ペナンに来た時にもうひとつ楽しみがある。
マッサージ。
マレーシアでするマッサージはほとんどが中華系で、多いのが足ツボのマッサージ。
モルディブで働いていたときにSpaでマッサージを受けるようになって以来、私はマッサージに目がない。マッサージって聞くだけで何でも試してみたくなる。
ただ、中華系の足ツボマッサージは、たいてい私には強すぎて、翌日からの数日間は確実に足が痛むし、おまけにマッサージに行ってきましたとばかりのあざが各ツボの箇所にできるのでそれほど好きじゃない。といっても、それに気づくまでに何度もマッサージしてもらったけど。
ペナンでもよく見かけるのが足の裏の反射区が描かれてる看板。
ただ、店によって、盲人の人たちのみで経営しているところがある。
初めてそういう店に入ったときには、それとは知らずに入った。そのときは足のマッサージだけを頼んだのだけれど、これがまたすごくよかった。
マッサージをしてくれる人たちはたいてい、光程度と目から数センチ先くらいしか見えないみたい。
そのせいできっと、視覚でこの辺だ、というところを揉んでるんじゃなくて、触って「ここだ」っていうところを揉んでるんだと思う。
強すぎず、弱すぎず、しかも的確なところを揉んでくれる野で、すごく気持ちいい。いやこれは、ウチのお母さんをぜひ連れて行きたいところのひとつだ。
日本でも昔は按摩さんと呼ばれる人たちは盲人の人たちが多かったように聞く。
マッサージをするのに目はいらないということだろうか。
何度か同じ店に行っていたのだけれど、今回違う店を見つけたのでそこに入ってみた。
前の店もそうだったけれど、足だけのマッサージには男性がしてくれるみたい。でも、全身を頼むと女性のお客さんには女性のマッサージャーが付いてくれる。
今日もちょっと待たなくちゃいけなかったけど、女性が付いてくれた。
狭い部屋へ移動して、服を脱ぐ。
軽くオイルを使いながら、背中から足、腕、おなかとマッサージしてくれる。
何マッサージといえばいいんだろう。名前はともかく、とにかくうまい。どうして見えてないのに私の筋肉がどこにあるのかわかるの?
しかも、今日のマッサージャーの人は今までしてもらったことのないマッサージをしてくれた。おなかのあと、体を横にして、わき腹からおなかにかけて。マッサージをしてもらっていて、体を横にしてくれって言われたこと自体初めてだ。
私、今日おなかの調子が悪いから??それってラッシーの飲みすぎなんだけど。
それとも最近まで風邪を引いていて、肺の辺りが弱ってるから??
どうしてなのかわからないけど、彼女はおなかから胸の辺りをすごく丹念にマッサージしてくれた。
今日のマッサージは、バリでするようなリラックスするためのマッサージとは違って、体の調子を整えるような作用がある気がする。
マッサージしてくれる箇所が明らかに違うし、動きも違うし、早さももちろん違う。
私がバリで教わったマッサージとは明らかに矛盾するような動きもある。かといって痛みも不快感もない。きっと根本から違う種類のマッサージなんだろうと思う。
でも気持ちよければいいのだ。
今日のマッサージャーのお姉さんは私が受けたことのあるマッサージの中でも、上位3位には入る。ちなみに今のところのベストは、久米島のリゾートで受けたマッサージ。でも今日のマッサージとはぜんぜん違う種類なので本当は順番なんてつけられないんだろうけど。
明日も行っちゃおうかな。どうしようかな。
一人でこんなに楽しんじゃっていいのかな。
お母さん、Wolle、帰ったら、マッサージするので楽しんでても怒んないで ;)
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