バンガローには沢山の住人がいる。
まずWolleと私。ちょっと前まではWolleの友人Thomasがしばらくいた。その前はAndreas。私たちよりも先に住み着いているのが沢山。
まずヤモリ。蚊を食べてくれるので仲良し。そして私よりも少しだけ小柄なトカゲが時々高床のバンガローの下にやってくる。1Mくらいのもいる。
この前はバルコニーで指くらいの太さで30cmくらいの緑色のヘビが歩いてた。タイ人のManに聞いたところ、似たヘビが2種類いるらしい。同じ体色だけどしっぽが茶色いのは毒を持ってるらしい。
うちのがどっちなのか、そこまで見なかったけど、それほど頻繁に出てくるわけじゃないのでよし。
シーズンの初めには小さなネズミが部屋の隅を走っているのを見た。
ネズミは靴やら何やら、何でもかんでもかじるので、私たちは敵とみなしている。
ある日、私の大事なキャベジンがかじられてた。
でもそれ以来ネズミのいる形跡がないので、たぶんもっと食料がおいてあるバンガローに引っ越したんだと思う。うちでは、かじられて困るケーブル類、口に入れることが可能なものはすべて隙間のないケースに入っている。
ネズミたちが他から帰ってこないといいけど・・・。
他にもまだ敵はいる。
ありんちょ。3種類。
黒い中くらい位のと、赤茶の大と小。
服部さんとこでは赤茶の大きいのが沢山いるらしいけど、うちでは小さいのがうじゃっといる時がある。
ジュース1滴たらしても、数分のうちにわらわらとどこかから集まってくる。たらしたジュースくらいならまだいい。
間違えてバゲットなんか置き忘れた日には、せっかく翌日のために買ったバゲットもまったく食料とはいえなくなる。
この前、プーケットでありの巣を退治するものを見つけた。よく見ると日本語で「アリの巣コロリ」なんて書いてある。
ピピに戻って早速試してみる。
プラスチックのケースの中に別包の顆粒の粒を入れてバルコニーへ。
すると、あっという間にすごい数の赤茶のありんちょが集まってきた。
来るわ、来るわ。
しかも1匹1匹が嬉々としているように見える。
顆粒の中には黄色い粒と、茶色い粒があるのに、なぜか黄色い粒ばっかり持っていく。えさの味が違うんだろうか。
ありんちょの行列をたどっていくと・・・。1回バルコニーの下を通って、・・・またあがって下がって・・・。
え?!
最終的に入っていく巣の入り口かと思われる小さな穴は、私がいつもクッションを置いて転がっている真下。
こんなに近くにいたんじゃ、そりゃ頻繁に咬まれるわけだ。
Wolleと私はありんちょがすごくエキサイトして粒を持っていくのを見つめながらニヤニヤ。何も知らずにありんちょたちは黄色い粒を運ぶ。
これって食べたらすぐ死んじゃうの?どうして巣ごとだめになるんだろう。
そぉれ、持ってけ、持ってけ。なんて言いながらハッ!!なんだか私たちって悪魔じゃない??このありんちょたち、なにも知らずにどく運んでんだよ?
お互いに悪魔だ、悪魔だ、って言いながら、でもやっぱりこれまでのありんちょたちの襲撃を考えると、ニヤニヤしてしまう。
数時間後ふと思い出して、ケースを見ると、黄色の粒が明らかに減ってる。でも同時にケースに出入りしてるありんちょの数も減ってる。
あれ?もう飽きちゃったのかな。
ありんちょは依然巣を出入りしてるけど。
それならば、とダウンタウンに降りていく前にケースを違う位置においてみた。
翌日、ケースの中の黄色い顆粒は全くなくなっていた。
そしてそれ以降、そのありんちょたちに悩まされることがなくなった。
すごい効き目。
それからほぼ1ヵ月。私たちのバルコニーであの赤茶のありんちょを見ることはなかった。
でもまた数日前から再襲撃が始まった。1ヶ月に1度くらいあれを使わなければいけないみたい。
でもそれですむならありんちょなしのバンガローのほうがいいな。
0 件のコメント:
コメントを投稿