先日、料理をしているときにWolleの姪っ子、Majaがキッチンに遊びに来た。彼女は時々することがないと私のところに来てちょろちょろとおしゃべりをしていく。
初めてこの家に来たころは、彼女もまだ幼稚園に通っているころで、私がドイツ語を話さないということもやっと理解できる程度。そのころは、私と話をしに来る、というよりも、私を「見に」くる、という雰囲気だった。
それが去年あたりから、彼女も学校で少し英語も学び始め、「外国語」というものへの意識も少しはできてきたのかもしれない。
私に話すときは少しだけど、ゆっくり話してくれているような気もする・・・気のせいかもしれないけど・・・。しかも私が話していてわからない単語があると、その単語を説明してくれる。
これは、話の内容はたいしたことなくても、悪くはない。
その日私が何を作っていたのかは覚えていないけれど、冷蔵庫からパプリカを出した。
日本でのパプリカの値段はドイツのそれと比べるとばかばかしいほどに高い。ここではパプリカはかなり頻繁に使う野菜のひとつで、3つ入りで袋に入り、1€少々。
袋には3色のパプリカが入っている。
たいていは、日本のピーマンのような緑、そして黄色、赤、の3色だ。
冷蔵庫から出したパプリカを、さらに袋から出していると・・・
「パパは黄色が好きなの」
と、Maja。
最初に私が理解したのは「Majaのパパ、Wolleのお兄さんは、色というものにおいて『黄色』が好き」。
私が
- Und du? (あなたは?)
と聞くと、赤が好きだという。
あれ。
好きな色はしょっちゅう話に出てくるんだけど、Majaが好きな色はおととしはピンク、去年は水色だった。今年は変わったのかしら、また。
そこで、はっと気づいた。
彼女が話しているのは「好きな色」ではない。
彼女が話しているのは「好きなパプリカの色」なんだ。
彼女が「パパは黄色が好き」と言ったときに、gelb(黄色)の後ろにくっついた語尾変換が聞き取れなかったから色の話をしているのだと思ったけど、それが聞き取れていれば「黄色い何か」が好きなのだとわかったんだと思う。
さて、前置きはこの辺にして、野菜の色。
Majaのパパが緑のパプリカよりも黄色いパプリカのほうが好きなように、同じパプリカでも味、食感が少々違う。
たとえばほかの野菜で、インゲン。これにも黄色と緑がある。
かぼちゃもオレンジと黄色がある。
ジャガイモも一般の薄茶色と、紫色に近いもの。
マッシュルームも白と茶色・・・これは少し種類が違うのかな。
日本でも手に入る、普通のキャベツと赤キャベツのようなものだ。あるいは赤いりんごと緑のりんご?
そういえば以前カナダに住んでいるころ紫色のにんじんを見てショックを受けたことがある。
にんじんはオレンジ色、ピーマンは緑色。
そんな風に一概に言えないみたい。
さて、Majaが言うように、人によってこっちの色のほうが好き、ということがある。ちなみにWolleはたいてい緑が好きだ。
さっきも書いたように色によって微妙に味や食感が違うので、好みが出てくるんだろうと思う。
黄色は全体にちょっと柔らかめで水分が多い。緑は全体に歯ごたえがある。
赤いパプリカはほかの色と比べると皮がしっかりしているように感じる。
それまでも、インゲンの好きなWolleが「緑もっといれて、黄色はちょっとでいい」というのを聞いていたので、インゲンに食感の違いがあるのはわかっていたけど、そういわれてみれば、黄色はどれも食感がやわらかく、煮込むとすぐにとろけたようになってしまう。
黄色いかぼちゃなんて、私たち日本人が・・特にうちの母が・・・好きな「ほくほくした」かぼちゃと同じ種類の野菜とは思われないほど柔らかく水っぽい。まるで冬瓜がかぼちゃになりたがっているような味だ。
ちょっとしたMajaの発言で、いいこと発見。
こういうことって、ここで小さなころから育ってないと、なかなか知識としては手に入らない。
彼らにとっては当たり前のことなんだろうけど、外国人の私にとっては、な~るほど、だ。
今まで適当にパプリカを使っていたけれど、これからはちゃんと色を選ぼう。
あ、ちなみにパプリカにはもう一色、オレンジ色がある。黄色のパプリカと似ていて、食感が柔らかく、ほかの色よりも水っぽい。サラダに入れると色合いも味も抜群です。
初めてこの家に来たころは、彼女もまだ幼稚園に通っているころで、私がドイツ語を話さないということもやっと理解できる程度。そのころは、私と話をしに来る、というよりも、私を「見に」くる、という雰囲気だった。
それが去年あたりから、彼女も学校で少し英語も学び始め、「外国語」というものへの意識も少しはできてきたのかもしれない。
私に話すときは少しだけど、ゆっくり話してくれているような気もする・・・気のせいかもしれないけど・・・。しかも私が話していてわからない単語があると、その単語を説明してくれる。
これは、話の内容はたいしたことなくても、悪くはない。
その日私が何を作っていたのかは覚えていないけれど、冷蔵庫からパプリカを出した。
日本でのパプリカの値段はドイツのそれと比べるとばかばかしいほどに高い。ここではパプリカはかなり頻繁に使う野菜のひとつで、3つ入りで袋に入り、1€少々。
袋には3色のパプリカが入っている。
たいていは、日本のピーマンのような緑、そして黄色、赤、の3色だ。
冷蔵庫から出したパプリカを、さらに袋から出していると・・・
「パパは黄色が好きなの」
と、Maja。
最初に私が理解したのは「Majaのパパ、Wolleのお兄さんは、色というものにおいて『黄色』が好き」。
私が
- Und du? (あなたは?)
と聞くと、赤が好きだという。
あれ。
好きな色はしょっちゅう話に出てくるんだけど、Majaが好きな色はおととしはピンク、去年は水色だった。今年は変わったのかしら、また。
そこで、はっと気づいた。
彼女が話しているのは「好きな色」ではない。
彼女が話しているのは「好きなパプリカの色」なんだ。
彼女が「パパは黄色が好き」と言ったときに、gelb(黄色)の後ろにくっついた語尾変換が聞き取れなかったから色の話をしているのだと思ったけど、それが聞き取れていれば「黄色い何か」が好きなのだとわかったんだと思う。
さて、前置きはこの辺にして、野菜の色。
Majaのパパが緑のパプリカよりも黄色いパプリカのほうが好きなように、同じパプリカでも味、食感が少々違う。
たとえばほかの野菜で、インゲン。これにも黄色と緑がある。
かぼちゃもオレンジと黄色がある。
ジャガイモも一般の薄茶色と、紫色に近いもの。
マッシュルームも白と茶色・・・これは少し種類が違うのかな。
日本でも手に入る、普通のキャベツと赤キャベツのようなものだ。あるいは赤いりんごと緑のりんご?
そういえば以前カナダに住んでいるころ紫色のにんじんを見てショックを受けたことがある。
にんじんはオレンジ色、ピーマンは緑色。
そんな風に一概に言えないみたい。
さて、Majaが言うように、人によってこっちの色のほうが好き、ということがある。ちなみにWolleはたいてい緑が好きだ。
さっきも書いたように色によって微妙に味や食感が違うので、好みが出てくるんだろうと思う。
黄色は全体にちょっと柔らかめで水分が多い。緑は全体に歯ごたえがある。
赤いパプリカはほかの色と比べると皮がしっかりしているように感じる。
それまでも、インゲンの好きなWolleが「緑もっといれて、黄色はちょっとでいい」というのを聞いていたので、インゲンに食感の違いがあるのはわかっていたけど、そういわれてみれば、黄色はどれも食感がやわらかく、煮込むとすぐにとろけたようになってしまう。
黄色いかぼちゃなんて、私たち日本人が・・特にうちの母が・・・好きな「ほくほくした」かぼちゃと同じ種類の野菜とは思われないほど柔らかく水っぽい。まるで冬瓜がかぼちゃになりたがっているような味だ。
ちょっとしたMajaの発言で、いいこと発見。
こういうことって、ここで小さなころから育ってないと、なかなか知識としては手に入らない。
彼らにとっては当たり前のことなんだろうけど、外国人の私にとっては、な~るほど、だ。
今まで適当にパプリカを使っていたけれど、これからはちゃんと色を選ぼう。
あ、ちなみにパプリカにはもう一色、オレンジ色がある。黄色のパプリカと似ていて、食感が柔らかく、ほかの色よりも水っぽい。サラダに入れると色合いも味も抜群です。
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