

他にもまだ敵はいる。
ありんちょ。3種類。
黒い中くらい位のと、赤茶の大と小。
服部さんとこでは赤茶の大きいのが沢山いるらしいけど、うちでは小さいのがうじゃっといる時がある。
ジュース1滴たらしても、数分のうちにわらわらとどこかから集まってくる。たらしたジュースくらいならまだいい。
間違えてバゲットなんか置き忘れた日には、せっかく翌日のために買ったバゲットもまったく食料とはいえなくなる。

この前、プーケットでありの巣を退治するものを見つけた。よく見ると日本語で「アリの巣コロリ」なんて書いてある。
ピピに戻って早速試してみる。
プラスチックのケースの中に別包の顆粒の粒を入れてバルコニーへ。
すると、あっという間にすごい数の赤茶のありんちょが集まってきた。
来るわ、来るわ。
しかも1匹1匹が嬉々としているように見える。
顆粒の中には黄色い粒と、茶色い粒があるのに、なぜか黄色い粒ばっかり持っていく。えさの味が違うんだろうか。
ありんちょの行列をたどっていくと・・・。1回バルコニーの下を通って、・・・またあがって下がって・・・。
え?!
最終的に入っていく巣の入り口かと思われる小さな穴は、私がいつもクッションを置いて転がっている真下。

こんなに近くにいたんじゃ、そりゃ頻繁に咬まれるわけだ。

Wolleと私はありんちょがすごくエキサイトして粒を持っていくのを見つめながらニヤニヤ。何も知らずにありんちょたちは黄色い粒を運ぶ。
これって食べたらすぐ死んじゃうの?どうして巣ごとだめになるんだろう。

そぉれ、持ってけ、持ってけ。なんて言いながらハッ!!なんだか私たちって悪魔じゃない??このありんちょたち、なにも知らずにどく運んでんだよ?
お互いに悪魔だ、悪魔だ、って言いながら、でもやっぱりこれまでのありんちょたちの襲撃を考えると、ニヤニヤしてしまう。

数時間後ふと思い出して、ケースを見ると、黄色の粒が明らかに減ってる。でも同時にケースに出入りしてるありんちょの数も減ってる。
あれ?もう飽きちゃったのかな。
ありんちょは依然巣を出入りしてるけど。
それならば、とダウンタウンに降りていく前にケースを違う位置においてみた。
翌日、ケースの中の黄色い顆粒は全くなくなっていた。
そしてそれ以降、そのありんちょたちに悩まされることがなくなった。
すごい効き目。

それからほぼ1ヵ月。私たちのバルコニーであの赤茶のありんちょを見ることはなかった。
でもまた数日前から再襲撃が始まった。1ヶ月に1度くらいあれを使わなければいけないみたい。
でもそれですむならありんちょなしのバンガローのほうがいいな。

あけましておめでとう

年が明けた。
年末から何日もダイビンもパーティも忙しくて、やっと落ち着いた感じ。
というか、昨日今日はダイビングに行かないでいるので、ずいぶんゆっくりしてる。

朝はゆっくり起きるのに、習慣で12時には眠くなってしまうので、自動的に睡眠時間が増える。そして体はもちろん楽になる。

インストラクターの仕事をしているころは、1日も2日も休みなんてなかったので、こんなにリラックスしちゃっていいんだろうか、なんて思う。
そして、もちろん休日はあっという間に終わる。

でもいくらお休みが心地よくても、休んでいるばっかりじゃ生活していけないので、明日くらいからまた海で潮漬けかな。
最近しわが増えたような気がするのは、年齢よりも潮のせいじゃないだろうか。潮が肌のつやを吸収してるとか・・・。


今年は年末から急に日本人のダイバーが増えて、今4人いる日本人スタッフもそれぞれ忙しい。
いいことだ、いいことだ。

今年がみんなにとっていい1年になりますように。