2009/01/26

ブレスレット


津波で被災した後、プーケットからバンコクに輸送されるとき、空港でお坊さんにブレスレットとペンダントをもらった。
ペンダントは偉いお坊さんかと思われる人の写真がついていて、普段からしているとちょっと違和感があるのでいつも貴重品入れにしまってある。

でも、ブレスレットはその日からずっと私の手首についてる。
ブレスレットはカラフルな紐を編んで作ってある。

そのブレスレットが最近伸びて大きくなってきた。ウェットスーツを着たり脱いだりするときに、ひじのほうまで上がってくることもあるし、服を脱いだとき、気づかないうちにすぽって抜けちゃうこともある。

この前ふと気がついたら手首になくて、とても慌てた。
どこで落としたの???!!!
って、ワタワタしそうになったら、今服を脱いだ、その足元に落ちてた。
それがあってからちょっと気にしてるんだけど、よく見ると、伸びちゃっただけじゃなくて、切れかけてるところがある。

これが切れちゃって、このブレスレットができなくなったら、きっと不安になるんだろうなぁ、と思ってる。
それとも、これが切れたときに、私の中に残ってる何かまだ形を現していないものが消えたりするだろうか。
そんなに簡単にいかないことはわかってるけど。

0 件のコメント: