2013/09/09

海外でおいしいトンコツラーメンが食べた~い! その1 ~とんこつスープ~

ドイツのこの町に、もう一人日本人の女性が住んでる。
彼女は私のように季節居住者ではなく、ちゃ~んと仕事もしてる。

さて、この彼女、九州の出身。
ある日食べ物の話をしていて、「あ~、トンコツラーメン食べたいな~」なんていう言葉が出てきた。

とんこつか~、なんて想像したけど・・・あれ、私時々トリガラスープ作ってるじゃん。もしかしたら、豚骨さえ手に入ればトンコツスープできるんじゃない?

これが始まり。


そして、なんと私たちには最近大手のお肉屋さんの裏方で仕事をしているHeiniがついている。
早速Heiniにお願いする。
「ねぇねぇ、豚の骨って手に入る?日本食のスープを作りたいの」
こと「日本食」というところを強調する。・・・・じゃないと、肉ではなくてなぜ骨・・・?っていうことになるんじゃない?

気のいいHeiniは「いいよ~」と。
だけどやっぱり一言。「骨だけ?肉はついてなくていいの?」
いいの、いいの。


ただ「スープ」という一点に気が向いていた私は、「ラーメンのスープ」だということをすっかり失念していた。
日本であれだけ「こだわりのスープ」なんていわれているのに、もらった豚骨だけでだしを作ってしまった。
いや、これだけで十分すでに豚骨ラーメンのようなにおいはする。だから、それだけで満足し、近所に住む日本人の彼女に電話した。
「スープで来たからラーメン食べる?」って。

冷蔵庫に入れておいたスープは、ぷるんぷるんのゼラチン状に固まっている。
hmhm・・・これはコラーゲンがたっぷりなのでは?


 お鍋に入れ、火にかける。

 
だけど、このスープホントに豚骨だけで作ってあるから味なんてしない。
駆けつけてくれた彼女がインターネットでほかに何を入れるのか調べてくれた。
 
干ししいたけ、昆布、野菜等々。
なに?そんな和だしもはいってるの?
これは、なかなか、手強いかも・・・なんて感じ始めたのは材料の量を聞いてから。
 
 
それでも、野菜類を入れ、豚骨で作ったスープで煮てみた。


出来上がったスープに塩を入れると、それなりにとんこつラーメンのスープの味がする。


 
今回、麺は日本から持ってきたインスタントラーメンの麺を使った。
 
ご近所の彼女。
これまた海外、同じドイツに住んでいる日本人の友達から、乾麺のパスタをラーメンの麺に変える方法を教わっていた。
インスタントラーメンの麺がなくなってしまったら、その後からはこの方法で麺を作ろうという話になってる。
 
わかめを乗せて、薬味とゴマも乗せて・・・。
出来上がり。


今日はスープの量がほんの少ししかなかったので、一人半人前ずつ。
 
 
さて、お味は?
一口すすってみる。
とんこつラーメンのぺたっとした感触が口に残る。
mmm・・・。もう一口。
 
なんだか、さっきスープだけ味見したときよりも、気持ち味が薄い気がする。
あるいは、何か・・・それが何かはわからないんだけど、何かが足りない。
そんなことを思いながら、一口、また一口と食べているうちに、半人前のラーメンはあっという間になくなってしまった。
 
まぁ、今回は初めてということで仕方ない。
材料の量も、スープの濃さも、まったく我流なんだから。
 
でも、これはこれで、自分たちで作ったと思えば、そう悪くもない。ただ、大幅に改良が必要なことは確か。
 
ということで、これから何度か試してみることになった。
私が今回ドイツにいるのは9月いっぱい。それまでに出来上がるだろうか。
 
 
「ここである材料を使ってとんこつラーメンを作りたい」
というのが私たちの目標。
日本では簡単に手に入る食材も、海外にいるとなかなか手に入らない。その材料でできるだけおいしいとんこつラーメンを作る。
 
当然日本のお店で食べるものよりも味が落ちるのは仕方ない。素人だし、材料が限られているし。
でも、当分これで楽しめそうな気もする。
 
当分Heiniにも「骨。骨」って、ねだることになる。
 
さて、次回はどれくらい改良できるでしょうか。
楽しみ、楽しみ。
 



 

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